2005-06-09 第162回国会 参議院 環境委員会 第17号
○政府参考人(黒木幾雄君) 確かに、我が国の用材需要量につきまして、これは平成十五年の数字でございますけれども、八一・五%が外材と、こういうことになってございます。各国、北米、東南アジア、欧州、ロシア、ニュージーランド、チリ、こういったところから多く来ているわけでございますけれども、先生おっしゃいました自然林、天然林ですね、ここからの輸入というもの、これは大変多うございます。そういう天然林、自然林につきましても
○政府参考人(黒木幾雄君) 確かに、我が国の用材需要量につきまして、これは平成十五年の数字でございますけれども、八一・五%が外材と、こういうことになってございます。各国、北米、東南アジア、欧州、ロシア、ニュージーランド、チリ、こういったところから多く来ているわけでございますけれども、先生おっしゃいました自然林、天然林ですね、ここからの輸入というもの、これは大変多うございます。そういう天然林、自然林につきましても
○政府参考人(黒木幾雄君) 森林の吸収の関係でございますけれども、これは私どもは、森林吸収量の算定は、これは行って条約事務局へ当然これ報告することになります。ただし、これ全国一本のデータということで、現在報告とか検証体制を整備して、来年その報告に向けて取り組んでいると、こういう状況でございます。御承知かと思いますけれども、森林吸収については大変厳しい審査がございますので、それをクリアすべく、私どもも
○黒木政府参考人 お答えいたします。 先生から木材価格のお話がございました。山元立木価格ですが、確かに、昭和三十年のときの価格と十五年の価格がほとんど同じという状況でございまして、私どももそこは承知しております。 林業が大変厳しい状況にある要因として、特に近年の価格の低迷がずっと続いている、このようなこともありましょうし、またそれは、過去をさかのぼりますと、木材輸入が自由化されて、円高のときもあったんですけれども
○政府参考人(黒木幾雄君) 委員から国で買い上げてというお話もありましたけれども、これにつきましては財政法の関係もございまして、それは対価を得てと、対価なくしてというのはできないことにこれはなってございます。 ただ、私ども、そのインドネシア関係につきましてはいろいろなそういうお話も聞いてございます。既に百四十六億円だったと思いますけれども、無償資金協力、これの金がインドネシアの方に行っているわけでございまして
○政府参考人(黒木幾雄君) 森林の整備、そしてまた間伐の関係のお尋ねでございます。 近年、木材価格が確かに低迷している一方で、諸経費の方は上昇しているということで、林業経営のコストが増大して大変厳しい状況にあるというふうに私どもも認識しております。そのような中で、森林につきましては、これは国土の保全だとか森林の吸収源というような意味合いで大変いろんな多面的な機能を持っているわけです。それを十全に発揮
○政府参考人(黒木幾雄君) 先ほど環境省からの答弁の中にも出ておりますが、地球温暖化対策推進大綱におきまして、我が国の温室効果ガス削減目標六%のうち、森林による吸収量三・九%の確保を目標とすることがこれは明記されているわけでございます。これを受けまして、私ども農林水産省におきましては、平成十四年に地球温暖化防止森林吸収源十か年対策を策定して、健全な森林の整備保全について、ステップ・バイ・ステップの考
○政府参考人(黒木幾雄君) 日本の国土の約七割を占めておる森林でございます。この森林は、国土の保全また水源の涵養など多面的な機能を有しておりまして、私どもは、その機能が持続的に発揮されると、こういうことが国民生活、国民経済の安定に欠くことのできない重要なものであるというふうに認識してございます。このため、森林・林業基本法に基づきまして、森林の有する多面的機能の持続的発揮、それから林業の持続的かつ健全
○黒木政府参考人 クマ等の野生鳥獣の生息環境となる広葉樹林の整備を推進していくべきではないか、こういうお尋ねでございますが、私どもも今後の森林整備に当たりましては、野生鳥獣の生息の場としてすぐれた機能を持つ広葉樹林、また、広葉樹と針葉樹がまじった森林、私ども、針広混交林と呼んでいますが、こういったものの整備を推進するなど、人間と野生鳥獣の共生に配慮していくことが重要であると考えてございます。 こうした
○黒木政府参考人 クマによる林業被害の現状と対策についてのお尋ねでございますが、クマによる林業被害は、これはどんなものかと申しますと、杉とかヒノキ等が立木として立っているわけなんですけれども、その根元付近の木の皮をクマがつめとか歯で大きくはがす、こういう被害でございまして、いわゆるクマはぎ、こう呼ばれているものでございます。このクマはぎに遭いますと、その樹木の材質が劣化するというばかりではなくて、ひどい
○説明員(黒木幾雄君) 国土庁でございます。 災害対策基本法に基づきまして策定されております防災基本計画でございますが、これは御案内のとおり、昨年一月の阪神・淡路大震災の経験を踏まえまして、昨年七月にそういう地震と自然災害を中心としまして抜本的な改定を行ったところでございます。その際、時間的な関係もあったんですが、原子力災害等については、これは新しくできました防災基本計画に後ほど追加する、こういう
○黒木説明員 お答えいたします。 酪農家が今回の地震で受けた被害の中に、御承知のとおりサイロの倒壊がございます。こういう個人の施設につきましては、私どもは融資制度を設けておりまして、農林漁業金融公庫の中の農林漁業施設資金というのがあります。これは災害復旧のためのものとそれ以外のものとあるわけですが、こういうものを、その必要な農家に対しましては円滑な融通が行われますよう関係機関を指導したいというふうに
○黒木説明員 今回の地震におきまして、酪農家に、サイロだとか畜舎だとか、先生のおっしゃるような個人資産につきまして大きな被害が出ているというのは御承知のとおりでございます。このような個人の資産につきましては、私ども従来から災害復旧ということで農林漁業金融公庫の農林漁業施設資金というものを用意しておりまして、こういうものが必要となりました酪農家の皆さんに円滑に融通がされますようにということで関係機関をいろいろと
○説明員(黒木幾雄君) 今回の地震によります酪農家に対する支援措置と、こういうことでございますが、最初の、既に借りている資金につきましては、これは既に関係金融機関等に対しまして償還条件の緩和をするようにというようなことで指導をしておる、こういうところでございます。 それからまた、これから新たに資金を借りる場合でございますが、無利子とまではいきませんけれども、これは農林漁業金融公庫の農林漁業施設資金
○黒木説明員 今回の地震で被害を受けました酪農家に対する対策、こういうお尋ねでございました。 御質問の中に、最初、停電、断水の話がありましたので、その状況をまずちょっと御説明しておきますと、畜産関係で承知している範囲内なのですが、地震が起きまして停電が起きましたけれども、この停電の関係は、次の十月の五日の夜二十時前にはこれらが全面復旧した、こういうふうに聞いております。また、水道の方は、これは断水関係