例えば、我々が考えてみましたときに、フセインの残党は盗賊とは違いますよ、野盗のたぐいとは違いますよというふうに申し上げてまいりましたのは、フセイン政権というものは確固として昨年まで存在をし、国を支配し、国民を持ち、統治機構を持っておって、それのかなりの部分が残っておって、お家再興というような形でもう一度国家としてこのような勢力というものを立ち上げようというふうに考えてみましたときに、これはやはり国に
石破茂
○石破国務大臣 それは、先生も議員になられる前、いろいろな政策立案に携わっていらっしゃいましたので、あるいは私も御説明する機会があったかもしれませんけれども、例えて申し上げれば、フセインの残党がお家再興のような形で集まって、かつての内務大臣とか、かつての石油大臣とか、別にそういうものに限るわけではありませんが、そういう人たちが集まってお家再興だ、例えて言いますと、ポル・ポト派みたいなものがそれに当たるのかもしれません
石破茂
それが、前の国会のときにお家再興というような言葉を使いましたが、それはイラクの主権政府を新たに打ち立てる、すなわち、今国際社会の多くが望んでおりますように、国連が言っておりますように、今の占領というものを早く終わって、イラク人によるイラク人の政府を早くつくろう、これは国連の決議でもあり、国際社会の意思でもあるわけです。
石破茂
○赤嶺委員 前、防衛庁長官はフセインの残党という中で、お家再興というような話も出ておりますけれども、今現在、フセイン政権の復活を目指した者だけがフセイン残党として国または国に準ずる者になるのであって、例えばフセインの残存勢力が米英の占領支配に反発をして攻撃している、これらについては、国または国に準ずる者には入らないんだ、防衛庁長官の仕分けによると入らないんだということでいいんですか。
赤嶺政賢
一つは、国又は国に準ずる組織、例えばバース党の残党でありますとか、お家再興みたいなものですね、そういうものが組織的、計画的に攻撃を仕掛けてきたということもあれば、非常に日々の食べ物にも困って、強盗や泥棒のたぐいとして攻撃を仕掛けてきた、両方あると思います。その場合に、これが、国又は国に準ずる組織が攻撃を仕掛けてきた場合には、これは戦闘行為になる可能性がございます。
石破茂
それで、委員御指摘の、では、我こそバース党の残党なるぞ、そしてお家再興だ、日本は許せないというような形でやったとすれば、これは、国または国に準ずる者による武力の行使、国際紛争の一環としての、そういうふうな評価を受けることは、これは当然あり得ることだと思っています。
石破茂