1970-12-18 第64回国会 参議院 公害対策特別委員会 第7号
○鬼丸勝之君 私は、ただいま可決されました大気汚染防止法の一部を改正する法律案に対し、各派の共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 大気汚染防止法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行にあたり、左記事項につき適切な措置を講ずべきである。 一、ばい煙の定義に、ちつ素酸化物、硫化水素等を加えるよう検討すること。 二、自動車排気ガスの
○鬼丸勝之君 私は、ただいま可決されました大気汚染防止法の一部を改正する法律案に対し、各派の共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 大気汚染防止法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行にあたり、左記事項につき適切な措置を講ずべきである。 一、ばい煙の定義に、ちつ素酸化物、硫化水素等を加えるよう検討すること。 二、自動車排気ガスの
○鬼丸勝之君 私は、自由民主党を代表して、公害対策基本法の一部を改正する法律案に対して賛成の討論を行なうものであります。 公害対策基本法は、御承知のように、昭和四十二年第五十五国会において制定され、以来、今日まで、同法の精神に沿って、大気汚染防止法、水質保全法、工場排水規制法、騒音規制法等公害関係諸法の改善、制定が行なわれ、公害の発生源の規制が強化されてきたのであります。さらに、公害紛争処理法及び
○鬼丸勝之君 いまいろいろ対策をやりましたけれども、もちろん負担金の納め方について延べ払い、年賦等もできるだけ考えてやらなければならぬと思うのでございます。 〔理事久次米健太郎君退席、委員長着席〕 しかし、これは一種の公共事業の負担金ですね。ですから、関係の省庁とよく連絡をしていただきまして、そういう延べ払いの措置をやっても、なおかつ、困る人も相当あると思います。お話しのように、そういう人は、まず
○鬼丸勝之君 山中総務長官がお出になりませんので、公害対策基本法に関する大きな問題点の質問はあとに譲りまして、こまかいことと言っちゃなんですが、こまかくても重要なことをそれぞれ政府委員にお尋ねしたいと思います。 まず、公害防止事業費事業者負担法の法案の中で、きのうも論議されましたが、同法案の十六条の規定について川上委員が質問いたしたところでありますが、中小企業者が負担する費用について負担金を出しにくいという
○鬼丸勝之君 進藤参考人にちょっと伺いますが、さっきお話しのとおりに、亜硫酸ガスの対策、これは非常に大事な問題で、またいろいろむずかしい問題を含んでおりますが、このお話の中の脱硫装置ですね、これは相当経費を要すると思いますが、電力関係の発電所等で一体どのくらいかかるものか、さらにお話にありました石油は九〇数%輸入で、しかも中近東から入れているものが非常に多いわけですけれども、低硫黄の石油の今後の輸入見通
○鬼丸勝之君 私はその認定の方法が問題だと思うのです。会社側のロードマンがその現場に行って、これはどうもあなたの運転がまずいから起こったのだ、リコールはしませんよと、こういうことでは私はここに該当する認定にならないのじゃないかと。なるべく会社のサービスロードマンは会社の側に都合のいいように言うか、そういう判定をするおそれが多分にある。私は警察なりその他公的機関の立ち会いのもとにこれは判定をすべきではないかというふうに
○鬼丸勝之君 いまお話しのような解釈ですと、実際問題としてリコールの対象からはずすべき理由に該当するかどうか。すなわち、この「他の原因」というのが正常でない運転というようなことで、メーカーの責任には帰せないということでございますが、一体それがリコールの対象として回収する前の段階でどうやって認定されますか。その点を一つ。
○鬼丸勝之君 この「リコール問題について」という印刷物の一ページの下のほうに「下記各号の不具合は、「リコール」の対象から除外されます。」と書いてありますね。そのホの「他の原因がなければ通常発生しえない不具合。」、これはどういうものを予想して書いておられますか。どなたからでもけっこうです。まず伺います。この安全対策協議会の自動車のリコール問題について。
