1954-06-01 第19回国会 参議院 農林委員会 第49号
多くの場合は、この利用することに……多くの工場が如何にして信用組合の工場を利用するか、こういう点に中心が置かれておつた地主的の経営なんです。搾取的の経営なんです。それが伝統としてずつと残つて来た、そうしてそういう農民意識のないものが、そういうものが全部やめになつて、そうして農業会という変質的な一つの戦時体制ができ上つた。それでずつと十年ばかりやつて来ました。それがあと引続いてずつと来ておる。
多くの場合は、この利用することに……多くの工場が如何にして信用組合の工場を利用するか、こういう点に中心が置かれておつた地主的の経営なんです。搾取的の経営なんです。それが伝統としてずつと残つて来た、そうしてそういう農民意識のないものが、そういうものが全部やめになつて、そうして農業会という変質的な一つの戦時体制ができ上つた。それでずつと十年ばかりやつて来ました。それがあと引続いてずつと来ておる。
従来は地主がある程度これを負担しておつた。地主のかわりに、国家が今や供出という制度によつて取上げているわけであるから、当然国家がこれを負担すべき性質を持つているのです。特に共済保険の制度については、国家補償の方向にこれを切りかえて行くべきであると思うのです。農民の非常な不満が現に共済についてはある。
敗戦の悲痛な現実の中から、わが国農村の直面した課題は、まず第一に、過去数千年の長い伝統と慣習の中から生れ、そして守られ来つた地主制度のからを破つて、新たなる民主主義の理想のため、すべての耕作農民に対して土地を與え、それぞれ健全なる自作農家を創設せんとする、いわゆる農地改平の断行であつたのであります。
そうしてこれは地主が將來何十年かかつて負担しなければならんというような耕地整理を持つておつた地主が、ばらばらに土地を開放したのであります。
○柳川証人 地主は、今は出席簿をとつておりますが、その時分は出席簿をとらなかつたために、だれだれが欠席して、だれだれが出席したということはわかりませんですけれども、そこへ出ておつた地主は全部そういうふうにして処分してもらいたいというような意向できまつたのであります。
そういうことで、新たにこれを現在資料で計算して参りますると、恐らくすでにその中の先程言つた地主の負担を軽減するという意味でなく、小作地そのものに掛つて來る租税を考えてみましても、これは相当今度上るということをいろいろ考慮しまして、生産費を計算してみますと、多少そこに先程言つた準地代というものが増加することが考えられる。
しかるに土地を有して、おつた地主たちは、嚴罰的に農業を営むことができない。一体その人は何をしているか、職を奪つてしまつて今日どうであるかというと、今や行政整理においても、あるいは失業救済をどうするかと言つておる。
○深澤委員 もつと具体的にお尋ねいたしますが、もちろん日本の農村には、わずかな小作地を所有して、それを貸して今まで生活しておつた地主もあるのでありますが、物納か金納になることによつて地主の收入が非常に減つて來て、地主が食つて行けない。だからその場合において小作人から土地を取上げて、その地主が自分でつくるようになつたというのがたくさんあります。
從來の地主はともすると持てる者であるがゆえに、犠牲を拂わしてかまわないのだというような考え方から、かつての農村の指導的立場におつた地主が、今日ではまつたく氣息奄々として、農村の片すみに窒息状態に相なつておるとも見えるのであります。しかしながらこういつたことは非常に大きなロスであると私は考える。
辞めてからもそこを引続いて作つておりまして、それを農地法によつて取上げられるような決議をされたというような例とか、或いは或る人の宅地でありますが、その人が留守であるがため、近所の人が皆無断で以て而も少しも小作料を出さずに作つておりまして、それで村の農地委員が取上げるように決議した、又或る土地を、これは工場の敷地でコンクリートがあつて農地に到底ならんのでありますが、元と持つておつた地主が値段を安く買戻
農地調整法におきましては多数の土地を持つておつた地主、そういう方面が大部分解放されまして、これが配置轉換のために買収されるのでありますが、その買収の中で外地引揚者も買収できるようにしてくれという請願であります。これが六件参つております。それから土地を持つておつてその土地を買うておりながら、その土地がいわゆる不在地主ということで没収されてしまつておる。