1954-03-29 第19回国会 参議院 厚生委員会 第20号
○参考人(齋藤弘吉君) そういうこともほかの国でやつておりません。私のほうの協会で、そんなに日本で捕獲に困るものならば、毒殺というふうに新聞で伝えたものでありますから、若しも毒殺するんだつたら、麻酔薬のほうがいいんじやないか。それでこちらのほうでも実験して見ましたが、御存じの通り、体重一キロについて〇・一でしたかを食べさせました。こちらがやつたのではなく、病院長がやつたのですが、胃の中に物がありますときとないときで
○参考人(齋藤弘吉君) そういうこともほかの国でやつておりません。私のほうの協会で、そんなに日本で捕獲に困るものならば、毒殺というふうに新聞で伝えたものでありますから、若しも毒殺するんだつたら、麻酔薬のほうがいいんじやないか。それでこちらのほうでも実験して見ましたが、御存じの通り、体重一キロについて〇・一でしたかを食べさせました。こちらがやつたのではなく、病院長がやつたのですが、胃の中に物がありますときとないときで
○参考人(齋藤弘吉君) 外国では、狂犬病予防のために薬殺しておるということは知りません。薬を使つていないと思います。ただ特定の犬を、捕獲した犬を殺すときには、獣医が犬の心臓に硝酸ストリキニーネの薬物を注射いたしましてねむらせることはいたしますけれども、薬を日本みたいに撒布してそれを食べさして殺すということはどこも聞いておりません。
○参考人(齋藤弘吉君) 私日本動物愛護協会理事長をしておりますが、この犬の問題につきましてはほかに東京都の狂犬病予防審議会の委員を二十四年九月からずつといたしておりまして、この問題には約六ヶ年間取組んでおります。そのほか日本哺乳動物学会などいろいろ動物に関した面約十の会の役員をしておりますので、動物愛護協会の立場だけでなくて、広くこの狂犬病予防法の今度の改正問題について意見をちよつと申上げたいと思います