1990-03-06 第118回国会 衆議院 本会議 第5号
日米安保体制が、日本をこの地域におけるアメリカの核戦争の第一線基地にするとともに、自衛隊の自動参戦をも予定した攻撃的かつ侵略的な軍事同盟であることは、事実が示すことです。この軍事同盟を強化する政策を現実には進めながら、他方で冷戦の克服や平和共存の世界の構築を云々しても、それは偽善のそしりを免れ得ないでしょう。
日米安保体制が、日本をこの地域におけるアメリカの核戦争の第一線基地にするとともに、自衛隊の自動参戦をも予定した攻撃的かつ侵略的な軍事同盟であることは、事実が示すことです。この軍事同盟を強化する政策を現実には進めながら、他方で冷戦の克服や平和共存の世界の構築を云々しても、それは偽善のそしりを免れ得ないでしょう。
有事の際に核弾頭さえ持ち込まれれば、日本は核攻撃の第一線基地に転化する、そういう態勢になっているのであります。日本政府が、どんな場合でも核持ち込みを認めないという態度を貫く、アメリカもそのことを理解しているというのであれば、そういう核部隊をこの日本に置くことは、アメリカにとっても全く無意味なことでありましょう。
空に限定をしますと、たとえばレーダーサイトとか、現在の航空自衛隊の第一線基地、これの耐久性あるいは後方支援体制、そういうバランスをとる配慮をしないで、もうとにかく目先の次から次と、たとえばFXだと、それから、ミサイルとの作戦分担とか、あるいは比重とか、あるいは費用効果とかいうふうな問題はまことに粗略で、ひたすら真一文字にFXだ、FXXだという路線をあなた方は突っ走っていると思う。
こうして三木内閣は、日本をアメリカのアジア戦略の主柱とした新太平洋ドクトリンに追随して、日米韓軍事同盟を一層強化し、アジアの平和と民族自決に矛先を向ける第一線基地の役割りを受け持つという危険な道を歩んでいるのであります。三木内閣の外交路線は歴代自民党政府の中でも最悪のものであり、平和と中立の道を求めている圧倒的多数の国民の要求に真っ向から敵対したものと言わなければなりません。
そういうようなことは日本の国民を危険に陥れる、朝鮮に焦点を当てたアメリカの核戦争の第一線基地に日本をしていくという方向が一歩一歩とられている、非常に危険なことであるということを指摘をし、抗議の趣旨を述べて、私の質問をこれで終わりたいと思います。
この証言の中にも明らかなように、沖繩は、ベトナム戦において、初めに戦闘部隊を派遣をした第一線基地だという証言が出ておるのですから、このベトナム戦争の、そもそもの第一線部隊が沖繩であったという事実は、これは否定できない。そういう観点からいきますと、総理のいまの御見解はきわめて甘い。私は決して追及するつもりではないのですよ。終わらないままで返ってくる。しかし、われわれはそれを受けざるを得ない。
○原田立君 またすぐ第一線基地にあるいはなるかもわかりませんね。
○国務大臣(田中龍夫君) お答えいたしますが、たいへんむずかしい御質問でございまして、現在おられます約二百名ばかりの方々のまず定着を考え、それから意識調査をいたしておりまする旧島民の方々の帰島の問題を考えまする際に、全然今度は見方を変えまして、もとの、戦前の小笠原のあり方はどんなあり方であったろうか、こう考えまする場合においては、これはある程度まで日本の第一線基地であったことは間違いないわけでございます
米国は、グアム島までその第一線基地を後退させるという論議もあるのでありまして、政府は、この小笠原地域につきまして、今後その戦略的価値をどう評価していこうとするのでありますか。また総理は、アメリカの高官が発言いたしておりまするように、日本の小笠原における防衛努力が不十分な場合には、沖繩返還の交渉が軌道に乗らないと考えているのであるかどうか。
○田中国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、昔小笠原は、日米もし戦わばというところの第一線基地であったわけでございます。いまはそういう客観状態ではございませんから、お説のとおりわれわれも考えております。
最近USニューズ・アンド・ワールド・レポートが、中国において核兵器が開発され、そしてミサイルも近く完成して、IRBMも完成されるだろう、そうなってくれば、極東におけるアメリカの第一線基地をマリアナ群島の線まで後退させるという意見があるということを伝えております。
