1982-03-23 第96回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
わが国においては、国民の必要とする動物性たん白質食糧の半ばを水産物に依存しているため、水産業は、きわめて重要な役割りを果たしております。この水産業の積極的な振興を図るためには、漁業生産の基盤であり、かつ、水産物流通の拠点である漁港の計画的な整備拡充を図ることが基本的な課題となっております。
わが国においては、国民の必要とする動物性たん白質食糧の半ばを水産物に依存しているため、水産業は、きわめて重要な役割りを果たしております。この水産業の積極的な振興を図るためには、漁業生産の基盤であり、かつ、水産物流通の拠点である漁港の計画的な整備拡充を図ることが基本的な課題となっております。
わが国においては、国民の必要とする動物性たん白質食糧の半ばを水産物に依存しているため、水産業はきわめて重要な役割りを果たしております。この水産業の積極的な振興を図るためには、漁業生産の基盤であり、かつ水産物流通の拠点である漁港の計画的な整備拡充を図ることが基本的な課題となっております。
したがって、わが国といたしましても、貴重なたん白質食糧資源でございますので、こういったものを未利用のまま放置しておくということでは済まされないという考えのもとに、こういったものの利用開発を進めるということを目的といたしまして補助をしているということでございます。
わが国の水産業は、農林業と並ぶ重要な第一次産業であり、また、水産物は、国民の動物性たん白質食糧の供給源として重要な地位を占めております。 しかしながら、二百海里時代の急速な到来等、わが国水産業を取り巻く諸情勢はきわめて厳しいものとなっており、これに対処してわが国水産業の発展と水産物の安定的供給の確保を図ることは、現下の重要な政策課題となっております。
さらに、第三番目の問題といたしまして、たん白質食糧の確保がわれわれ水産業に課せられた使命でございますので、最近資源の増大しておりますマイワシを中心とした多獲性魚類の十分な利用あるいはそのための技術開発、こういうものを積極的に進めてまいりたいと考えております。
また、たん白質食糧、魚の問題も非常に重要になってきておりますので、そういうことを考えますときに、これはやはり魚の利用法、いままで飼料にしたというのを食糧にかえるというようなことも考えたきやなりませんでしょうし、捨てておったものを大事に使うということも考えなけりゃならぬだろうし、また同時に、沿岸漁業、これにつきまして、その振興のために格段の配慮をしなきゃならぬ、そういう時代に来ておると、かように考えております
この際、政府は将来における国民の動物性たん白質食糧の供給に当たって、水産物と畜産物との役割りをどのように計画するか、また、そのために漁業による生産者をどの程度確保しようとするのであるか、これは早急に明らかにして、食糧政策における水産業の位置づけを確立することが今日非常に必要である、こう考えますので、この点に対しましてもひとつ大臣の所信を伺いたいと思います。
その一つは、このままたん白質食糧の増加を望むことができるかどうかという点について私は非常に多くの疑念を持っています。それは、御承知のように、七十万ヘクタールの牧草地をふやすということは計画としてあったとしても、その大宗は鶏まで含めて、濃厚飼料依存型の畜産経営が多いわけですね。その濃厚飼料の原料なるものは、大宗はほとんど外国に依存せざるを得ないという状態がいまあるわけです。
また、お話しの漁業でございますが、国際的に漁業の環境というものは非常にきびしくなっておるわけでありますし、また沿岸におきましても、汚染も進む、環境も悪化するというふうなことできびしい面がいろいろと出ておるわけでありますが、そういう中にあって、やはり動物性たん白質食糧を確保するという意味から、漁業対策を、これは国際的な面におきましても、沿岸漁業の振興といった面においても精力的にやっていかなければならない
