1947-12-03 第1回国会 衆議院 決算委員会 第26号
從いまして御承知のごとく會計法も議會において改正されまして、その線に沿いまして今までとは違つた豫算が四月一日から實施せられておるのは御承知の通りであります。
從いまして御承知のごとく會計法も議會において改正されまして、その線に沿いまして今までとは違つた豫算が四月一日から實施せられておるのは御承知の通りであります。
この追加豫算の文面を見ますると、どこにこの片山總理大臣の趣旨に副つた豫算が組まれているか。燃料に關する對策の豫算もなければ、今倒れかかつている民間の九十九の財團法人の研究所、それは學者が皆やみ屋をやつておるというような、まことに緊急を要する、救わなければならない學者が溢れているところの研究所、それを救濟する經費が一つもこの文面に見えていないのであります。
次にそれではこの大きくなつた豫算は、歳出はどういうふうに使われておるかということを見てまいりますと、一番大きなものとしてまず軍事費、それから敗戰國では占領費負擔、これを軍事費と同じものと見てその割合を見てまいりますと、イギリスでは戰爭中は、歳出豫算の八六%までは軍事費でございます。それが一九四六年には四二%に減つておる。今年度では二八%まで下つております。
そうしてまた私の見るところによりますと、この豫算の方が石橋氏のつくつた豫算よりもより不健全であります。つまり私に對して、どのくらいのことか何らか推論しろと申しますならば、來年の春の豫算が、すなわち今の豫算八百五十億以下であるというふうに言うことははなはだむづかしいのであつて、もしそれ以下であればむしろ僥倖であると言いたいのであります。
しかしタバコの値上げにつきましては、經濟安定本部、あるいは内閣といたしまして、その一般の物價に及ぼする影響を十分に考えまして、この追加豫算の組まれます過程におきましては、いろいろと折衝もいたし、考慮いたしたわけでありまするが、結局バランスの合つた豫算をつくりまして、從來のように財政資金なり産業資金なりがたくさん出ていつて、通貨の増發という面から、物價が高騰することを防ぎますることが、やはり必要と考えまして
たとえば、さつき言つた豫算案にしても、大體の會期を見合わして折衝して、ある點においては大體了解を得ておつたのが、關係方面の事情によつて根本的に覆つてきた。
質疑に入ります前に委員長と理事會にお任せ願つておつた豫算制度調査に關する小委員會と、豫算案の調査に關する小委員會の委員長、竝びに副委員長、理事などの指名をいたしたいと存じます。