なお、意見、要望を聴取した後、金井漁業株式会社新富士食品工場を視察し、すり身製造の工程を見学いたしましたことを申し添えます。 北海道における雇用情勢は、今後、北洋漁業の縮減、石炭政策の見直し、国鉄の改革、円高の影響の動向によっては、一段と深刻さを増すのではないかと心配されており、早急に国において総合的な対策を推進する必要があることを痛感した次第であります。
八六年からすり身製造工場をダッチハーバーに合弁でつくり、原点で五万トン、すり身で一万トンつくることもこちらで協力しております。八三年ワシントン、八四年シアトルに貿易連絡事務所を設けて情報を提供しております、五十四年から六十年にかけて、アラスカ湾、ベーリング水域で延べ十五隻のトリール船などによって資源の調査を十二回もやってあげております。
そろばんの話は別にいたしまして、すり身製造の母船を持っていってアラスカ漁民がとったスケソウダラを買い付けるというようなことにいたしましても、母船を持っていく限りは、日本漁民みたいに独航船が適時適切に魚を運んできてくれなければ大赤字になるしろものなんであります。それをいま盛んに要求してきて、しかも四月分の漁獲割り当て量をまだよこさないということで日本の漁船が立ち往生しておるわけでございます。
それから四番目の、スケトウダラの漁獲減に伴いまして、その利用割合の向上を図るための製造、加工方法の改良を行う場合ということが考えられるわけでございますけれども、これはすり身製造業におきます歩どまり率を向上するための施設を取得するというような場合でございます。
○政府委員(岡安誠君) この二百八十億の融資の対象業種、現在私ども考えておりますのを申し上げますと、すり身製造業、魚体前処理加工業、ミール製造業、冷凍水産物製造業、水産かん詰め製造業、塩蔵品製造業、調味加工品製造業、乾製品類製造業、身欠きニシン製造業、水産練り製品製造業等考えておりますので、御指摘の乾、塩蔵品等の製造等につきましてもこの対象になり得るわけでございます。
すり身製造業までの段階は、先ほど申し上げましたようにつなぎ融資をいたしておりますが、その次のかまぼこ等の段階の関係業者につきましては、現在、関係省もございますので共同で大蔵省と折衝いたしております。