○鬼丸勝之君 もう一ぺん念を押しますが、地元の要請ならば通達をするというようなお答えですけれども、要請であることは間違いないのです。それで私は質問しているのですが、すぐひとつ通達を出していただきたい。 そこで、こういう公式な安全基準等の確定がおくれますと、漁民はほんとうに困るんです。もう貝類をとれない、とっても買い手がないですから。で、これに対する生活難の、困窮者に対する対策、漁民に対する生活援護対策
○鬼丸勝之君 ただいま公害部長の答弁では、米に比べてそう大量に食べるものでもないし、まあその程度のものでは心配がないと、こういう御答弁でございました。久留米大学のは確かに四・〇二ということが新聞に大きく出て、これが非常な不安を巻き起こしたことは事実でございます。そこで私がさらにお尋ねしたいのは、まあ大学の研究室で検討して、その結果、発表されるのはしかたありませんけれども、公的な検討、研究をなるべく迅速
○鬼丸勝之君 小平委員のカドミウムの汚染問題の質問に関連いたしまして、今度は九州の有明海のカドミウム汚染問題についてお尋ねします。御承知のように、有明海は日本の貝類の一大宝庫であり、またノリについては全国一の生産地であります。しかし、最近有明海のカドミウム汚染による魚介類、ノリ等の中毒問題が論議を起こしておりまして、特に最近赤貝を中心としてカドミウム中毒の問題がテレビ、ラジオ、新聞等で非常に論議されております
○鬼丸勝之君 そこで局長、道路整備五カ年計画は本年度から発足しているわけですね。そこで今度第三次交通安全施設整備事業計画をそれに合わせてやると、これは必ずしも三年でなくたっていいんだから、道路整備五カ年計画に合わせてやるとすると、四年間ということになるわけですね、来年度から発足させれば。そういうことをあわせて考えてもらったらどうかと思うのです。私はここで絶対にそうしてくれとは申しませんけれども、その
○鬼丸勝之君 建設省関係、厚生省関係、総理府関係に簡単にお尋ねいたしたいと思います。 先ほど報告しました先般の視察調査の結果に関連いたしまして、特に第一点は交通安全整備事業計画の問題です。御承知のように、ことしが第二次計画の二年目で、大体、静岡、愛知、大阪ともこの第二次計画は昭和四十六年一年を残しておりますが、大体相当進捗しておる。まあ七〇%台、八〇%近くいっておるようでございます。建設省の地方建設局
○鬼丸勝之君 御報告を申し上げます。 交通事情及び交通安全施設等の実情を調査するため派遣されました委員は、鈴木委員長、木村委員と私鬼丸の三名で、派遣期間は六月九日から十二日までの四日間、視察いたしました府県は、静岡県、愛知県及び大阪府であります。以下順次視察個所順に要点のみ報告いたしたいと思いますが、各機関からはそれぞれ詳細な資料が提出され、それらは調査室に保管してありますので、念のため申し添えておきます
○鬼丸勝之君 いまの問題は警察庁だけでなく、総理府が中心になって、総合的な観点からひとつ検討していただきたいと要望いたします。 それから一般的な国民に対する協力を求めるためのPRと申しますか、広い意味の社会教育も含めての問題でございますけれども、私どもいろいろ聞いたところでは、やはりテレビ等でNHKがたとえばときどきスポットで放映しておりますですが、あるいはスタジオ一〇二で、交通局長も出られたことがあったと
○鬼丸勝之君 ただいま総務長官の御答弁で御趣旨はよくわかりましたが、そこでいま総務長官も言われましたように、多面的に有機的にひとつ国民がそれぞれの立場で交通戦争をなくそうという意欲を持って協力する。そのために私は実効性のある行政措置をひとつ思い切ってどしどしやっていただきたいと思います。これはもう明敏な、しかも実行力のたくましい総務長官に私は心から期待いたしているのですが、どうもいままではただ看板を
○鬼丸勝之君 数点について簡潔にお尋ねをいたしますので、簡明にひとつ率直にお答えをいただきたいと思います。 まず、総務長官の提案理由の御説明で、初めのほうにございます「国民のすべてがそれぞれの立場において国及び地方公共団体の施策に協力するという、いわゆる国民総ぐるみの体制の確立をはかる」ということが交通安全対策を国や県が強力に推進することと同時に非常に大切なことであるということは、御説明のとおりに
