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292件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2020-03-18 第201回国会 参議院 財政金融委員会 第4号

参考人黒田東彦君) この日本銀行が保有するETFの含み損益の状況というのは、日々の市場動向で大きく左右されますので、幅を持って見る必要があると思います。  その上で、公表している直近の二〇一九年九月末時点のETFの保有状況と十月以降のETF買入れの実績などを踏まえまして現時点の日経平均株価を基にやや粗い試算を行いますと、含み損益は二兆円から三兆円というところになると思います。ただ、これはあくまでも

黒田東彦

2020-03-18 第201回国会 参議院 財政金融委員会 第4号

参考人黒田東彦君) 従来から申し上げていますとおり、ETFの買入れというものは、株式市場リスクプレミアムに働きかけることを通じて、経済、物価にプラスの影響を及ぼしていくということを目的としているわけであります。すなわち、この金融市場の不安定な動きなどが企業や家計のコンフィデンスの悪化につながることを防止するということによって、企業や家計の前向きな経済活動をサポートするということを目的としております

黒田東彦

2020-03-18 第201回国会 参議院 財政金融委員会 第4号

参考人黒田東彦君) 今週月曜日、ETFの積極的な買入れを公表した後の我が国の株価を見ますと、一旦上昇したものの下落に転じまして、前日比約四百円安で取引を終えました。新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受けて、グローバルに投資家のリスクセンチメントが悪化する下で、金融資市場は世界的に不安定な動きを続けており、我が国の市場もその影響を受けたというふうに見られます。  もっとも、今週月曜日にはニューヨーク・ダウ

黒田東彦

2020-03-10 第201回国会 参議院 財政金融委員会 第3号

参考人黒田東彦君) 現時点ではそういったことを検討しているというわけではありませんけれども、御指摘の点も踏まえて、常に、これは現金の受け払いということだけではなく、様々な銀行の支店を通じて現金並びに当座預金という形で決済システムが動いているわけですので、そういったところの安全性という問題については常に注意を払っていかなければならないというふうに思っておりまして、日本銀行におきましても、そういう点

黒田東彦

2020-03-10 第201回国会 参議院 財政金融委員会 第3号

参考人黒田東彦君) 昨年の十月以降のETFの買入れ額の累計額は二兆四百四十二億円となっております。  それから、御質問の損益分岐点というのは含み益がなくなる株価水準だと理解しておりますけれども、日本銀行は、上半期末及び事業年度末についてのみETFを含む保有有価証券の時価情報を公表しておりまして、公表している直近の二〇一九年九月末時点におけるETFの保有状況を前提として機械的に計算すると、日経平均株価一万九千円程度

黒田東彦

2020-03-10 第201回国会 参議院 財政金融委員会 第3号

参考人黒田東彦君) この新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして内外の不透明感が高まっているということで、こうした下で、御指摘のとおり、国際金融市場では大変不安定な動きが続いております。  我が国の実体経済に対しても、この新型コロナウイルスの感染拡大が、インバウンド需要、輸出、生産、そして個人消費などに影響を与えると見られます。現時点で定量的な評価は難しいわけですけれども、既に訪日客が大きく減少

黒田東彦

2020-03-04 第201回国会 参議院 予算委員会 第6号

参考人黒田東彦君) まず、新型コロナウイルスの感染拡大が我が国経済に幾つかのルートで影響を及ぼすというふうに考えております。  第一に、中国などへの輸出に対する影響、第二に、サプライチェーンを通じた生産活動への影響、第三に、中国人訪日客を中心とするインバウンド需要への影響、第四に、国内における外出自粛などに伴う個人消費への影響でございます。  現時点で定量的な評価は難しいわけですが、既に中国からの

黒田東彦

2020-02-25 第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号

○黒田参考人 確かにIPCCが指摘しているとおり、この一・五度以内におさめるということが非常に重要であり、そのためには、二〇五〇年前後に世界のネットの排出量が正味ゼロとなっていかないといけないということも非常に重大なポイントだと思います。つまり、森林とかなんかでCO2を吸収するのと、他方でCO2を排出するのとがバランスして、ネットでゼロにするということですから、物すごく大変な目標であることは事実ですけれども

