1986-12-16 第107回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
○鮫島参考人 直接携わっておるわけではありませんけれども、現在は植物等、あるいは光合成を行います微生物あるいは藻のたぐいから光合成に関与する酵素を抽出いたしまして、試験管的な規模で酸素と水素に分かれるということはございます。ただ、いま一つ問題なのは、そういう酵素が非常に不安定でございまして長くそういう作用を続けない。その辺が非常にネックになっておると聞いております。 これを解決するためには、まだ手段
○鮫島参考人 直接携わっておるわけではありませんけれども、現在は植物等、あるいは光合成を行います微生物あるいは藻のたぐいから光合成に関与する酵素を抽出いたしまして、試験管的な規模で酸素と水素に分かれるということはございます。ただ、いま一つ問題なのは、そういう酵素が非常に不安定でございまして長くそういう作用を続けない。その辺が非常にネックになっておると聞いております。 これを解決するためには、まだ手段
○鮫島参考人 私は、通産省傘下でやっております新燃料油研究組合の石油代替燃料の生産という三つのプロジェクトの中の一つのバイオマスからの燃料アルコールの生産、そういう仕事を既に八年ぐらいやってきて、今年度で一つの締めくくりになるわけでございます。現在、総合パイロットプラントは協和発酵の防府工場で動いております。これは単にコストだけではなしに、この機会にいろいろな新しい技術をそこへ組み入れて将来の可能性
○鮫島参考人 それでは、私はこれからお配りします袋の中にあります資料のうちの小さな方でお話しさせていただきます。 私がお話ししますのは我が国の企業におけるバイオテクノロジーということで、学会関係のお話ではございません。企業だけに限らせていただきます。 このバイオテクノロジーという言葉は私は多少気になるのです。といいますのは、バイオテクノロジーは大昔から厳然として存在していた技術でございますので、