○鬼丸勝之君 ちょっと関連。園芸局は見えておりますか。——果樹園の災害復旧についてちょっと伺いますけれども、この農林省の資料にはまだ果樹の被害があまり正確につかまれておらぬようですが、福岡県ではミカン、カキ、この樹園が相当ひどくやられておりますが、果樹は御承知のように農業共済保険にも強制加入になっておらん、任意加入でございますから、共済金ももらえない。そこで特にミカン等の園樹の復旧については、天災融資法
○鬼丸勝之君 ただいまの、知事が特例できびしい基準を設けることができるという道があるならば、それをさっそくひとつそういう特殊土壌地帯に徹底していただきたい。特に各県に住宅公社はございますけれども、住宅公社というのはたいがい知事か副知事が理事長をやっております。そういう住宅公社が法令を厳重に守らぬようなことをやるというのはもってのほかだと思う。これは民間の会社や業者以上に厳重にひとつ励行してもらわにゃいかぬ
○鬼丸勝之君 関連。シラス地帯の宅地造成につきまして、根本的に規制を強化しなければならぬということは、われわれ委員、さっき鶴園委員から申されたことと全く意見が一致しておりますから、これは早急にひとつ対策を検討して結論を出していただきたい。 そこで、先ほど宅地部長が宅地造成の許可に際して防災上条件を付することができる、こういう説明がありましたけれども、鹿児島県の原良団地の場合は、五日の新聞の報道によりますると
○鬼丸勝之君 それで、今回の再建交付金は前向きの再建基盤づくりに充てられるように考えられておると言っておりますが、いま御説明があったように、長期金融債務、あるいは労働債務、経過金融債務、そういうものにほとんど全部行ってしまうわけですね。だから、これだけではたして再建がうまくいくかと私ちょっと心配しておるのです。それで、これからの金融につきまして、特に中小企業のいま言ったような過去の債務の弁済を交付金
○鬼丸勝之君 三点ばかりお尋ねいたします。 第一点は、再建交付金三十六億六千八百万円余が計上されておりますが、これは四十四年から四十八年の五カ年間では三百四十億程度というふうに聞いておりますが、そういうことですか。
○鬼丸勝之君 ただいま宅地について、将来の二十年間の需要供給の見通しを説明されましたが、新全国総合開発計画の、これは最新版じゃないですか——私の持っておる資料では、住宅地については都市化の進行その他で約十五万ヘクタールということが新国総で書いてありますが、建設省の長期展望、国土建設の長期構想、これはちょっと古いのですけれども、ただいまお話しの二十五万ヘクタールに近い二十四万ヘクタールが昭和四十年から
○鬼丸勝之君 いまお話しのように、地価は昭和三十年を一〇〇とすると十倍以上、六大都市においては十四倍近くになっております。ところで、この上昇のカーブを見ますと、特にこの三年くらいですね、昭和四十二年の三月からカーブが非常に上昇しておる、カーブがこう急傾斜になっております。おそらくことしの三月の指数を見ますと、相当また上昇しておるのではないか、こういうふうに思われるのでありまして、まあ政府でいろいろ宅地対策
○鬼丸勝之君 時間が一時間でございますから、なるべく質問も簡単にしますが、お答えは簡明率直にひとつお願いいたします。 それで、地価制度、地価公示制度に入ります前に、私もちょっと宅地対策全般についてお尋ねしたいのですが、まず近年相当宅地が上昇しておると思われるのですが、その状況を、全国市街地価と六大都市市街地価につきましてその推移を、ちょっと日銀の卸売り物価指数の推移と比較して簡単に説明をしていただきたい
○鬼丸勝之君 ただいま可決されました両法律案について、附帯決議案を提出いたしたいと存じますので、御賛同を願います。 案文を朗読いたします。
○鬼丸勝之君 ただいま大臣の御答弁にございましたように、これはひとつ重点的におやりになることが効果をあげるゆえんだと思います。御承知のように福岡県の筑豊地区などはその第一の候補地だろうと思いますが、あまりほかの地域にまで広げられないほうが、私はせっかく開発効果をねらう事業としては一番じゃないかと、かように考えますから、要望いたしておきます。慎重に重点的にひとつ御選定願うようにお願いします。 最後に