黒田東彦

2020-02-25 第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号

○黒田参考人 御指摘の点は承知しております。  それは、私、二〇〇五年から二〇一三年まで八年間、アジア開発銀行総裁を務めておりまして、アジア開発銀行においても、特に気候変動に対して、一方で、いわゆるアダプテーションというんでしょうか、気候変動の結果、高潮とか豪雨とか、あるいは干ばつとか、そういうものが起こることに対してきちっと適応して、頑健なインフラをつくるというようなことの支援もしておりましたし

黒田東彦

2020-02-25 第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号

○黒田参考人 御指摘のダボス会議では、ゲオルギエバIMF専務理事、ラガルドECB総裁、ムニューシン米財務長官、ショルツ独財務大臣などと世界経済に関するパネルディスカッションが行われて、それに参加したわけでございます。  このパネルディスカッションでは、世界経済の足元の経済動向も議論になりましたが、中長期的に世界経済に大きな影響を与える要因として気候変動が話題になりまして、意見交換をいたしました。  

黒田東彦

2020-02-21 第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号

○黒田参考人 先ほど来申し上げましたとおり、新型コロナウイルスの問題が我が国の経済、物価に与える影響、それから今後の金融市場の動向、これには最大限の注意を払っていく必要があるというふうに思っております。その上で、必要なときには必要な措置がとれるように万全を期してまいりたいと思っております。  現時点で金融政策面からの対応について具体的に議論する段階にはないと考えておりますけれども、これまでも申し上げているとおり

黒田東彦

2020-02-21 第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号

○黒田参考人 この新型コロナウイルスの感染症の拡大が具体的に日本経済に及ぼす影響というのは、主として三つのルートがあると思うんです。  まず第一に、中国経済活動が抑制されることに伴って、我が国から中国への輸出が影響を受けるということであります。  第二に、サプライチェーンを通じた我が国の生産活動への影響であります。  第三には、中国人訪日客を中心とするインバウンド需要の減少でありまして、実際、私どもの

黒田東彦

2020-02-21 第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号

○黒田参考人 御指摘の新型コロナウイルスが世界経済に及ぼす影響については、委員御指摘のとおり、まず、中国で生産あるいは消費などの活動が抑制されて中国経済を下押しするということが考えられるわけですが、それが貿易あるいはグローバルな生産活動などを通じて世界経済全体に波及する可能性が高いというふうに考えております。  特に、かつてSARSが流行したときの世界経済に対する影響と比べますと、その当時と現在とで

黒田東彦

2020-02-04 第201回国会 衆議院 予算委員会 第6号

○黒田参考人 現時点でそういうことになるというふうには考えておりません。  なお、御指摘のようなイールドカーブコントロールというものにつきましては、最も適切と考えられるイールドカーブの形成を促すように長期国債の買入れを行うわけですけれども、これは弾力的に行うということにしておりまして、こうしたもとで、世界的に金利が低下した昨年後半は国債買入れオペを減額いたしましたが、その後は減額しておりません。

黒田東彦

2020-02-04 第201回国会 衆議院 予算委員会 第6号

○黒田参考人 現時点で追加緩和の具体的な内容について云々するということは差し控えたいと思いますが、必要があればちゅうちょなく金融緩和を追加するということは以前から申し上げていますし、その場合のオプションとしてさまざまなものがある、あるいはその組合せその他工夫の余地もあるということを申し上げておりますが、今の時点で、追加緩和をするとか、その内容について何か言うというのは、やや時期尚早ではないかと思います

黒田東彦

2020-02-04 第201回国会 衆議院 予算委員会 第6号

○黒田参考人 御指摘の新型コロナウイルスによる感染症の拡大が内外経済に与える影響については、現時点で評価することは確かに難しいわけですが、既に幾つかの面で影響が生じ得るというふうに考えております。現に生じている面もあるわけです。  まず、中国国内の経済活動が抑制されることに加えまして、日本や米国の経済にとっても、製造業のサプライチェーン、あるいは中国人観光客の流入の減少その他を通じて、日本経済だけではなく

