1976-10-29 第78回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
そこで、その当時は原子力の先進国と言われるところの、たとえば最初の平和利用に初めてつくったイギリスのコールダーホール、ヒントン卿が難行苦行してつくったコールダーホールその原子力発電所を、その二十九年以後からたびたび科学技術庁の人や産業会議の方や、与野党を問わず衆議院も参議院の方も見に行って、そのモデルを東海村へ持ってきたことは御存じのとおりであります。
そこで、その当時は原子力の先進国と言われるところの、たとえば最初の平和利用に初めてつくったイギリスのコールダーホール、ヒントン卿が難行苦行してつくったコールダーホールその原子力発電所を、その二十九年以後からたびたび科学技術庁の人や産業会議の方や、与野党を問わず衆議院も参議院の方も見に行って、そのモデルを東海村へ持ってきたことは御存じのとおりであります。
これからひとつ原子力委員会が受け持つという大きい責任を持っておりますから、シーボーグを呼んだり、あるいはもうしばらくペランも来ていませんから、日本と競争しておるところのフランスのペランあたりも呼んだり、ヒントン卿は年をとってだめだろうし、ボーアは死んでしまったから残念でありますが、そういうなにを、大臣は必ず予算はとってくれると思いますから、画期的な啓発の努力を続けていただきたいと思います。
かつて、〇・六ペンス(二円五〇銭弱)で発電ができるというヒントン卿の示唆にもとづいて東海村にコールダーホール改良型炉を建設した。これについては当委員会においても多くの批判が行なわれたのであるが、この動力炉は工期が一年余も遅れ、建設費も一〇〇億円近く上回り、その発電コストも伝えられるところではキロワット時当り六円余になったという。
かつて、〇・六ペンス(二円五〇銭弱)で発電ができるというヒントン卿の示唆にもとづいて東海村にコールダーホール改良型炉を建設した。これについては当委員会においても多くの批判が行なわれたのであるが、この動力炉は工期が一年余も遅れ、建設費も一〇〇億円近く上回り、その発電コストも伝えられるところではキロワット時当り六円余になったという。
それよりも、もっとひどいのは東海発電所、あのときにはたまたまヒントン卿がやってきて、原子力発電は一キロワット・パー・アワー〇・六ペンスでやれる、こういう御発言があった。当時の原子力委員長が、それでは原子力発電をまずやろうといわれて、湯川秀樹さんが憤激されて原子力委員をやめられたといういきさつがあったことは御存じのとおりです。
(拍手)ヨーロッパ諸国の長期的な総エネルギーの年率平均伸びは三%ないし四%と想定をされ、エネルギーの流体化、エネルギー源の自由選択の傾向を是認した想定でも、OHEC加益国総体として、一九七五年度において六二%以上の国内エネルギーの供給率を保つと見込まれ、イギリスにおいても、最近来日したイギリス中央電力庁総裁ヒントン卿の言によれば、石炭のみで総エネルギーの七〇%を、将来ともに優先確保する方針が明らかにされておるのであります
資料といたしましては、少し古くなりますが、一九六〇年マドリッドの世界動力会議におけるヒントン卿及びボーガン氏の発表を参考にいたしました。 まず建設コストでありますが、一九六一年、すなわち昨年度運転に入った単基十五万キロワット級と一九六三年から一九六五年に運転に入る単基二十五万キロワット級二台一組の建設費の推移は、キロワット当たり百五十ポンドから百ポンドまで低下、約三割の低減となっております。
英国あたりも、最近の海外事情を拝見いたしますと、アメリカと英国の共同研究の成果というのでしょうか、天然ウラン重水炉というようなところへ踏み切ろうというヒントン卿あたりの強い意向も聞いておるわけです。国産炉としても天然ウラン重水炉を作りつつある。何かそういう意味でダブっておるのじゃないかということですね。
それで、先般私「原子力海外事情」という小冊子をいただいて読んでおりましたが、ヒントン卿が、英国における原子力発電のコストが思った通りにいかぬ、外国にもっと安いものができたから、やはり経済性の見地から、これを引き取ったっていいではないか。
さらに、また、イギリスのAEAと和音深い関係にありますヒントン卿あたりも、フランス製のものより——もちろん、自分の国の産業を育成するという使命感から出ておるのかもしれませんけれども、英国のものがいいのだというようなことを言っておるというふうに伝え聞いておるわけです。
○岡委員 原子力発電がわが国でひとしお声高くなったのは五年前でございましたが、ヒントン卿が来られて、いわゆる〇・六ペンスということであったと思うわけですが、今石川委員は原子力発電のコストの点に触れられまして、〇・六ペンス説を唱えられた当のヒントン卿も、ことしの六月、マドリードで開かれた世界の動力会議の演説の中で、はっきりと、火力、新火力と大体価格が引き合うのはここ十年はかかるだろう、同様なことが、英国動力相
