1949-07-15 第5回国会 衆議院 考査特別委員会 第20号
それでこつちの車掌を乘つけてくれと頼んだのじやないか。別に発車を妨害したわけではなく、私は運轉台から三メートルか五メートル離れて言つた。そうしているうちに鉄道公安官と千葉市警の動員された警察官が來て、また十ぱ一からげに何でもかんでも皆ひつぱられた。
それでこつちの車掌を乘つけてくれと頼んだのじやないか。別に発車を妨害したわけではなく、私は運轉台から三メートルか五メートル離れて言つた。そうしているうちに鉄道公安官と千葉市警の動員された警察官が來て、また十ぱ一からげに何でもかんでも皆ひつぱられた。
何でもこつちの車掌が乘つたところが、そこのところに千葉地檢の細野檢事が來て、その電車ちよつと待てと言つて十分くらいとめておいて、その人が駅長に命令して電車の出発信号を停止信号にさせてしまつた。そうして細野檢事とごたごたしている所へ今度は千葉市警の警察官が來て、十ぱ一からげで持つて行つてしまつた。これは私は第一次檢束を全然知らないので、第一次檢束を見た者の話です。
これは説明しますが、運轉台から三メートル離れて、そんな車掌はあぶない、だからこつちの車掌を乘せてくれを言つたけれども、それで電車がとまるわけじやない。駅長さんが合図して、車掌がドアーを閉める。それで電車は走る。ところがあの電車が遅れたのは、別個の車掌が來てごたごたやつておる間に、その間に何だか知らないけれども、千葉市警の巡査がいつぱい來て、檢束するとか、ひつぱるとかごたごたやつた。