2006-12-07 第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第9号
○公述人(黒沢惟昭君) 本当に、さっき申し上げたように、五十時間とか何かそういうふうに聞くんですけど、私どもとしては、学生と一緒に教育基本法について急遽ここ一か月ぐらいコピーしながら議論をしているんですけれども、喜多先生もおっしゃったけど、学生の方にほとんど反応がないんです。私、法学部にいますから、憲法については確かに多少、多少と言っては恐縮ですけれども、関心はあって、それなりに勉強はしているんですが
○公述人(黒沢惟昭君) 本当に、さっき申し上げたように、五十時間とか何かそういうふうに聞くんですけど、私どもとしては、学生と一緒に教育基本法について急遽ここ一か月ぐらいコピーしながら議論をしているんですけれども、喜多先生もおっしゃったけど、学生の方にほとんど反応がないんです。私、法学部にいますから、憲法については確かに多少、多少と言っては恐縮ですけれども、関心はあって、それなりに勉強はしているんですが
○公述人(黒沢惟昭君) 私は、研究者の端くれとして、国民の一人として、愛国心というようなことは法律に盛らない方がいいという意見を率直に申し上げたわけでございまして、ただ、政党の中にいろんな意見があるということはこれは当然でございまして、十分議論をして、そして決まれば、これはもうこれで民主主義の社会ですから致し方ないことで、多数派として私もそれに従わざるを得ないだろうと思います。ただ、十分議論をしてほしいということを
○公述人(黒沢惟昭君) 今紹介いただきました黒沢でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 率直な意見を申し上げたいと思います。 私は、今急に教育基本法を改正する意味とか必要があるとはどうしても思えない立場なんでございます。これは大変議員さんに対し失礼かもしれませんけれども、そのような印象を持っております。ただ、教育基本法というのは別に不磨の大典ではございませんので、これはいずれ時代がそれを
○黒沢参考人 先生のおっしゃるとおりでございまして、客観的なテストといいますか、数値でやるのがかなり客観的だというふうに従来考えられてきたのですが、それは人間のほんの一面しかテストできないということで、偏差値教育というのを十四期中教審でもう廃止しようということは、私は全く正しかったと思います。 ただ、そのかわりに今度は、今先生がおっしゃったように、内申ということになりますと、日常的に生徒が先生にいい
○黒沢参考人 今先生がおっしゃるように、子供たちが一つの目標を持って、それに向かって、自分でプランをつくりながら乗り越えていくということは、全く私も賛成でございますが、ただ、それが受験であっていいのかどうかということは、かなり問題があります。 受験というのは必ず何人か落とさなければならないので、先ほど申しましたように、選抜というようなことになってきますと、かなりそこに、自分の目標を超えていくということとは
○黒沢参考人 紹介いただきました東京学芸大学の黒沢と申します。 本日は、参考人として意見を述べる機会を与えていただきましたことを感謝いたします。 時間が大変限られておりますので、二つの資料を用意させていただきました。一つは、私が、「大学進学研究」という雑誌の去年の五月号でございますが、そこに書きました「中高一貫校教育の現実と未来」という論考でございます。もう一つは、きょうおいでいただいておりますが