2009-04-20 第171回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
そして、林業労務者がどんどん高齢化してしまって、若い人が働かなくなり、山が荒れてしまったんですね。 したがって、林野庁も来ておられるけれども、赤字が三兆円ぐらい累積しましたね。そのうち二兆円は一般会計から償却したけれども、一兆円残っていますよね。それで、各都道府県には四十の林業公社がありますね。そこの累積債務額は、アバウトですよ、一兆二千億以上あるんじゃないでしょうか。
そして、林業労務者がどんどん高齢化してしまって、若い人が働かなくなり、山が荒れてしまったんですね。 したがって、林野庁も来ておられるけれども、赤字が三兆円ぐらい累積しましたね。そのうち二兆円は一般会計から償却したけれども、一兆円残っていますよね。それで、各都道府県には四十の林業公社がありますね。そこの累積債務額は、アバウトですよ、一兆二千億以上あるんじゃないでしょうか。
それから、もう一つは、造林地において現在起きている事態は極めてゆゆしきことでありまして、杉、ヒノキの単層林造林が進められてくる中で、林業労務者の高齢化とか数の減少等がありまして、実際に間伐材の処理とか下枝払いが著しく滞っている。その中で、せん孔虫の蔓延が既に発生している兆候がある。
一番大事なのは、大きなロットでできるだけ安く育林から加工まで、そして最後のところまで届くという、そういうことを考えている今度の法律の最大のねらいと、林業白書のねらいも含めてやるとする場合、最終的にやっぱり一番大事なのは優秀な林業労務者を確保することだということになると思います。
○一井淳治君 私の出身地の岡山県ではこういう事例がありましたので、御紹介をしながら質問を重ねていきたいと思いますが、岡山県の場合は林家が非常に規模が小そうございまして、森林組合あるいは林業労務者に余りうまみのある仕事というのは少ないわけです。
そこで、今も岡先生からもお話がありましたように、我々森林組合等で林業労務者で労務班をつくって進めておりますけれども、どうしても国営に負けないようないわゆる環境というものを整えてやって、せっかく労務班になったのがすぐ逃げ出すというようなことのないように、やはり十分な配慮を加えてやっていくということが大事な問題だというふうに受けとめております。
この数字から考えられますことは、いわゆるチェーンソーその他の林業労務者が働いておられる中で非常に振動病にかかるということ、この第二次健診に回った長野県あたりの数字はもう七割五分も出ておるということ。こういう実態を労働省なりあるいは林野庁あたりはどのようなお考えでおられるか、お伺いをしてみたい。
ところが、これに対しては林業労務者というのが不足している。この林業労務者をどう確保するか、ここにもいろいろ問題があると思うのでございます。いろいろな問題があると思いますが、林業の持つ非常に国家的な重大な使命を果たすためには、林業対策というものを積極的にやるべきだ、こう思います。
先ほどから話ございましたように、この林業労務者というのは日々雇用されているわけですから、日雇いですね。しかも出来高払いですから、体がよっぽど悪くならないと、国の場合とは違って特に民間の場合は、体がよっぽど悪くならないと休まないと、そういうことになりますね。その関係から、結局病気にかかっているということは知っておりながら、働かなくちゃならないという実情にあるわけです。
その中で定住化の促進というようなことで、林業労務者あるいは林業従事者といいますか、この方々の生活なりあるいは就労機会の創出なりといったような面での事業を大々的に行っていくことになっておるわけでございます。
いまやはり長野とか北海道とか、もっと林業労務者が専従して、年の半分以上も山仕事に行っているという地帯であれば、なるほどそれは一つの問題としてあり得るという感じがいたしました。
次に、林業労務者についてお聞きをいたします。森林組合の二大事業であります林産生産事業と造林造成事業、いずれも作業班の活動が最大の課題になっているわけであります。林業白書によっても、現在林業労働者は二十二万人前後で前年と余り変わりがない。あるいはまた農林省の資料によれば、森林組合の作業班の人数は五万七千人前後であるというふうに言われているわけです。
