1995-06-01 第132回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第11号
一同は、波にゑぐり取られてあとかたもなくなつた村を、ただあきれて見下してみた。 稲むらの火は、風にあふられて文もえ上り、夕やみに包まれたあたりを明かるくした。始めて我にかへつた村人は、此の火によって救はれたのだと気がつくと、無言のまま五兵衛の前にひざまづいてしまった。こう書かれておるのであります。
一同は、波にゑぐり取られてあとかたもなくなつた村を、ただあきれて見下してみた。 稲むらの火は、風にあふられて文もえ上り、夕やみに包まれたあたりを明かるくした。始めて我にかへつた村人は、此の火によって救はれたのだと気がつくと、無言のまま五兵衛の前にひざまづいてしまった。こう書かれておるのであります。
撤去というものは、漁民の理解からいうと、あとかたもなく撤去するというようなことに当初は理解されておったわけです。今度これが実行されますと、主要なるピットとかクレーンとかキャスクというものはすみやかに撤去されるが、その後、現在でき上がっておるところのいろいろな陸上施設というものは残るわけです。
そして、科学技術庁や県の調査官が現場の調査に行ったときには、すでに廃液が漏れた地点は整理をされて、その証拠はあとかたもなく整理をされていた、こういうことがはたして、地域住民の安全を確保するという立場に立って、ほんとうに企業が本気になって考えているのかどうか、きわめて疑問な点であります。
もうこういうのは、あとかたもないなんと言いながらも、現在そのままになって立ち入り禁止をしているでしょう。どうもあなたの手元へ、ほんとうのことがいってないじゃないですか。国会の場所でうそを言っちゃいけませんよ。もう一回、その点訂正するならしてください。 〔登坂委員長代理退席、林(義)委員長代理着席〕
大臣、政令で三回ひっかけるなら、もう法律の精神なんてあとかたもなくなっちゃいますよ。どうですか、これ問題がありますよ。お答えいただきたい。
それでまけていったのじゃ、これは税の公平なんというものはあとかたもなく吹っ飛んでしまう。 そういう問題を、なぜメスを入れないのか。一年たっておるのです。大蔵当局、あの頭のいい人たちが集まって、一年たってまだ結論が出ないなんというのは、私は合点がいかない。この際、その道の専門家でありますだけに、福田大蔵大臣、この辺で決着をつけたはっきりしたことをすべきじゃないか。
で、あとから私たち調べましても、なかなか住所表示とか、地名なんかも相当変更になりますし、また里道、畦畔類も図面の上ではあとかたもなく、昔の面影がなくなって非常に変わり果てている、そういう姿もあるわけでございます。
しかし、現実の原爆被爆者たちは身体的な困難、いわゆる医療の問題でございますが、そのほかに生活上の困難、精神的な被害、肉体的精神的なハンディキャップ、こういう四つの問題点を背負っておって、その後著しい日本の経済の繁栄のもとで、戦争の傷あともあとかたもなく忘れ去った日本の一般社会の情勢の中において、その中に摩擦が生じて数々の問題点がその中で埋没しておるわけです。
現実に工場が建って、そして水田があとかたもなくなる。もうそうなると、あれが自分の土地だという意識というものはなくなるそうです。そしてある農民の方は、もうさみしくてしょうがない。せっかく先祖代々のおれの土地が、あんなふうに公害をたれまくような工場になってしまった。たいへんさびしいということをやはり繰り返して話しておられたということでございますけれども、私は、ここにやはり問題があるんではないか。
もしかりに、おっしゃいますような保険料の自動振替貸し付け制度を設けたといたしますと、保険契約者の特段の意思表示のない限り、ずうっとこの解約還付金は自動的に取りくずされると、こういうことになりまして、気がついてみたら全然保険があとかたもなかったと、こういうことにもなりかねないかと思いまして、事後に国と加入者との間でいろいろ契約をめぐっての紛争というようなことが起こるような気もいたすわけでございまして、
地下街のショーウインドーのガラスや電車の発車時刻を書いたプラスチックの板も、あとかたもとどめぬほどで、よし、これをこわせと、十人余りが地方物産即売店を襲い、とびらをたたき破ると、ウニやスルメ等を次々に道路に投げ出す。そのかたわらで、サラリーマン風の二、三人が、コーラの自動販売機を横倒しにし、コーラを引き出そうとする。どの顔も善良そうな市民である。群集心理とはこんなにもおそろしいものだろうか。
美しい自然の守られておりました景観の地が、大手の業者によってどんどん買い占められ、そしてまた、現在もその自然があとかたもなく破壊されているところ、さらにまた、これから開発されようとするところ、こういう問題が全国に山積しております。
たとえば食管制度というやつが今度の改革で非常にくずれてくる、もうあとかたもなくなってくる、そういう前提があるというような問題。あるいは食品流通局の新設の問題なんか掲げておりますが、これはほんとうに筋の入ったものじゃない。現在の問題を根本的に解決するようなそういう方向をとっていない。
○中曽根国務大臣 これだけの日中正常化の大洪水が起こっているときに、昔のそんな支流なんというのはあとかたもないような情勢じゃないかと思っております。
そういうようなものをブルドーザーによって排除してしまうと、あとかたもなくなる。こういうようなことではいけないと思うのです。この自然文化、ことに縄文時代のこういうような文化の保存のためにも、開発とあわせてこういうようなものが出た場合にはしかるべく保存を考えた開発でなければならないと思うのです。一度ブルドーザーでならされてしまったらもとに戻りません。自然環境と同じように破壊されたらもとに戻らない。
特に鹿児島県における今次の災害で最も大きな被害を出した湯田の温泉街の状況は、六月からのたび重なる豪雨によって水位が上がっていた川内川上流の鶴田ダムは、七月六日には、洪水調節の機能を失って二千二百六十トンをこえる流入量がそのまま流出する状況となり、同日午後二時過ぎ、湯田の温泉街は、国民宿舎さつま荘の残骸をとどめるのみで、百二十一棟があとかたもなく流失し去ったのであります。
今回、九州地方を襲った梅雨前線豪雨による災害は天草地方をはじめ、九州各地に大きな傷あとを残し、その被災地は九州全県に及び、多数のとうとい人命と住む家を奪い、鹿児島県湯田温泉のごとく三メートルに及ぶ濁流が一瞬のうちに百戸をこえる温泉街をあとかたもなく流してしまったような、また、宮崎県えびの市真幸地区の山津波のごとく国有林から崩壊流出した土砂は三十万立方米をこえ、幅二百五十メートル、長さ千五百メートルにわたって
私はやはり、いま大臣がおっしゃいましたように、当面何よりも緊急を要する問題は、いわゆる自然のあとかたもない今日の精神的に荒れ果てた都市、これをどう手直ししていくか、自然を取り入れて、より情緒的な、人間の快適な環境に変えていくかという問題にやはり最重点を建設省はぶち込むべきである。
おそらく大臣が行かれたときには全部そういうあとかたもないでしょう。
その美田地帯がいまはあとかたもありません。部落は石垣がわずかに残っているだけで、全く痕跡をとどめていないわけであります。そして、その部落のあとと、それから水田地帯のところに、広大な面積の中にアメリカの陸軍病院が建っているのであります。そして村民はその謝苅の狭い、非常に急傾斜のところにわずかに三十坪、四十坪の割り当て地——現在割り当て地の制度は廃止されておりますけれども、そのあと地に住んでいる。