2019-04-11 第198回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
それで、えひめ飲料のさっき紹介した松山工場は、最盛期が二十万トンのミカンを受け入れていて、工場で五十台の搾汁機、五十台の搾汁機を二十四時間フル稼働していたという話なんですね。ところが、三年前に訪問したときには、温州ミカンで一万トン、中晩柑を加えて二・五万トンまで減少していると。十六台の搾汁機で八時間稼働ということを見ても、もう収穫量としては本当に激減しているんだなということを実感いたしました。
それで、えひめ飲料のさっき紹介した松山工場は、最盛期が二十万トンのミカンを受け入れていて、工場で五十台の搾汁機、五十台の搾汁機を二十四時間フル稼働していたという話なんですね。ところが、三年前に訪問したときには、温州ミカンで一万トン、中晩柑を加えて二・五万トンまで減少していると。十六台の搾汁機で八時間稼働ということを見ても、もう収穫量としては本当に激減しているんだなということを実感いたしました。
それで、三年前になるんですけれども、ポンジュースで有名な愛媛の株式会社えひめ飲料の松山工場に調査に行ったことがあるんです。工場で生産される果汁の原材料の実は九割近くが県内のミカン農家から搬入されているというふうに聞きました。 一九八九年の特定農産加工法の制定以来、この愛媛県の温州ミカンの収穫量、それから販売農家戸数がそれぞれどういう状況になっているのかということをお聞きしたいと思います。
しかし、現実は国内の加工原料果実が実は集まらないという声が本当にほうはいとして起こってきておりまして、えひめ飲料、日本の代表的なミカンジュースの製造メーカーでありますが、そこへ行きましても、もう国産一〇〇%のミカン果汁を作ることができなくなるかもしらぬと、こういうことをおっしゃっているほど危機感があるわけです。
私、これは日本政策金融公庫の融資で民業圧迫は避けるという意味合いでやったのかなというふうに思うわけでありますが、先ほど来から何度も出しますえひめ飲料、これは平成十五年にはこの法律によります低利融資を受けたんですよ。ところが、昨年十月からはこの法律の対象外だと、こういうことになっているわけです。要は日本政策金融公庫の融資の対象外と、こういうことであります。
国内有数の農産加工をやっておりますえひめ飲料ですね、本当に正直なミカンジュースを作っていますというところでありますが、あそこなども平成十五年にこの融資の対象になって大変喜んでおられるわけであります。 ところで、こうした措置にもかかわりませず、加工業全体の我が国の実績はずっと落ちてきております。一体この背景はどういうところにあったのかということをまず大臣にお聞きします。