黒田東彦

2020-01-29 第201回国会 参議院 予算委員会 第1号

参考人黒田東彦君) 二〇一三年の政府日本銀行の共同声明におきまして、日本銀行は、大胆な金融緩和を通じて二%の物価安定の目標をできるだけ早期に実現するということになっておりまして、現時点でもそうした努力を重ねているというところであります。  なお、最近時点の展望レポートによりますと、物価上昇率は今年度、来年度と少しずつ上昇していくということにはなっておりますが、一%台であって、まだ二%に達する状況

黒田東彦

2020-01-29 第201回国会 参議院 予算委員会 第1号

参考人黒田東彦君) 先進国中央銀行の中では、ユーロ圏の中央銀行のほか、スイス中央銀行ノルウェー中央銀行などにおいて外貨準備の運用あるいは資産運用の目的株式を保有しているようでございます。その中で、スイス中央銀行あるいはノルウェー中央銀行というのは相当な額を保有しているように伺っております。  ただ、先進国中央銀行において、言わば金融政策目的政策目的として株式やETFを購入している

黒田東彦

2020-01-29 第201回国会 参議院 予算委員会 第1号

参考人黒田東彦君) 委員御指摘のとおり、日本銀行はETFを含む有価証券の時価情報を公開しておりまして、公表している直近の二〇一九年九月末時点におけるETFを通じた日本銀行株式保有額は、東証一部の時価総額の約五%程度というふうに承知をしております。  また、GPIFもその程度の株式を保有しているというふうに承知しておりますが、GPIFの数字について私から責任を持って申し上げるのはちょっと差し控えさせていただきます

黒田東彦

2020-01-28 第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号

○黒田参考人 先ほど来申し上げているとおり、あくまでも財政運営は政府国会責任において行われているものでありまして、中央銀行政府国会責任において行われている財政運営に何か特別な影響を与えようとかそういったことはどこの国の中央銀行でも行っておらないわけでありまして、あくまでも中央銀行は、物価の安定、そして金融、特に決済システムの安定というこの二つの目的のために金融政策なりさまざまな政策を行っているということをぜひ

黒田東彦

2020-01-28 第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号

○黒田参考人 先ほど来申し上げているとおり、財政運営につきましては、あくまでも政府国会責任において行われるものというふうに認識しております。  私どもとしては、先ほど来申し上げているとおり、二%の物価安定の目標を実現するという金融政策上の目的のために現在の金融緩和を行っておりまして、引き続き、物価の安定というのは、これは日本銀行法にも書いてございますけれども、みずからの使命でございますので、それを

黒田東彦

2020-01-28 第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号

○黒田参考人 財政運営につきましては、基本的に政府国会責任において行われるものというふうに認識しておりまして、私から具体的なコメントをするのは差し控えたいと思いますが、その上で、一般論として申し上げますと、やはり我が国の政府債務残高が極めて高い水準となる中で、政府が中長期的な財政健全化について市場信認をしっかりと確保することは重要であるというふうに考えております。二〇一三年に政府日本銀行が公表

黒田東彦

2019-12-03 第200回国会 参議院 財政金融委員会 第5号

参考人黒田東彦君) 足下、まず最近の企業設備投資を見ますと、またそれらの資金調達を見ましても、かなり長い期間のデフレあるいはリーマン・ショックの経験などから、かつては慎重さが見られておりましたけれども、ここ数年、企業収益は高水準を維持して、企業の投資スタンスが徐々に積極化する下で、設備投資は増加傾向にあり、企業の資金需要も増加を続けております。貸出しも、二〇一〇年代の前半から前年比プラスに転じまして

黒田東彦

2019-12-03 第200回国会 参議院 財政金融委員会 第5号

参考人黒田東彦君) 確かに、経済活動が活発化して民間の資金需要が大きく増加するような経済情勢であれば、税収の増加などによって財政収支の改善がより容易になることは確かであります。  もっとも、民間経済活動と財政は相互に影響を与える関係にありまして、一方方向の因果関係があるわけではないと認識をしております。民間の経済活動が活発になれば財政健全化に資する一方で、財政健全化に対する信認が失われますと、金利上昇

