1954-09-02 第19回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
ですから只今も御挨拶の中にあつたように、今日の新らしい憲法の下におきましては、曾つての天皇の直属機関であつた会計検査院が、これは英米とは違いまして、国会の直属機関ではないけれども、併し国会の耳目として会計検査をやり、内閣で国会に報告され、それが国会において政治的に批判され是正をせられる、そういうこの会計検査院の建前から見ましても、東谷新院長によりまして国会とのより密接な関係を打立てることに努力なさると
ですから只今も御挨拶の中にあつたように、今日の新らしい憲法の下におきましては、曾つての天皇の直属機関であつた会計検査院が、これは英米とは違いまして、国会の直属機関ではないけれども、併し国会の耳目として会計検査をやり、内閣で国会に報告され、それが国会において政治的に批判され是正をせられる、そういうこの会計検査院の建前から見ましても、東谷新院長によりまして国会とのより密接な関係を打立てることに努力なさると
こうした事実が一方あつて、又これに対する監査の機構というものは、今言つた会計検査院もあるし、部長のおられるところの行政管理庁もあるし、又各省の総務局あたりには大抵、名称はいずれでありましても、とにかく監督する機関がある。こういうふうに幾つも幾つも監査する機関があるにもかかわらず、なお且つかような不正が次々と起つて来る。
○国務大臣(吉田茂君) 御指摘になつた会計検査院の決定報告によつて、会計検査院が不正、不当と見られる事件が殖えつつある、これは私も関心を持つてその事態について只今研究させておりますが、一応の回答と言いますか、取調べる会計検査院の見るところと、行政官庁の考え方と多少の食い違いがあつて、行政官庁としては不当と考えず、又検査院としては不当と考えている問題も随分あるようであります。
併しお調べになつた会計検査院のほうでは、何かお考えがあれば、それは聞かしてもらつていいのですがね。
○小林政夫君 今日御出席になつた会計検査院長は別として、他の建設農林の関係のかたは、大蔵当局の説明によると、特に問題である継続費を建設農林関係のほうで要望が多いということであつたので御出席を求めたわけであります。その必要とされる状況を一応具体的に説明をして頂いたらいいと思います。
その増加のおもなものについて説明いたしますと、職員の待遇改善に伴う増加二千三十六万三千百円、会計検査院倉庫新営及び庁舎修繕に伴う増加千百二十九万五千円、その他千四百二十六万二千九百円でありまして、前年度限りの経費として必要であつた会計検査院庁舎増築費一千万円、その他二百七十九万円を減じますと、差引三千三百十三万円の増加となるのであります。 以上簡單でありますが御説明を終ります。
ましてこの法文には明確になつておりませんが、現在まで非常に消極的な態度であつた会計検査院が、不当であると認めた場合、告発の責めを負うというところまで持つて行かなければならぬと思います。
○会計検査院事務総長(東谷傳次郎君) 只今の御質問でありますが、第一分科会の決議のありました後、而ももはや審査報告もなされましたときに当りまして、今更のように説明いたすことは甚だ恐縮に存ずる次第でありますが、お許しを願いましたので、御質問にお答えして、そうして簡單に只今御報告願つた会計検査院の説明の要旨を一言申上げたいと思います。
こういう問題に対する今までの決算をおやりになつた会計検査院としては、二十四年度の決算を正式に見なければ私たちは何も言えないというような在来の御処置をとりますか。なおここまで来れば、二十三年度の末までに生じた欠損に対する原因は、大体おつかみになつておるはずです。