1954-10-26 第19回国会 衆議院 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第10号
○高橋参考人 私も同じ公益代表でありますが、今お話がありました百貨店は、ちようど戦前の百貨店法は先ほどもちよつと申し上げましたが、戦争にひつかかつてだんだんこういうふうになつたわけです。ですから競争がなくなつてしまつたわけです。その結果、これから効果が出るときに廃止になつた。戦争になつてしまつて自然と休業状態になつてしまつた。戦後はマツカーサーによつて廃止になりました。こういつた状態であります。
○高橋参考人 私も同じ公益代表でありますが、今お話がありました百貨店は、ちようど戦前の百貨店法は先ほどもちよつと申し上げましたが、戦争にひつかかつてだんだんこういうふうになつたわけです。ですから競争がなくなつてしまつたわけです。その結果、これから効果が出るときに廃止になつた。戦争になつてしまつて自然と休業状態になつてしまつた。戦後はマツカーサーによつて廃止になりました。こういつた状態であります。
ちようど戦前の十分の一に下つてしまつた。そしてこれは非常な暴騰をいたしました。その後年々増産をしておりまして、だんだんと出て来ております。しかしながら今お話のように、なかなか遅々として振わない。昨年の統計は——今申し上げたのは農林統計であります。昨年はまだ農林統計はできておりません。一昨年の数字でありまして、こんなに数はふえておらないのです。
それから日本に非常に近いと申しますか、ことに今後の改正法に非常に近いものは、まだこれは施行にはなつておりませんが、西ドイツに競争制限防止法律というものができておりまして、ドイツは御承知のようにカルテルを非常に尊重する国柄でありまして、その関係はちようど戦前の日本の場合と非常に似ておるのであります。
そこで私は、水産庁が北洋漁業の経営面において、母船側と独航船側の共同経営というきわめて理想的な基本線を打出すならば、もし来年度においても、母船側が独航船側から魚を買う、あるいは母船側が仕込みをするというような、ちようど戦前のやり方と同じやり方でやるというようなものであるなら、絶対そういうものには許可しないという方針を打出すべきではないか、そういう点について長官はどういう考えを持つているか、先ほど言われたように
福田君のおつしやいましたことは、ちようど戦前第二次欧州戦争前に、特にドイツの人が外国におるときのやり方を見ておりますと、今おつしやつたような精神が横溢しておつたと思うのです。たとえば日本でドイツ人が物を買いますのに、文房具のようなもの、これは日本の物を買う方がはるかに安いのはわかつておるのですが、わざわざドイツの物を買つておる。
従いましで、私は先ほど申しました高良女史あるいは宮腰代議士のような方が、外国に出まして、外務省と違つた政策をいかにも日本の代表者であるがごとくに行うということは、ちようど戦前の二重外交、三重外交の誤解をまた再び繰返すというふうな心配を私は持つのであります。