黒田東彦

2019-12-03 第200回国会 参議院 財政金融委員会 第5号

参考人黒田東彦君) 御指摘のように、一九九〇年代のバブル崩壊後、我が国では深刻な景気後退が続き、金融危機も発生いたしました。そうした下で、設備投資などの経済活動が停滞し、民間部門の資金需要は減少した、その結果、民間部門の借入れが減少したというふうに思われます。  この間、政府は、経済活動を支えるため景気対策などの目的から財政支出を拡大した一方で、税収が減少したため財政赤字が拡大したと思います。こうした

黒田東彦

2019-11-29 第200回国会 衆議院 財務金融委員会 4号

○黒田参考人 物価の安定を実現するために中央銀行独立性が必要であるという考え方は、歴史的な経験を踏まえて、今や世界的に確立しているというふうに思います。  他方で、マクロ経済政策の運営に当たって、政府中央銀行が十分な意思疎通を図るということも重要であることも事実でありまして、いわゆる政府、日銀の共同声明もこうした考え方に基づくものでありまして、そこでは、デフレ脱却と持続的な経済成長の実現のために

黒田東彦

2019-11-29 第200回国会 衆議院 財務金融委員会 4号

○黒田参考人 今委員御指摘のポリシーミックスということについては、抽象的な議論もさることながら、現在の日本のコンテクストで申し上げますと、いわば、中央銀行が物価安定目標を実現するために金融緩和政策を推進している、そういう状況で、政府が必要に応じて財政政策を活用するという、この政策組合せを指すものであろうというふうに思います。  このように、金融財政政策を組み合わせると、その相乗効果によって景気刺激効果

黒田東彦

2019-11-29 第200回国会 衆議院 財務金融委員会 4号

○黒田参考人 日本銀行は、毎年六月と十二月に通貨及び金融の調節に関する報告書を国会に提出しております。本日、我が国経済の動向と日本銀行金融政策運営について詳しく御説明申し上げる機会をいただき、厚く御礼申し上げます。  まず、我が国の経済金融情勢について御説明いたします。  我が国の景気は、輸出、生産や企業インド面に海外経済の減速の影響が引き続き見られるものの、所得から支出への前向きの循環メカニズム

黒田東彦

2019-11-29 第200回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号

○黒田参考人 物価の安定を実現するために中央銀行独立性が必要であるという考え方は、歴史的な経験を踏まえて、今や世界的に確立しているというふうに思います。  他方で、マクロ経済政策の運営に当たって、政府中央銀行が十分な意思疎通を図るということも重要であることも事実でありまして、いわゆる政府、日銀の共同声明もこうした考え方に基づくものでありまして、そこでは、デフレ脱却と持続的な経済成長の実現のために

黒田東彦

2019-11-29 第200回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号

○黒田参考人 今委員御指摘のポリシーミックスということについては、抽象的な議論もさることながら、現在の日本のコンテクストで申し上げますと、いわば、中央銀行が物価安定目標を実現するために金融緩和政策を推進している、そういう状況で、政府が必要に応じて財政政策を活用するという、この政策組合せを指すものであろうというふうに思います。  このように、金融財政政策を組み合わせると、その相乗効果によって景気刺激効果

黒田東彦

2019-11-29 第200回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号

○黒田参考人 日本銀行は、毎年六月と十二月に通貨及び金融の調節に関する報告書を国会に提出しております。本日、我が国経済の動向と日本銀行金融政策運営について詳しく御説明申し上げる機会をいただき、厚く御礼申し上げます。  まず、我が国の経済金融情勢について御説明いたします。  我が国の景気は、輸出、生産や企業インド面に海外経済の減速の影響が引き続き見られるものの、所得から支出への前向きの循環メカニズム

黒田東彦

2019-11-19 第200回国会 参議院 財政金融委員会 3号

参考人黒田東彦君) 今御指摘になったような点について、様々な議論がいろいろなフォーラムで行われていることは事実でありますけれども、日本銀行として、他国の通貨政策あるいは通貨主権についてコメントするというのは必ずしも適切でありませんので、発言は控えたいと思います。  その上で申し上げますと、日本銀行としては、実は世界各国におけるデジタル通貨に関する取組あるいはその影響について今後とも注意深く見てまいりたいと

