1949-07-19 第5回国会 衆議院 労働委員会 第22号 さきほど吉武君は——今どつかに行つちやつて留守という形になるけれども、あの日鋼の会社の副工場長の手記なんかを持つて來て、悲壮な声で読み上げて、これは春日君の知らぬことだと言うかもしれぬけれども、私はあれを事実だと認めてよろしいと思う。事実と認めても、あれはおおかみの泣言にすぎない。おおかみというやつが、イソツプ物語じや、人を食おうとした。 春日正一