○黒木説明員 ただいま御質問の点でありますが、いま生活保護法以下いろいろ法律の特性によりまして実際の適用をし、あるいはその趣旨に基づいて、これを実施するという法制でありまして、その点につきまして、いわば国内の関係について適用するというのがたてまえでございまして、法律の居住の関係というものにつきましては、個々の法律の制定の目的あるいはその制度の趣旨に従って運用しているわけでございます。その趣旨に沿った
○黒木説明員 ただいまの点につきまして、確かに御指摘のとおり、目的の点の条文につきまして考え方、法律の立て方は全然違うわけでございます。おっしゃるとおり、結核予防法につきまして、地域社会ということにつきましては、結核という、現在でこそ対策が進んでまいりましたけれども、当時の伝染性疾患の問題ということで、直接、間接に一般地域社会の他に感染を防止し、あるいは患者自身につきまして保護を行なうという体制で目的
○説明員(黒木延君) 沖繩の医療状況、いま御指摘のようなかなり低い水準でございます。これに対しまして、できるだけ早く本土の医療水準に持っていくということが、私どもに課せられた任務だと思っておるわけでございますけれども、 〔理事柴田栄君退席、委員長着席〕 非常にむずかしい問題だというふうに私ども思っておるわけでございます。それでこの対策の基本になりますのは、医師はじめ医療従事者の確保ということが一番基本
○説明員(黒木延君) ただいま御質問の沖繩県特有といいますか、風土病的なものの状況でございますが、沖繩の置かれております風土あるいは気候状況からしまして、本土にもかつてはございましたけれども、現在ほとんどなくなっておるようなものがなお残っておるわけでございまして、この数も、公衆衛生の関係の向上に伴いまして相当な程度改善はされておりますが、なお残っておるのでございます。一つ例をあげまして申し上げますと
○黒木説明員 この調査につきましては、死亡数をもとにしていたしておりますので、一般検診といったかっこうで実施は計画的にはしてないと思います。
○黒木説明員 この件につきましては、発見の端緒が保健所でございますが、保健所の関係といたしまして、死亡数その他から見まして、特に問題意識を持って、この保健所自体もいろいろ調査したようでございます。この点につきまして、地域の問題でございますので、よく府県のほうが中心になって実施いたしたわけでございます。
○黒木説明員 お答え申し上げます。 このガンの問題につきましては、御承知のとおり、国立がんセンターを中心にいたしまして、いろいろ体系的整備をやっておるわけでございますが、そのほかにも、いまの御指摘のように、成人病対策の一環といたしまして、特に検診車による検診をやっておるわけでございます。それにつきまして、検診方法等の問題がございますので、胃ガン及び子宮ガンを中心にして各都道府県あるいは民間団体を通
○黒木説明員 では厚生省のほうからまずお答え申し上げます。 確かに御指摘のように、出かせぎの方々につきましての問題というのは非常に重要な問題であると思います。この点につきまして、私どものほうの地域保健というものをどうやって推進していくか、高めていくかということにつきましては両面があるわけでございまして、先ほど先生が御指摘のように、まず農村地帯で家族と御一緒に生活しておられる場合の健康状態を確保していくという
○黒木説明員 その点につきましては、医学上の問題でございまして、現在のところ、先ほどからいろいろ申し上げておりますとおり、たとえば白内障の問題が出ましたときはそれを施策に取り入れてきたわけでございます。そういう点で長期間の検討が必要だというようないろいろな御意見も賜わっておるわけでございます。そういう点、医学上のことにつきまして、先ほど科学技術庁長官のお答えもありますとおり、いろいろ私どものほうに出
○黒木説明員 ただいまの御指摘でございますが、確かに二世、三世の問題という点は、いろいろな御議論があるところでございます。この問題につきまして、いろいろ先ほどから申し上げておりますように、鋭意今後の研究につきましても、医学的研究の方面につきまして私どもといたしまして促進してまいりたい、そういうぐあいに考えておる次第でございます。
