1982-08-20 第96回国会 衆議院 文教委員会 第20号
○鈴木(勲)政府委員 これは御質問者が表現されたことでございますけれども、そのままもとに戻すという表現につきましては、一たん改善意見を入れて直したものでございますから、もとにそのまま戻すということは改善にはならないということを私は申し上げました。
○鈴木(勲)政府委員 これは御質問者が表現されたことでございますけれども、そのままもとに戻すという表現につきましては、一たん改善意見を入れて直したものでございますから、もとにそのまま戻すということは改善にはならないということを私は申し上げました。
○小川国務大臣 一たん改善意見等を取り入れて改訂したものを再びもとの姿に戻すということは、今日の検定制度のたてまえからできない、かようなことを申し上げたわけでございます。
一たん改善意見を受け入れて訂正をしたものを、再びもとへ戻したいという趣旨の申請をいたします場合に、これが正誤訂正になじむかなじまないか、これはなじまないと解すべきであると、私の答弁に先立ちまして初中局長がお耳に入れていることでございまして、私も、恐らくそういうことだろうと考えているわけでございます。
○政府委員(鈴木勲君) 今回問題となっております件は、検定におきまして一たん改善意見に従い著者が修正を施し記述の改善が図られたものを再びもとに戻すことが認められるかどうかということでございますが、検定におきましては、先生御承知のように新規検定と改訂検定とございまして、検定規則四条三項では「改訂検定とは、検定を経た図書の改善を図るために加えられた個々の改訂筒所について行う検定をいう。」
なお、検定規則と、一たん改善意見を受け入れて改訂したものをもとへ戻そうとする、そういう申請との関連につきましては、政府委員からお耳に入れさせます。
したがいまして、一たん改善意見を入れて著作者が原稿本を訂正いたしたものをもとの姿に戻してほしいという申請をするということ、非常に困難なことだということは、いろいろ御説明申し上げずとも御理解いただいておると存じます。ずいぶんこれはむずかしいことであるに違いない。私はただいままでこの点に国会答弁等でも触れておりません。