1959-02-17 第31回国会 参議院 決算委員会 第7号
、こういうものについて、これは法の命ずるところによって捜査するのは当然ですが、しかしどうでしょうか、一般の公安ということに名をかりまして、労働組合を必要以上に捜査をする、あるいはまた、平和を守る平和団体をいろいろな面から、角度から、これを捜査をする、あるいは原爆に反対しておる原水協を捜査する、あるいは学生団体、婦人団体、農業団体、さらにこれは社会党、共産党こういうような政党に対して、非常に立ち入つた捜査
、こういうものについて、これは法の命ずるところによって捜査するのは当然ですが、しかしどうでしょうか、一般の公安ということに名をかりまして、労働組合を必要以上に捜査をする、あるいはまた、平和を守る平和団体をいろいろな面から、角度から、これを捜査をする、あるいは原爆に反対しておる原水協を捜査する、あるいは学生団体、婦人団体、農業団体、さらにこれは社会党、共産党こういうような政党に対して、非常に立ち入つた捜査
○政府委員(中川董治君) 教養の方法といたしましては、いろいろな物的な段取りに従つた捜査もやりますけれども、ひらめきというものはお互いの捜査員の相互啓発がやはりエレベートする方法だと思います。
さらに警察が行なつた捜査が真に正当性をもつておるかどうか、さらに民主団体側の抗議に対して慎重に検討する必要がある、そういう意味をもちましてしばらくの猶予を必要といたしたのでございます。つきましては民主団体の抗議の際、二十日に警察は御口答を申し上げようということでお別れいたしまして二十日に公安委員会が声明として発表いたし、さらに民主団体の抗議に対するお答えといたした次第でございます。
こういう点からいっても、法務当局としては政府の一部であるからといって一つの立場に立って片寄つた捜査をやらないように、徹底的にこの機会に捜査をして、再びこのような惨事の起らないように、そしてまたそれこそ犠牲者を慰める道であるとわれは考えて、この点を強く要望いたして私の質問を終ります。
要するにあの指揮権発動以後における検察の処置が、あるいは政治に検察が屈服した、あるいは時期を誤つた捜査をやつたがために、捜査の成績がよく上らなくつて、それがために検察が不信を国民に招いておる、そういうことがあつてはならないから、それをすみやかに回復するほうがいいではないかという御親切の御注意に承りました。誠にけつこうに存じます。
しかしあの指揮権発動によつて佐藤榮作氏の逮捕ができなくなり、当時の検察当局が予定しておつた捜査方針に狂いを生じて、爾後の捜査に支障を来したということは、先ほど申した通りあるべきであつたと思つております。しかしあの指揮権発動に検察当局が従つて、爾後の捜査を任意捜査によつてやつて極力捜査したけれども、結局予定通りに証拠が集まらないので、佐藤榮作氏に対する被疑事実についてはこれを起訴するに至らなかつた。
やはりある程度検察庁が公正妥当なことのなし得るようなことをここにしておかないと、往々にして片寄つた捜査権の使用が行われるような危険性ができはしないかと私は思う。従つて刑事訴訟法の改正がどうしても必要にならざるを得ないように私は考えるのでありますが、この点についてもし先生の御意見等がございましたら、この機会にお聞かせを願いたいと思います。
将来の機構改革において、長官に直属して身分を保障された強力なる監察機構を設けない限り、単に自分のお手盛りでつくつた捜査だけで世間をごまかすことはできない。そういうなまぬるい考えを持つておるところに、かような不祥事件が続出するのであります。
そこで現行法の百九十三条には、警察側が最初言つておつた、捜査に関しては指示権がないように言つておるのは、これは明らかに現行法百九十三条では、「その捜査に関し、必要な一般的指示をすることができる。」但し云々とありますけれども、捜査に関して一般的指示ができると、こうあるのだから、これは若し警察側がそういうような従来の間違つた解釈をしておるとすれば、これはもう明らかな誤解である。
ところが若しも別の系統といいますか、警察系統以外の外部の系統からいろいろ指揮というようなことになりますると、総監の考えている捜査方針と仮に検事の考えている捜査指揮とが異なつた場合におきまして、かようなことは恐らくないと思うのでありますが、仮に不幸にして検事の指揮に従つてやつた捜査の結果が非常に人権蹟礪的な行動になつた、仮にそういう場合があつた上した場合におきまして、やはり総監といたしましては、当然部下
何も現行犯としてただ公訴をするだけだ、そしてそれについては予審も開かせないのだ、そうして裁判の方に持つて行くのだ、こういう狭い打切つた捜査の面と、打切つた考えは私どもないのであります。ないのでありまするけれども、現行法の建前から行きまして、これをわざわざここまでお考えになつて改正なさるという必要が絶対にあるかどうかを疑つておるような次第であります。
そうしてそこを一人残して行くわけには行かないので、私服のかたが返しまして、そうして海老原巡査を連れて帰ろうとしましたときに、私そのとき逮捕に向つた捜査主任さんに、福井君があそこにいるからと言いまして、そうして捜査主任が逮捕しました。
だとすれば、問題の端を起したのは、さつきからたびたび言つておりますように、国警の政治的な偏見から出たところの、間違つた捜査方針に基いて事件が発生しておるということは、明白だと思う。この点に対しては国警の方に責任があると私は思うのです。單なる職務質問ではない。共産党の某幹部がその方面に潜入したというふうな方針に基いての、人権を無規した職務質問であつたということはお認めになるかどうか。
○立花委員 とにかくそんな間違つた捜査で、何も知らない善良な地元民が山の付近を通つておりますのを、令状もなしに逮捕するというようなことをやられましては、いくらおとなしい地元民でも黙つておれないと思う。今後そういう方針をお続けになるのかどうか。
○説明員(高田賢造君) 今カニエ委員のお話よくわかりまして、御趣意はよくわかつているわけでございますが、まあこの案件につきましては少くとも先ほど来いろいろ御意見もございましたが、特に起訴はされませんでしたけれども、刑事事件になりそうであつた、捜査の対象になつたわけであります。
また手入れの前夜東京の代々木の日共本部におきましては、夜通し電燈をあかあかとつけまして、ただならない気配がただようておつて、附近の人も不審に感じたというのでありまするが、はたせるかな、この四日の未明五時半に、岡村警部を先頭に捜査第二課員が侵入をいたしましたときには、目ざす岩田英一氏はすでにもう身じたくを整えて微笑しながら受付に待つておるという状況であり、そうして飛び込んで行つた捜査課員に向つて、君らが