○黒木説明員 ただいまの御質問でございますが、先ほども大原委員の御質問にもありましたとおり、遺伝学的研究につきましては、後遺症の調査関係で、ABCCを中心にいたしましていろいろ研究をしてきたわけでございますが、そういう点でいまのところ二世では——胎児は現在対象にいたしておりますけれども、いわゆる二世の問題につきまして医学的結論がまだはっきりしたものがないように聞いております。現在のところは直接の施策
○黒木説明員 ただいまの採血の件につきまして、採血のほうに影響を及ぼすかどうかにつきましては、ただいまお答え申し上げましたように、いまの段階では私どもつまびらかにいたしておりませんが、献血関係につきましてこの事件が影響を及ぼすのじゃないかという心配があるということは、御指摘のとおりでございます。これによりまして、まず採血関係、特に献血関係を担当しております日本赤十字社あるいは都道府県等のいわゆる血液
○黒木説明員 ただいまの御質問でございますが、事件発生後の状況でございますけれども、直接には薬務局が所管しておりますが、献血運動のほうに影響を及ぼしたかどうかは、ただいまのところ私はつまびらかにいたしておりません。
○黒木説明員 ただいま御指摘のとおり、四月二十七日に千葉大で、採血にからみまして事故が起こったわけでございますが、その状況につきまして、いろいろ調査いたしておるところでございますけれども、採血吸引器の接続関係の事故ということで、大体新聞の発表のとおりの事故でございます。それにつきまして、当然医師と看護婦がそれぞれ分担し合って担当しておる事故でございますので、現在警察のほうでの調べも進んでおることと思
○黒木説明員 お答えいたします。 沖繩の医師不足は、御指摘のとおり、本土の類似県に比べましても約半分といった程度でございます。これにつきまして、琉球政府側におきましても国費留学生その他の措置を講じておりますが、厚生省といたしましても、長期間の医師派遣、あるいは臨時の巡回検診班、あるいは政府機関への派遣といったかっこうで派遣いたしておるわけでございますけれども、実情を率直に申し上げますと、いま御指摘
○黒木説明員 ただいまの御指摘のように、千葉国立病院におきまして四十二年度、四十三年度、厚生科学研究費をもちまして研究をやらせたわけでございますが、本年度以降につきまして、さらに内部で十分先生の御趣旨を体しまして検討してまいりたいと思っております。
○説明員(黒木延君) ただいまの点でございますが、この厚生省の訴訟関係を担当しておりました者が発行したものの中に一応の見解として、この民事関係につきましては、医師のほうの責任が率直なところとしまして少し——医師のみならず、医療機関の関係でございますが、この民事関係でございますので、そのほうが重過ぎるんじゃないかということも一応考えられるということを申し上げた、そういう記載をしておるということを申し上
○説明員(黒木延君) ただいまの御質問の点でございますが、私どもが把握しております診療過誤は非常に件数が少のうございまして、一番重い例といたしましても最高三年の禁錮に科した者はございません。一番重い刑では、私どもの承知しておりますところでは一年十カ月というのを一件承知しております。
○黒木説明員 確かにいま御指摘のありましたとおり、医療の、ことに手術のような問題、特に最近進歩してまいりました脳外科あるいは心臓外科等の問題につきまして、法律上そういういろいろなむずかしい点があることは承知いたしております。しかしながらただいまおっしゃいましたように、普通の当該医療行為につきまして、単に機械的、一般的ではございませんで、通常の状態におきまして、その個々の当該医療行為を行なう場合に必要
○黒木説明員 ただいまの御質問のとおり、昨年に判例集を出版いたしました。このときに、ただいまの御質問にありました点につきまして若干局長が感想を述べてありますので、その点につきまして申し上げてみたいと思いますが、それにつきまして相当に、医師の立場ということもあったと思いますが、いろいろな面からいたしましてこの民事裁判例におきましては、どちらかというと普通の場合医師の責任を重視する傾向が強い、こういう感