1968-11-07 第59回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
それに先ほどちょっと触れましたように、いもち等の病害が非常に発生している。一体あれだけ農薬をやってなぜこんなに出るのか、近ごろの農薬はちっともきかぬ、農薬会社におれたちはだまされておりはしないか、こういう声まで飛び出してくる。そこで農薬そのものに問題があるのか。農林省は一体農薬についてどういうような監督指導をしているのか。それから実際問題として農薬を使う時期を農家が誤っているのじゃないか。
それに先ほどちょっと触れましたように、いもち等の病害が非常に発生している。一体あれだけ農薬をやってなぜこんなに出るのか、近ごろの農薬はちっともきかぬ、農薬会社におれたちはだまされておりはしないか、こういう声まで飛び出してくる。そこで農薬そのものに問題があるのか。農林省は一体農薬についてどういうような監督指導をしているのか。それから実際問題として農薬を使う時期を農家が誤っているのじゃないか。
さらに、やはりこれは農業増産にきわめて大きな影響を及ぼす問題でございますので、たとえばいもち等の超異常発生といったようなことがもし万一あった場合のことも一応われわれは考えなければならない、それに十分対処するだけの準備も一応できなければならないという問題もございますし、さらに紋枯れ病というようなものは、まだ水銀農薬を除いては解決する段階まで到達いたしておりません。
特に本年、水銀剤についていろいろ問題がございますので、水銀剤の使用を、でき得れば本年は葉いもち等の成育の初期の段階に使用をいたしまして、それで、穂首とかあるいは技梗いもちというような成育の後期の段階には、水銀剤ではない低毒性の農薬が使えるような方向で、本年はとりあえず指導し、さらに進んでは、会社の設備の増設等について、金融制度その他を活用いたしまして、低毒性の農薬になるべく早く切りかえられますように
それから三十七年、三十八年は、八、九月ごろの気温が非常によろしゅうございましたので影響が少なかったのでございますが、三十九年には、先ほど申しましたように、七月の低温期になってまいりましたので、ちょうどわせが減数分裂の時期にわたっておりましたので、その低温で全然花が咲き得ないような状態になり、さらに八月以降の日照不足で中晩稲も相当いもち等の発生を見まして大被害を受けるというようなことになったわけでございます
来申し上げておりますように、最近、数種の有機水銀を使用いたしません農薬の開発も進んでまいりましたので、いままでのようなテンポでなく、こういう低毒性の、つまり有機水銀でない農薬の使用の促進をいたします意味で、昨日も農薬関係のメーカー等も集めたりいたしまして、新しい農薬の生産の計画等についてもいろいろ詰めたり、農協の関係団体等とも打ち合わせをいたしまして、今年度におきましては少なくとも、でき得れば葉いもち等
今後の措置につきましては、やはり来年度の種子対策につきまして、優良なる種子をぜひ確保してまいらなければならぬということで、現存各府県とも連絡いたしましてその措置をやっておりますし、また当面の措置といたしましては、こういった風水害のあとには病虫害の発生が予想されるわけでございまして、白葉粘れ病あるいは枝梗いもち等につきまして万全の対策をとってまいらなければならぬということでございます。
東北、北陸を中心にいたしまして、今後予想外にいもち等が発生いたしますような段階がはっきりいたしてまいりましたら、その場合に十分検討をしてまいるというふうに思います。
冷害につきましての種もみの貯蔵及び配付でございますが、これにつきましては、苗しろがいもち等によりまして腐ってしまったとか、あるいは発育が不十分だというものにつきまして、それぞれに補植をする、あるいはまきかえる、こういうものを配付いたしました。
○中西政府委員 いもち等についての昨年の例のお話がございましたが、将来非常ないもちが発生しそうだ、これを緊急的にいまから防除しておく必要があるというような事態であり、いもちの防除についての液剤が昨年は出たものと思います。ことしの場合は、何といいますか、被害が起こりまして、もうすでに施用されてしまった農薬あるいは肥料についてのいわばうしろ向きのものだと思うのです。
