1948-05-07 第2回国会 衆議院 電気委員会 第2号 この奧尻村は氣候温暖で、海流もよく漁群の來襲に適し、水陸の産物は非常に豊富であり、なかんづく海産物は最近の事例に徴しましても、その年産額約三億万圓を算え、道南の宝庫をもつて自他ともに許してゐるのでありますが、いかにせん電源のないため、加工施設はまつたくなく、原始的漁業操作に営々としている実情でありまして、経済的損失はまことに莫大なものであると思われるのであります。 冨永格五郎