1985-02-26 第102回国会 衆議院 法務委員会 第5号
したがいまして、せっかくのお尋ねではございますが、五年ないし十年先の裁判官の増員計画というものは、実は今の段階では持っていないわけでございまして、これまでもやってまいりましたように、過去数年間の事件の係属状況を見て近い将来の事件の動向を予測して、かたがた裁判官の給源をにらみ、充員の可能性を検試しながら増員をお願いしていくということになろうかと思います。
したがいまして、せっかくのお尋ねではございますが、五年ないし十年先の裁判官の増員計画というものは、実は今の段階では持っていないわけでございまして、これまでもやってまいりましたように、過去数年間の事件の係属状況を見て近い将来の事件の動向を予測して、かたがた裁判官の給源をにらみ、充員の可能性を検試しながら増員をお願いしていくということになろうかと思います。
裁判所にそういう事件が当初から繋属をされますと、審理の材料にするところのいろいろな証拠関係等も当事者双方から出されるものに制限をされるような関係もありまして、かたがた裁判官の本来の使命からいつてそういう世界の情勢をすみずみまで、国家の治安のすみずみに至るまで把握できるかどうか、それらも疑問であつたのでありますから、今出されておるような形で行われることも止むを得ないのではないか。