1955-12-08 第23回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
これを妥当とお考えになりますか、また一方酒米を値上げする、酒米は値上げしてもよいかもしれぬけれども、高い酒米を原料にして作つた酒は、アルコールの含有分が多くなつて、結局酒を飲む大衆が犠牲になつておるということを考えませんか。現実に酒米が上つたからといつて、酒の小売価格を上げるわけにはいきませんよ。そうすると、そのしわはどこにくるのです。結局品質を落すよりほかしようがないじやありませんか。
これを妥当とお考えになりますか、また一方酒米を値上げする、酒米は値上げしてもよいかもしれぬけれども、高い酒米を原料にして作つた酒は、アルコールの含有分が多くなつて、結局酒を飲む大衆が犠牲になつておるということを考えませんか。現実に酒米が上つたからといつて、酒の小売価格を上げるわけにはいきませんよ。そうすると、そのしわはどこにくるのです。結局品質を落すよりほかしようがないじやありませんか。
たまたま二割以上ビールもあつた、酒もあつた、二割以上販売するような家で、同じ程度のものを同じ人間が同じ方法で消費しても、これは税金をとるというのは、もつぱらの解釈が逆じやないか。
これは貴重な米をつぶすならば、これだけ少い食糧事情の中でありますから、その上等の酒というものに対して、いわゆる米でつくつた酒というものに対して、ある程度までこれをむしろ減らして行つて、そうしてこれらのアルコール資源というものをもつと十分に活用するということが、総括的な食糧問題の解決に役立つと思うけれども、農林関係だけの増産問題だけを言つておる。
粉食奨励をいたしておりますが、今なかなかむずかしくて、内地米……、外米ですら米を食いたいという感じは変りませんと同様に、酒もやはり米で造つた酒が一番需要が多いという実情は、これ又無視するわけに行きません。酒は農村におきましても飲んでおりまして、やはり相当数量のものを安定する必要があります。
品質の点などから申しましても、コストの点から申しましても、正規につくつた酒の方がいい酒であり、同時に大量にも生産されますから、コストも安いわけであります。ただ税金がかかりますので、市場へ出る場合におきまして、正規の酒の方が高くなるというわけのものでございますので、この税金が安くなれば酒の値段も下る。そうすれば密造酒というものはなくなつて行く。
どちらかといいますと、それは現在におきましては或る意味において、まあ殆んど一般的なものがアルコールを入れたものになつておりますから、三倍増醸になりますと、多少そういうものと格は離れておりますが、それらの中で特に米だけで造つた酒、これは割合に数量も少くなつておりますし、こういうものを特に税法の上でとり上げまして、これが純粋清酒だといつたようなものを税法の上にはつきり現わして行くということは、現在の状況
現在はその関係はよほど緩和されておるわけでありますが、現在の酒の大部分は事実問題としてですね、昔のいわゆる米だけで造つた酒が昔ながらの酒であるといえば、まあそういう酒でなくなつておるわけですが、ただ最近技術的にも相当進歩して参つておりますし、まあ嗜好の変化しておるせいもあろうと思いますが、必ずしも現在の姿の酒も日本酒として十分まあ人に喜ばれておる姿でございますし、勿論昔ながらの酒を大いに愛好される方
○渡辺(喜)政府委員 今お話になりました委託醸造の問題につきましては、最近よりもむしろ一、二年前にそういう要望が非常に強うございまして、その当時から大蔵省としましてもずいぶん研究し、業界の方の御意見もずいぶん伺つたことがあるわけでございますが、どうもいろいろな面におきまして弊害が多いといいますか、結局どなたがどういうふうに委託して、委託した分として出て行つた酒なのか、そうでなくて、ほかの配給外の米を
安くなつた酒をよけいに飲むだろうという見積りでございまして、飲ますのがいいとか悪いということになりますと、大いに問題があることだと思いますが、これはまた別の問題であります。それから砂糖は大分安くなつたので、このくらいの税金を上げても、食生活上に非常な困難を与えるものではないというふうに考えた次第でございます。