○村沢牧君 林野庁長官でもだれでもいいですが、これは林業労務者に対しては矛盾があるんですね。いまお聞きをしておっても、たとえばCであってもAであっても、白ろう病であると業務上の疾病なんですよ。これが、あるCという段階に至らなければ、労働省の方では労災の適用にしない。厚生省の方では、職業病上の疾病であるから健康保険の対象にしない。したがって、多くの労働者が苦しんでいるものがあるんですよ。
まず、林業労務者の現状はどうであるかということが一つ。次に、その林業の担い手としての位置づけをどのように考えておられるか、林業の担い手の育成強化及び今後の担い手確保対策はどういうように考えておられるか。さらに、森林組合作業班の現状はどういう状態であるか。
○稲富委員 現在、民有林で一番困る問題は、植林をやろうといたしましても林業労務者が不足しているということが大きな難点なんですね。
私が申し上げたいのは、山林労務者、林業労務者は非常に低賃金なんです。だから、この雇用問題で労働省が幾ら、山に入ってもらって植林をしてもらうとか、非常に意義のある国土計画に参画してもらうと言いましても、大工さんや左官さんの一日八千円から一万円に比べますと半分ぐらいである。また、他の業種の方に比べてもかなりの格差が実は出ております。しかも山林労務は雨の日は仕事できません、工場労働と違いますから。
その際に石田労働大臣から、労働力の余ったのは山村で、いわゆる林業労務者として雇用問題を解決したい、林野庁とすでに話し合いをやりつつあるということを実はお聞きしたわけなんです。だから、労働問題、雇用問題までもが山村に入りつつある。 林野庁の方にお聞きしたいのですが、現在、そういう労働省の御要望があった場合に、果たして山村で満足できるような雇用の条件があるのかどうか。
林業の場合は外材が、しかも製品等の輸入が大量にふえる傾向がございまして、国内林業は沈滞、意欲停滞して、植林する人が非常に減っておりますし、現在の森林開発公団とか林野庁が計算しております林業労務者の平均賃金は四千円前後である。非常に低賃金なのです。
ここ十年来、植林面積が減っておるし、また山村に働く林業労務者の方々が、これもまた都市に流出いたしまして、非常な減少でございます。しかも、木材価格等にいたしましても、十年前に比べて七〇%ぐらいの高騰にしかなっておらない。また、労務賃金にしても、たとえば同じ業種の大工さんとか左官屋さんに比べまして、三分の一から高くても二分の一である。
○政府委員(松形祐堯君) 先ほどお答え申し上げましたような実態でございますけれども、たとえば全国に相当数の森林組合がございまして、先生冒頭おっしゃいました日本の林業労務者二十万人ぐらいのうちの約六万人程度が森林組合の中の労務班を形成しているメンバーでございます。
それで、もちろんこの後継者の問題も、林業経営の後継者をつくることも同時に必要でありますが、いかにして林業労務者を確保することを考えるか、ここに私は間伐問題にいたしましても大きな問題があると思うのであります。
○国務大臣(長谷川峻君) 私に対する質問は一人親方の問題のようでございますが、私は民間林業労務者、このチェーンソー振動障害から非常に白ろう病という問題がよく出るものですから、話を聞いておったのじゃだめでございますから、現地に入りまして政務次官と一緒に一晩泊まって、自分でチェーンソーを扱ってみました。これは二時間、一日にやるわけですね。
○島本委員 しかし、これに対しては、伐採中心の計画であるということ、林道開発が優先し、自然破壊が先行しているということ、林業労務者を犠牲にして地域産業を崩壊させるものであるということ、観光開発をねらった計画であるということ、こういうようなことが地域団体から盛んに言われ、それに対しての具体的な回答が示されないようであります。
林業労務者なんか、いまほとんど確保困難になっているのですよ。造材とかそれから造林とか、いわゆる製造業でないほうですよ、林業関係の。きょうは時間がないから個々に産業上の実態を申し上げませんけれども、一がいに農村労務者というと何でも東京に出かせぎに来て働く人方だという考え方でなくて、逆にそういう人方を求める地帯があるということを忘れてもらっては困るわけですよ。