黒田東彦

2019-11-19 第200回国会 参議院 財政金融委員会 3号

参考人黒田東彦君) リブラといったいわゆるステーブルコインには、コストや決済時間などの面で課題のある様々なグローバルなクロスボーダー決済を改善するという面もありますし、また、金融包摂、いわゆるフィナンシャルインクルージョンを促進するという可能性もございます。  ただ、そうした便益というものは、マネロン、あるいはテロファイナンス、さらにはサイバーセキュリティー、市場の健全性、データ保護消費者、投資家保護

黒田東彦

2019-11-19 第200回国会 参議院 財政金融委員会 3号

参考人黒田東彦君) 日本銀行は、毎年六月と十二月に通貨及び金融の調節に関する報告書を国会に提出しております。本日、我が国経済の動向と日本銀行金融政策運営について詳しく御説明申し上げる機会をいただき、厚く御礼申し上げます。  まず、我が国の経済金融情勢について御説明いたします。  我が国の景気は、輸出、生産や企業インド面に海外経済の減速の影響が引き続き見られるものの、所得から支出への前向きの循環

黒田東彦

2019-11-19 第200回国会 参議院 財政金融委員会 第3号

参考人黒田東彦君) 今御指摘になったような点について、様々な議論がいろいろなフォーラムで行われていることは事実でありますけれども、日本銀行として、他国の通貨政策あるいは通貨主権についてコメントするというのは必ずしも適切でありませんので、発言は控えたいと思います。  その上で申し上げますと、日本銀行としては、実は世界各国におけるデジタル通貨に関する取組あるいはその影響について今後とも注意深く見てまいりたいと

黒田東彦

2019-11-19 第200回国会 参議院 財政金融委員会 第3号

参考人黒田東彦君) リブラといったいわゆるステーブルコインには、コストや決済時間などの面で課題のある様々なグローバルなクロスボーダー決済を改善するという面もありますし、また、金融包摂、いわゆるフィナンシャルインクルージョンを促進するという可能性もございます。  ただ、そうした便益というものは、マネロン、あるいはテロファイナンス、さらにはサイバーセキュリティー、市場の健全性、データ保護消費者、投資家保護

黒田東彦

2019-11-19 第200回国会 参議院 財政金融委員会 第3号

参考人黒田東彦君) 日本銀行は、毎年六月と十二月に通貨及び金融の調節に関する報告書を国会に提出しております。本日、我が国経済の動向と日本銀行金融政策運営について詳しく御説明申し上げる機会をいただき、厚く御礼申し上げます。  まず、我が国の経済金融情勢について御説明いたします。  我が国の景気は、輸出、生産や企業インド面に海外経済の減速の影響が引き続き見られるものの、所得から支出への前向きの循環

黒田東彦

2019-11-13 第200回国会 衆議院 財務金融委員会 3号

○黒田参考人 このMMTの観点というか、その点からいろいろな議論があることは事実ですけれども、MMTについて、しっかりしたマクロ経済学的な裏づけがあって議論になっているというよりも、むしろ、基本的な考え方として、財政政策財政赤字や債務残高などを考慮せずに景気安定化に専念して、中央銀行がこれをファイナンスするということで大丈夫だという議論だと思いますが、そこは、マクロ経済学が教えるように、仮にそういうことをすれば

黒田東彦

2019-11-13 第200回国会 衆議院 財務金融委員会 3号

○黒田参考人 日本銀行総裁の立場から、一般論としてお答えします。  日本国債市場で消化されているというのは、やはり日本国債の償還能力に対する信認が前提になっていると思います。したがいまして、仮に市場信認を失う事態が発生すれば、金利の上昇などを通じて国の市場からの資金調達が困難になる可能性もあるというふうに考えております。  したがいまして、中長期的な財政健全化について市場信認をしっかりと確保することが

黒田東彦

2019-11-13 第200回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号

○黒田参考人 このMMTの観点というか、その点からいろいろな議論があることは事実ですけれども、MMTについて、しっかりしたマクロ経済学的な裏づけがあって議論になっているというよりも、むしろ、基本的な考え方として、財政政策財政赤字や債務残高などを考慮せずに景気安定化に専念して、中央銀行がこれをファイナンスするということで大丈夫だという議論だと思いますが、そこは、マクロ経済学が教えるように、仮にそういうことをすれば

