1960-06-09 第34回国会 衆議院 農林水産委員会 第31号
特に、田辺湾周辺は、本県内の真珠生産のおおむね三分の二を占め、真珠いかだでは県のワク三千五百中二千五百、母貝いかだでは県のワク三千二百中千六百七十がここに集まり、十三組合七千人が真珠生産に従事しているのでありますが、いかだ、作業貝、母貝等を含め全体の九〇%が大なり小なりの被官を受け、その損害額は約六億円に達するものと推定せられております。
特に、田辺湾周辺は、本県内の真珠生産のおおむね三分の二を占め、真珠いかだでは県のワク三千五百中二千五百、母貝いかだでは県のワク三千二百中千六百七十がここに集まり、十三組合七千人が真珠生産に従事しているのでありますが、いかだ、作業貝、母貝等を含め全体の九〇%が大なり小なりの被官を受け、その損害額は約六億円に達するものと推定せられております。
それからさらにこの熊野川の流域におきましては、御承知のように従来の輸送手段はおおむねいかだ作業によっておったわけでございまして、従いまして電源開発の進行に伴いまして、いわゆるいかだ作業というものができなくなるということによりまして、この代替手段としていわゆる補償道路のようなものを考えなければならぬといったような問題も同時に出て参るわけであります。