とはいっても、新酪農事業をそれで漁民が体を張って阻止しようというような、そういう動きを示しているというわけじゃないわけでして、ともかくこの地域は北方海域の主要な基地だし、沿岸資源にも恵まれているし、今後さらに水産業の近代化や生産の増大をはかって、わが国における主要なたん白質食糧の供給基地として農業とともに発展をしていきたい、まあ共存共栄でいきたいと、こういう心情にあるわけなんですね。
わが国におきましても、所得水準の上昇なり消費の高級化、多様化というような西欧型の食生活のパターンができまして、畜産物なり等のたん白質食糧、あるいは果実、野菜等のビタミン食糧というようなもののウェートは高くなってまいりましたけれども、やはり基幹は米食を中心といたしました、これを基幹といたしました各種の食物の組み合わせというようなことに今後も進んでいくという点については変わりはないと思っておるわけでございます
わが国の水産業が、動物性たん白質食糧の供給部門として国民生活において重要な役割りを果たしていることにかんがみ、その積極的な振興をはかることが必要であります。このためには、まず水産業の基盤である漁港について、漁業の動向に即応して、全国にわたり計画的に整備拡充することが漁業政策上重要な課題となっております。
魚をとる漁民も、魚を食べる国民も、いまひとしく政治に求めていることは、漁業発展を阻害する条件、すなわち、海の環境汚染を改め、漁業資源の開発を進め、複雑な流通機構を改革して、良質のたん白質食糧を安定した値段で供給してほしいということでありますが、これにこたえる政策は著しく立ちおくれているといわねばなりません。 昭和四十七年度漁業関係予算は、農林予算の五・九%、総額六百五十三億円にすぎきません。
漁業は、私が申し上げるまでもなく、国民の動物性たん白質食糧の重要な供給源として今後ますます高度化し、多様化していく需要に十分対応しなければならないという国民経済上の使命をになっていることは、あらためて申すまでもなく、漁業を取り巻く数々のきびしい環境に適切に対処していく必要があります。
もし欧米のように動物性たん白質食糧を陸上動物によってまかなうものであったとすれば、その点からも、今日のように一億という人口をとうてい包容することはできなかったのであります。しかるに、今日、水産資源の培養、開発、さらにはその利用について、この観点を明確にしていないのははなはだ遺憾にたえないのであります。
いい食糧を供給したいとおっしゃることは、たん白質食糧としては、次にはあなた方は肉牛のことを考えておられると思いますが、素牛を十七、八万で買って、三万円の濃厚飼料を食わせて、二十五万円で売ってみたところで、一頭について手間賃になるのは三万しかない。いま出かせぎすると、東北の農民であれば一冬に二十五万か三十万。そうすると、肉牛十頭を飼育することは一冬の出かせぎにも満たないということです。
国民食生活の高度化は、動物性たん白質食糧として水産物の需要を年々拡大しているのであります。これに対し、生産の伸びは停滞あるいは鈍化しているとこは、御承知のとおり四十二年度は七百十万トンの生産をあげており、これはいままでの最高でありますが、需要を満たすことができず、総額六百三億円に及ぶ輸入を行なっており、輸入の伸びは、ここ五年間に実に七倍に及んでいるのであります。
また水産の問題でございまするが、これはお話にもありましたように、国民のとります動物たん白質食糧の半ばを供給しております。したがって、国民経済の中で非常に大きな役割を果たしておる食糧源でありまして、これは当然われわれとしては大きく取り上げてまいりたい。ただ、毎年いろいろな施策は講じてまいっておりますが、なお幾多の問題が残されております。 すなわち、その第一はやはり需給の問題であります。
そのほか畜産物の関係等では、たん白質食糧の供給が非常に減少する傾向にある。その辺の生産のてこ入れもしなければならない。さらに、水産物関係でも、流通関係を合理化するという意味合いで、中央市場等のほかに、いわゆるコールドチェーンといわれておりますけれども、冷凍の生鮮食料品の流通、特に魚介類の流通について新しい柱が立ったということを申し添えていいかと思います。
なお、水産業の発展を通じて国民の必要とする動物性たん白質食糧の大部分を供給して、その食生活の改善向上に資し、水産物の輸出によって外貨を獲得し、もって国民生活の安定と国民経済の発展に寄与しておるということがいえるのであります。