1953-07-27 第16回国会 参議院 水産委員会 第15号
この問題につきましては、地籍の問題につきまして、青森、秋田両県において古くから争いがあつたのでございますが、更に水産関係といたしまして、同島周辺におきまして、「あわび」、「さざえ」等の貝類つの漁業をいたすことがありましたし、又一部「たなご」の角網定置漁業をやつておりましたし、或いは更にその周辺海面一帯に「ほつけ」の漁業がありましたので、この問題は地籍という問題と離れまして、更に漁業の問題といたしまして
この問題につきましては、地籍の問題につきまして、青森、秋田両県において古くから争いがあつたのでございますが、更に水産関係といたしまして、同島周辺におきまして、「あわび」、「さざえ」等の貝類つの漁業をいたすことがありましたし、又一部「たなご」の角網定置漁業をやつておりましたし、或いは更にその周辺海面一帯に「ほつけ」の漁業がありましたので、この問題は地籍という問題と離れまして、更に漁業の問題といたしまして
ことに黒潮の流れに棲息する魚族の結集するだけでなく、二里余の海岸地域には、かんてんの原草てんぐさ、のり、あわび、さざえ等の豊富なることは、ひとたび同地に足を入るる人々の、ことごとく知るところであります。漁港に惠まれないために、出漁に不安多く、魚群の来襲をむなしく坐視する期間が多いのであります。
また生物学的にこれを見ましても、外洋性の動植物でありますところのあわびあるいはさざえ等の生態調査の結果からいたしましても、和歌山県寄りは多分に外洋性的性格を持つものであります。このように多年の科学的調査に基く資料を検討いたしましても、紀伊水道が外洋にあらず内海にあらざる特殊な性格を持つところの海区であることは異論の余地のないところであります。
最近こういうような問題が小さいような問題ですけれども、全國的に見て、これに類するものが可なりあるようですから、乏しいもの、力弱きものは殆んど立ち上ることができないというようなことから考えますというと、大きい社会政策上の問題にもなりますので、次長にお願いを申上げて置きますが、千葉縣の七浦に全く着の身着のままで引揚げておるところの沖繩の漁民諸君が、僅かに二十名近くでありますが、もぐりで、「あわび」、「さざえ」等
また魚族、貝類、海藻類の種類が豊富であることと、魚族の種類としては熱帯性及び寒帶性魚族百四十八種に上り、眞珠貝、あわび、さざえ等貝類の繁殖に適し、またきわめて多種類の海藻類が繁殖しておるのであります。三番目に漁業形態が多樣であること。