黒田東彦

2019-11-13 第200回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号

○黒田参考人 日本銀行総裁の立場から、一般論としてお答えします。  日本国債市場で消化されているというのは、やはり日本国債の償還能力に対する信認が前提になっていると思います。したがいまして、仮に市場信認を失う事態が発生すれば、金利の上昇などを通じて国の市場からの資金調達が困難になる可能性もあるというふうに考えております。  したがいまして、中長期的な財政健全化について市場信認をしっかりと確保することが

黒田東彦

2019-11-07 第200回国会 参議院 財政金融委員会 2号

参考人黒田東彦君) この十月に実施されました消費税率引上げが消費行動に与える影響につきましては、まず、九月までの個人消費に関する各種データを見ますと、今回の消費税率引上げ前の需要増というものが、いわゆる駆け込みですけれども、二〇一四年の引上げ時と比べますと小幅なものであったというふうに判断をしております。  次に、税率引上げ後の家計の支出動向につきましては、現時点ではまだ把握できるデータが限られておりまして

黒田東彦

2019-11-07 第200回国会 参議院 財政金融委員会 2号

参考人黒田東彦君) これも委員が御指摘されましたように、二〇一六年の九月に、いわゆるイールドカーブコントロール、長短金利操作付き量的・質的金融緩和を導入いたしました。この下では、国債の買入れ額を目標としていた以前の枠組みに比べまして、経済、物価、金融情勢に応じた柔軟かつ効果的な対応が可能となるということで、政策の持続性が高まったことは事実だと思います。  その導入に際しまして、二〇一三年からやっておりました

黒田東彦

2019-11-07 第200回国会 参議院 財政金融委員会 2号

参考人黒田東彦君) ただいま委員がおっしゃったように、確かにグローバル金融危機、いわゆるリーマン・ショック以降、多くの先進国で金利が下がっているわけですけれども、これはいわゆる潜在成長率の低下、それから恒常的な資金余剰などによって、景気に中立的な実質金利、いわゆる自然金利そのものが趨勢的に低下してきたということがやや長い目で見た世界的な低金利の背景にあるというふうに考えております。  なお、昨年末以降

黒田東彦

2019-11-07 第200回国会 参議院 財政金融委員会 第2号

参考人黒田東彦君) この十月に実施されました消費税率引上げが消費行動に与える影響につきましては、まず、九月までの個人消費に関する各種データを見ますと、今回の消費税率引上げ前の需要増というものが、いわゆる駆け込みですけれども、二〇一四年の引上げ時と比べますと小幅なものであったというふうに判断をしております。  次に、税率引上げ後の家計の支出動向につきましては、現時点ではまだ把握できるデータが限られておりまして

黒田東彦

2019-11-07 第200回国会 参議院 財政金融委員会 第2号

参考人黒田東彦君) これも委員が御指摘されましたように、二〇一六年の九月に、いわゆるイールドカーブコントロール、長短金利操作付き量的・質的金融緩和を導入いたしました。この下では、国債の買入れ額を目標としていた以前の枠組みに比べまして、経済、物価、金融情勢に応じた柔軟かつ効果的な対応が可能となるということで、政策の持続性が高まったことは事実だと思います。  その導入に際しまして、二〇一三年からやっておりました

黒田東彦

2019-11-07 第200回国会 参議院 財政金融委員会 第2号

参考人黒田東彦君) ただいま委員がおっしゃったように、確かにグローバル金融危機、いわゆるリーマン・ショック以降、多くの先進国で金利が下がっているわけですけれども、これはいわゆる潜在成長率の低下、それから恒常的な資金余剰などによって、景気に中立的な実質金利、いわゆる自然金利そのものが趨勢的に低下してきたということがやや長い目で見た世界的な低金利の背景にあるというふうに考えております。  なお、昨年末以降