○鬼丸勝之君 いまお話しの二つの目的を持って、しかも地域的に失業者があるいは離職者が相当滞留しておる、今後滞留するという地域に限定してこの事業を進められると思いますが、この実施地域の選定の基準についてはどうですか。
○鬼丸勝之君 いまの産炭地域開発就労事業につきましては、いろいろと須藤委員からもお尋ねになりましたが、補足的に一、二お尋ねをしたいと思います。 第一には、いまも論議されましたように、この事業は失対とか緊急就労事業とは本質的に違うというその性格をはっきりしていただきたいと思います。今後行政運用の面でもその性格、目的をはっきりしていただきたいということを要望いたしますが、特に設定単価の問題、あるいは就労日数
○鬼丸勝之君 そこで壊廃と開田をプラス・マイナス合わせますと五十二年の最終目標の面積に持っていくためには、私の概算では約二十万ヘクタールの水田をこれから他の作物に転換させなければならぬ、こういうふうに思うのですが、これは大体間違いないですか。
○鬼丸勝之君 そこでもう一つは、壊廃のほかに、開田による増反が今後五十二年までにある程度あると思います。私は開田を今後極力抑制すべきではないか、こう考えておりますが、補助とか融資による開田はできるだけ抑制していく、また自力開田は抑制策がなかなか困難であると思いますけれども、これも行政指導によってできるだけ抑制をしていくべきであると考えるものでありますが、それにしてもなおかつある程度の増反ができると思
○鬼丸勝之君 作付転換の問題を中心に大臣、官房長、局長にお尋ねをいたします。 作付転換は、特に新年度の予算におきましても米の生産対策として総合農政の大事な柱の一つとして取り上げられておりますが、まず昨年の十一月に公表されました「農産物の需要と生産の長期見通し、」これによりますと、延べ作付面積は、四十一年に比べて五十二年には約四十七万ヘクタール減らすということになっております。ところで、そのうち稲は
○鬼丸勝之君 ちょっといまの藤原委員の御質問に関連して伺いたいんですが、あのハッパ係ですね、あれは、あのときにはたしか鉱員から係員になって、助手というようなことばを使っておったようですが、準職員、職員に準ずる身分の者だというふうに聞いたんですけれども、藤原さんが言われたように、これはまあ生産のほうに片寄って無理をするか、あるいは逆に鉱夫の人たちと非常になじんでおりますから、まあ多少気がゆるむような点
○鬼丸勝之君 今回の委員派遣にきまして、調査の結果を御報告いたします。 去る四月二日に発生した雄別炭礦株式会社茂尻炭礦のガス爆発事故の実情調査のため、本委員会から阿具根委員長、藤原理事、大矢委員と私、鬼丸の四名が派遣されました。 ところが、出発当日の七日、空知炭礦株式会社、空知炭礦において出水事故が発生したとの報を受けまして、派遣委員において協議の結果、日程を一部変更して空知炭礦災害の実情をもあわせて
○副主査(鬼丸勝之君) 別に御発言もなければ、以上をもちまして科学技術庁所管に関する質疑は終了したものと認めます。 ————————————— 〔副主査退席、主査着席〕
○副主査(鬼丸勝之君) 別に御発言もなければ、以上をもちまして文部省所管に関する質疑は終了したものと認めます。 ―――――――――――――
○副主査(鬼丸勝之君) 別に御発言もなければ、以上をもちまして自治省所管に関する質疑は終了したものと認めます。 ―――――――――――――
○鬼丸勝之君 ちょっといまの御質問に関連しまして、さっき企業誘致のお世話をいろいろされている中で、住宅用地開発についてちょっとお触れになりましたね。そこで企業誘致する場合に、当然このごろは従業員の住宅、それをあわせて考えていかないと、少し従業員の多い工場その他は持ってこれない、そこで住宅用地の開発あるいは住宅の建設、さらに例のおんぼろの炭住街区の再開発、そういうことについて産炭地の振興事業の内容としてどの
○鬼丸勝之君 藤田先生にお伺いしますが、先ほどお説のように、都市問題は時間との競争である、これはまあ残念ながら事実でございます。ところで、お話の中で土地の需給関係に触れられまして、一方では、土地を開発して供給をふやす、一方では、さらに需要の方面を再開発その他で考えていくという意味のことがあったと思いますが、都市施設を先行的に整えていくということが都市問題の、しかも、土地問題を含めての私は一番重要な方策