ところが最近になってから、さっきお話に出たヒントン卿自身も——これは間接の情報ですからわかりませんが、この方針を切りかえて、そして一九六二年くらいにはAGRをプロット・タイプで、デモンストレーション・プラントを越えて実用化しようという意向であるとも伝えられております。
それで、今の公述人のお話の中には、自分は東海村に住みたくないというお話がありましたが、また一面、ヒントン卿は、最近会った日本人に、自分は喜んでその近所に住むということも言っておる。これは「いはらぎ新聞」にもそういう記事が出ておったのを私は拝見しておりまして、やっぱり議論は分かれておる。
もう一点は、日本の国務大臣として、日本の学術会議の学者の意見を尊重せずして、たとえば、先ほどの委員長の言にいたしましても、藤本参考人の日本の学者としての意見に対して、イギリスのヒントン卿の言をもって迎えられるというようなことに対しましては、はなはだ了解に苦しみます。あなたは、日本の学者の意見を尊重しないという立場に立たれるのかどうか、お伺いいたします。
この新鋭火力の発電原価におおむね匹敵するものであるといわれております根拠と申しますか、あるいはこの問題が出ました発端は、昭和三十一年五月にイギリスの原子力公社のクリストフアー・ヒントン卿が日本を訪問されまして、イギリスでは十万キロワットの天然ウラン炭酸ガス冷却型原子炉の発電原価は一キロワット・アワー当たり〇・六ペンスが可能であるということを言明されまして、これを機会にして原子力委員会が訪英調査団を送
これも今私は問題にするわけじゃございませんが、結局これは原子炉の今度の発電会社のコールダーホール改良型にいたしましてもそうでありますし、それからまた今原子力研究所の試験炉においてもそうだと思うのでありますが、根本的は、いろいろ私ども読んでみても、日本の土地というものが御承知の地震の問題が一番大きいわけで、最初にこのコールダーホールのことについて、あれは何というのですか、ヒントン卿ですかが来られて、この
それならば安全になるということであったならば、経済性の点は、ヒントン卿の言うようなべらぼうなものでないことは初めからわかっている。しかし、経済性の問題というものはある程度、ネグっても、技術を入れるということに非常に大きな意義を見出している。
御存じのように、今から四、五年前に英国のヒントン卿が来られた。原子力発電をやれば一キロワット時〇・六ペンスだ——日本にすれば二円五十銭くらいでしょうか。そこで当時の委員長の正力さんが、それでは原子力発電をやるべきだということで、私をして言わしむれば、少し独走をされたようでございます。
というのは、たとえばヒントン卿の問題とか、コールダーポールが絶対に安全だというような自信の強さ、それから、今までの知識と努力の全力をあげてやってきたというふうなことをおっしゃるのですけれども、全体において世界的に開発途中にあるので、われわれが非常に技術的にまだ知識上非常におくれておるということがわれわれの今の焦りでありましょう。
ときによりますと、ヒントン卿が原子力委員会を離れて発電公社の方に移られたとか、コッククロフトが大学の学長になられたというようなことをもって、何だかコールダーポール・タイプの失敗を証明するかのような意見がときどき散見されるのでありますが、ヒントン卿が発電公社に移られたというのは、決してこの責任を負ってやむを得ず出られたんじゃなくて、この発電所の増設、原子力の増設についてヒントン卿を必要とするんで転任を
いわゆる〇・六ペンスを日本で宣伝していかれたヒントン卿が今就任しておられる。〇・六ペンスで、経済性に合うコールダーホール改良型をぜひ採用してくれと日本で賞伝していったヒントン卿が中央電気発電庁の総裁でしょう。このヒントン卿のもとで、今日本が買おうとしておるコールダーホール改良型はことしで打ち切られ、来年から別なタイプうになる、こういうことなんです。
ヒントン卿が三年前に〇・六ペンス、日本のお金にすれば二円五十銭、安いものだというので、当時の原子力委員長がこれに飛びつかれた。一昨年の十二月には、原子力発電長期計画というものが原子力委員会から出された。これでは二円五十銭が四円七十五銭になっておる。
それから、現にヒントン卿にしても、〇・二四ペンスの原子力発電の旗を日本で振っていかれた方だが、これも中央電力庁の総裁になられてから、原子力発電については相当慎重な検討を要するという態度をはっきり表明しておる。去年は電力庁は一つも注文を出しておりません。そういうような状態で、やはり経済性の問題、安全性の問題について、英国にも自己批判、反省があるのではないかと考えられるわけです。
ところがたまたま、イギリスからヒントン卿これはコルダーホールを作った人であります。それを呼んで事情を聞きますと、原子力発電がイギリスでは経済ベースに合う。日本のことは知らぬが、とにかく合うということを彼が来て明言いたしました。そこで、そのときアメリカの方も確めました。アメリカでは、どうしても経済ペースに合う段階まで来ておらぬということを、アメリカでは言うております。