黒田東彦

2019-10-16 第200回国会 参議院 予算委員会 2号

参考人黒田東彦君) 御指摘のとおり、日本銀行が短期政策金利である付利金利を引き上げますと、この日銀当座預金に係る支払利息が増加して、収益を下押しするということになります。もっとも、この付利金利を引き上げるというような際は、経済・物価情勢が好転して、委員御指摘のとおり、長期金利も相応に上昇していくというふうに考えられます。したがいまして、当座預金に対する支払利息が増える一方で、日本銀行の保有国債がより

黒田東彦

2019-10-16 第200回国会 参議院 予算委員会 2号

参考人黒田東彦君) これも御案内のとおり、日本銀行の長期国債の評価につきましては、従来からの評価方法を取っておりまして、基本的に、時価との比較で評価損が出たということで、それを何か日本銀行の損に計上するということはしておりません。基本的には長期に保有するということでありますが、ただ、先ほど申し上げたように、将来、二%の物価安定の目標が達成されれば、当然拡大したバランスシートを見直していくということになるということは

黒田東彦

2019-10-16 第200回国会 参議院 予算委員会 2号

参考人黒田東彦君) 御案内のとおり、二〇一三年の量的・質的金融緩和の導入以来、日本銀行は大規模な金融緩和を実施しております。その下で、国債等の資産買入れによって日本銀行のバランスシートは御指摘のように大きく拡大しております。この先も、物価安定の目標の実現に向けて大規模な金融緩和を継続する考えでありまして、バランスシートの拡大は続くというふうに考えております。  もっとも、日本銀行としては、現在の

黒田東彦

2019-10-16 第200回国会 参議院 予算委員会 第2号

参考人黒田東彦君) 御指摘のとおり、日本銀行が短期政策金利である付利金利を引き上げますと、この日銀当座預金に係る支払利息が増加して、収益を下押しするということになります。もっとも、この付利金利を引き上げるというような際は、経済・物価情勢が好転して、委員御指摘のとおり、長期金利も相応に上昇していくというふうに考えられます。したがいまして、当座預金に対する支払利息が増える一方で、日本銀行の保有国債がより

黒田東彦

2019-10-16 第200回国会 参議院 予算委員会 第2号

参考人黒田東彦君) これも御案内のとおり、日本銀行の長期国債の評価につきましては、従来からの評価方法を取っておりまして、基本的に、時価との比較で評価損が出たということで、それを何か日本銀行の損に計上するということはしておりません。基本的には長期に保有するということでありますが、ただ、先ほど申し上げたように、将来、二%の物価安定の目標が達成されれば、当然拡大したバランスシートを見直していくということになるということは

黒田東彦

2019-10-16 第200回国会 参議院 予算委員会 第2号

参考人黒田東彦君) 御案内のとおり、二〇一三年の量的・質的金融緩和の導入以来、日本銀行は大規模な金融緩和を実施しております。その下で、国債等の資産買入れによって日本銀行のバランスシートは御指摘のように大きく拡大しております。この先も、物価安定の目標の実現に向けて大規模な金融緩和を継続する考えでありまして、バランスシートの拡大は続くというふうに考えております。  もっとも、日本銀行としては、現在の

黒田東彦

2019-10-11 第200回国会 衆議院 予算委員会 2号

○黒田参考人 御案内のとおり、各国の金融政策は、それぞれの国の経済、物価、金融情勢に合わせて最適な政策をとるということでやっておりまして、我が国の場合は、二%の物価安定の目標に向けて緩和を続けてきたわけですけれども、まだそれに到達していないという中で、大幅な金融緩和を続けているわけです。  他方、御案内のとおり、米国は、一時は物価安定目標の二%をほとんど達成したという中で、いわば一種の正常化というのを

黒田東彦

2019-10-11 第200回国会 衆議院 予算委員会 2号

○黒田参考人 議員御指摘のシャドー金利の計算も含めて、日本銀行、FRB、そしてECBの間で、どこが一番金融緩和的になっているかと言われると、いろいろな考え方はあろうと思いますけれども、確かに日本銀行が極めて緩和的な金融政策を行っているということは事実だと思います。  ただ、そのことが直ちに、現在のようないわゆる非伝統的金融緩和政策というものの中で、このシャドー金利の計算もそうですけれども、いわば短期金利

黒田東彦