それから第三番目といたしましては、昭和二十五年の暮に酒税が引下げられました当時、小売商或いは問屋さんのお持ちになつておつた酒に対しまして、その下げられた税差額だけを大蔵省からお戻しになつた例があります。従つて絹人絹織物におきましても同じ、酒の税と名前は変りましても、我々は消費税と同じ建前ではないか、こう考えておるのです。
従つてもろみ酒の業者は、もろみ添加用に使うところのアルコールの税金のほうは、それで作つた酒のほうにかかるのでございます。従いまして専売アルコールを供給いたしますとき、その税金を差引いた額、それで工業用のアルコールと同じような価格で売つているのです。従つて益金のほうは勿論税込みでございませんので、それだけ減つて来るということでございます。
「風まじり、雨ふる夜の、雨まじり、雪ふる夜は寒くしあれば、固塩を取つづしろひ、糟湯酒うちすするひて、しわぶかい、鼻ひしびしに……しかとあらぬひげかきなでて、吾をおきて人はあらじと、ほころへど寒くしあれば、麻ぶすま引かかぶり、布肩衣、ありのことごと着そへども寒き夜すらを……」このように歌つているのでありますが、ここに歌われている官吏の姿は、塩を肴にして糟で作つた酒を飲み、而もなお寒さに堪えかねて、衣類
それから、尚この施行に当りましてはいろいろ御議論も出たようですが、価格の、税金の下つた酒と、前に引取つた酒等が販売者の手にあるものにつきましてはいろいろ御配慮になりまして、前以ていろいろ同業者に対しては御指示があつて、それぞれの準備をいたしておると聞いておりまするから、大した支障もないと思いまするが、併し、尚手持のものにつきまして当局がそれに対する戻入れ等につきましては法に抵触しない、許す範囲においてできるだけ
○黒田英雄君 酒税法の改正について、酒の税が今度十二月一日から安くなるのですが、そのときに今まで持つておつた酒についての改正が規定されておるようですが、これを一つどういうふうな順序で、どうなるかということを具体的に説明して頂きたい。
新しく買うときは下つた酒を買つて来るということになりますね。
しかし東北でつくつた酒は東京で消費するので、税金は東北から上つても、これは相当部分が東京で消費されるということになつて参りますると、今の点は所得税だけでおつしやつておるのか、全体の税金かはつきりわかりませんが、それだけで今の寒冷地帶の所得税の問題を論ぜられるのは少し飛躍しておるのじやないかと思います。
私は自分の持つて行つた酒を飮んだのです。
それから釀造家が原価で作つた酒、燒酌を、政府は時にはそれを十五六倍価で売ると申しますが、そうでございますならば、正規釀造家でも自然に密造をすることになりはいたしますまいか。それから酒、煙草は、嗜好品とか又は必需品として六千三百七円ベースに加算されてあるのでしようか。又給與ベースは、その時以上は物価は上らぬものとして私共は賛成したのでありました。
まず最初に釀造をいたしまするところで、でき上つた酒精度並びに酒量を必ず監督しております。しかる後に割水する場合におきましては立会いをいたしまして、倉出しの石数もはつきり見当を出しております。従つて御説のようなことが起り得るはずはないと考えております。
○井上(良)委員 非常に不足する米の中から、酒をつくるために約四十万石近いものが酒造米としてまわされておりまして、これからつくつた酒をたしか本年大藏委員会かどこかにかかつたと思いますが、一般國民の家庭配給をやめて、これを自由販賣に改めた。そうして家庭配給する値段より、今度新しく自由販賣にします場合は、約二倍から三倍くらい高くなるという話を聞いたのです。
○委員外議員(太田敏兄君) 時間的の問題は、これは研究問題的にお話したのでありますが、今の人を殴つた、酒氣を帯びたというようなことは、実は今から三回前の國会で、奴を醉拂つて殴つてやつたというようなことを、今國会で取上げるのは本当はどうかと思うのですがね。
例えば農民から言わせると、報獎の酒だけだつて余分だ、多過ぎる程貰つた、酒なんかむしろ貰つても半分でもよい、酒ばかりでなく魚も要るのだから、結局濁酒を三百万石も四百万石も造るようになつたのは、あんなことで余計刺戟されたからだということをよく農村で申しておりますが、幾らかでも今までの酒が良くなつたらどんなによいだろうということを考えておりますが、農業方面に対する政府の施策が結局消費者を生かす途になるのでありますが