そういう体制をとって参りますと、農林省といたしましては、今回の異常な災害あとの農業経営という立場、また現在日本のとっております経済的な観点から申しましても、このいもち病等による被害の減少を最少限に食いとめるということがきわめて重要なことであるというふうに思いますが、農林省としては、いもち等の病虫害防除のための助成措置というものについては、財政当局ともよく連絡、検討をいたしまして、現に相談をしているわけでございますが
次に、豪雪並びに冷害の場合には必然的に、いもち等の病虫害が発生することは必然でありまするが、これに対応いたしまするために、動力噴霧器等の防除機械を助成すると同時に、少くとも一回ぐらいは、こういう豪雪の年には、平年以上の防除をせねばならない。従って、その一回分だけの農薬代を補助する。
第四としては、水害の次に当然予想されるいもち等の稲作についての病虫害の防除について薬剤の購入費を助成せられたい。第五といたしましては、災害防除事業分についての農林漁業金融公庫融資のワクを確保せられたい。こういうことが地元といたしましての熱烈なる政府に対する希望であるのであります。
四、水害の後には当然予想されるいもち等の病虫害の防除について薬剤の購入費の助成をされたいこと。五、災害非補助事業分についての農林漁業金融公庫融資のワクを確保されたいこと。等であります。 以上簡単でありますが、御報告申し上げるとともに、被災農作物がその後順調に回復され、被害が最小限にとどまらんことを願って御報告を終ります。 —————————————
○説明員(原政司君) 只今先生の御指摘の点でございますが、これは実は私のような未熟な技術者では、何と言いますか、きちんとした学問的なお答えをいたしかねるわけでございますが、過去の問題にもお融れでございますから、一つだけ申させて頂きますと、過去におきまして、やはり北海道におかれましても、今年ほどではございませんでも、相当不作の年もございましたし、又「いもち」等が出ましたような年もございます。
又一面防除もそういつたことで非常に促進されておりまして、「いもち」等につきましても、発生面積の制には被害は割り方軽微に済むのじやないか、こういうことは早期に決定されてよくなるのじやないかと考えます。
いもち等につきましては、すでにごらんの通り、先ほど部長が申し上げましたように、面積といたしましては大分多くございます。風水害につきましては平年をはるかに下まわつております。また螟虫につきましては、これは過去四箇年の平均をかなり上まわつておる被害面積でございます。
今のところで全国的の推定をいたしますと、いもち等は昨年より少し減つているようでございます。螟虫等の発生は昨年よりまさつておるようでございますが、大体昨年くらいにはなるのじやないかという見当はつけております
本委員会といたしましては、本年七月までの異常気象により、稲作に非常な懸念をいたしまして、先般の委員会において、特に八月一日現在の稲作の作況並びにいもち等の病虫害の発生状況等の調査を農林省に依頼いたしておきました。本日これがまとまつたよしでありますので、この際その調査の報告を求めたいと思います。野田統計調査部長。
私申しましたのは、「いもち」等に対して手を打たんでいいというつもりで申しましたのではございません。いろいろ歩きましても、又報告を聞きましても、気候が悪いために稲の伸びも悪い、分蘖も悪い。従つて不作ということは、そういう意味でかなりに不作になるということが見えておるということを言いましたわけで、病虫害の防除をやらなければならんということは勿論のことであります。
○戸叶武君 病虫害の問題に関しましては去年非常な打撃を受けておるので、その決定に基いてこれに対する対策が進められているのだと思いますが、天候がこういうふうに急激に変化して来たときには、当然「いもち」等の発生は予想されるので、これに対処しての実際の備蓄というものが各地方とも完全になつていないので、一番恐れているのはこの農薬に対してどう対処するかという問題だろうと思うのですか、農林省としては、農林省だけの
たとえば北海道等においては約三千トン、あるいは秋田県等においては六百トン程度このひめはもぐりばいの防除に薬剤を使つておるというような報告を聞いたわけでありますが、今後のいもち等の対策に対しては、臨時的な防除費を出すような考えがあるようにも伺つたわけであります。