これは、アメリカの極東戦略、反共の第一線基地として韓国を軍事化した、その過大な防衛費というものが韓国経済を現在の状態におとしいれている。 それから、いま援助されるんだと言われましたが、これはコンロン報告にもあります。アメリカの援助が韓国の買弁的商業資本のみを繁栄させ、そして自立的発展を阻害して従属性を強めたと言っております。 これが韓国経済がいま困却している大きな原因です。
持っておる、いわば戦闘作戦行動がそれによって成り立っておるような関係にある物資の補給、これは一体どうなるだろうかという問題、それからまた、第一線の戦闘基地に対して、すぐあとの直結しておる基地に日本が使われておって、そこから物資を運ぶ、あるいはまた、兵員部隊を第一線の基地に運ぶ、そういう主要な基地に日本がなっておる、ここから飛び立ったりなどして戦闘行動をやっているのじゃない、戦闘行動をやっているのは第一線基地
五七年の七月一日、極東軍総司令部が廃止されまして、在日米軍が撤退いたしましたのは、アメリカ軍が極東戦略においてまさに新しい段階に対応するためでありまして、この中で出て参りましたのは、日本の第一線基地化ということになります。
大統領がいうがごとく、この第一線基地にIRBMを配置して、あるいは水素爆弾や原子爆弾を積んだ飛行機を、四六時中飛ぶ体制において対抗しようという気持になっている。それ以外に対抗の方法がないわけですから、アメリカの国民としては、アメリカから見た場合に日本も含む第一線基地、ここにどうしても中距離誘導弾を持っていきたい。
とにかく第一線基地には全部この原子兵器というものがもうすでに配置されておる。そういうときに、日本だけが拒否できるかという問題、当然あなたたちとしても真剣に考えなければならぬと思う。口約束だけではなしに、ほんとうに持ち込ませないというのならば、向うの権利を制約するきちっとしたものを作る必要があるのじゃありませんか。なぜそれをやらないのですか、外務大臣。
あなたも安保委員会のレギュラー・メンバーとして十分御認識になっておると思いますけれども、いわゆるソ連の周辺に近接する地域にアメリカは第一線基地を持っている。この第一線基地にIRBMとそれから核貯蔵所というものを設置して対抗しようとしている。
このようなアメリカの第一線基地日本列島の防衛である限りにおきましては、この防衛計画はかえって、日本国とわれわれ日本国民にとっては、一そう基本的権利を侵害される以外の何ものでもございません。(拍手)われわれはかくのごとく国民を守り得ない防衛計画というものには反対でございます。 反対の第三点は、日本の経済及び財政は、防衛計画に耐え得ないということでございます。
一言にして言うならば、日本の防衛というよりは、アメリカ本位に防衛が進められて、アメリカの第一線基地一本列島として防衛が進められておるということであるならば、日本国及び日本国民にとりまして、基本的権利の侵害が陸続として起ってくる、こういう心配もあるわけでございます。われわれは、このような国にの利益を忘れての内容というものには賛成することができないのであります。
これはナッシュの言葉をかりるまでもなく、日本列島を第一線基地として考えているのだから、アメリカはそれでいいだろう。第一線基地とされた一体日本の国民というものは、アメリカの第一線基地と認めて防衛態勢を進められているとすれば、これは当然敵の第一の攻撃目標になる。戦略的には第一線基地をたたくのは当然であります。
ドイツは日本よりはるかに多くの援助を受けたために、その一部分を負担することになつておりますけれども、アメリカの第一線基地として、アメリカみずからが日本に駐屯軍を置かなければならぬというこの国際的な立場から、日本に負わされたアメリカ側のいろいろな任務というものは有形無形に日本国民にいろいろな負担をかけておるのです。
アメリカは、御承知の通り、最近朝鮮休戦に調印することによつて、その失敗の連続であつた朝鮮戦争から足を抜き、それにかわつて日本を太平洋における最後の第一線基地化さんとし、MSAの援助を押しつけるのみならず、ダレスの言によれば、日本の民衆はその着ている着物を脱ぎ、めしを減らして、貧乏に耐えつつ、その金をことごとく軍事費にまわせと強要し、急速なる兵力増強を義務づけんとしておるではありませんか。