1950-04-21 第7回国会 衆議院 建設委員会 第29号
○高野政府委員 大体おわかりだと思いますが、どうも巖密に解釈してみますと、いろいろな説が出て来ると思うのであります。これは災害復旧費であつて、都市計画は災害対策ではないといつたような議論をいたしますと、これは非常にいろいろな角度から私は問題があろうと思いますし、考えてみますと、一体これだけの計画を現実に政府も関與しながら、こういう計画を打立てておるという際でありますし、また緊急を要する際でもありまするので
○高野政府委員 大体おわかりだと思いますが、どうも巖密に解釈してみますと、いろいろな説が出て来ると思うのであります。これは災害復旧費であつて、都市計画は災害対策ではないといつたような議論をいたしますと、これは非常にいろいろな角度から私は問題があろうと思いますし、考えてみますと、一体これだけの計画を現実に政府も関與しながら、こういう計画を打立てておるという際でありますし、また緊急を要する際でもありまするので
○高野政府委員 熱海の大火につきましては、先ほど御報告のありました通り、むずかしく複雑で、ことに防火上非常に欠点の多い都市でありましたので、この際災いを転じて福となすべく、新しい都市建設をするということは、私どもも当然そういう方向に進んで行きたいものと考えております。その上に地元、それから県当局におかれましても、今回都市局長が説明なされました都市計画を英断をもつて採択されたということは、まことに慶賀
○高野政府委員 これは建設省所管でありまして、私の方の所管ではございませんが、建設省当局がおられませんから私が知つておる範囲をお答えいたします。道路法は現在道路審議会で審議いたしております。今国会に提案する予定をしておるようでありまするが、問題はなかなかそう簡単に参りませんので、おそらく私の見ますところでは本国会に提案ができないのではないか、こういうふうに観測いたしております。
○高野政府委員 安本といたしましては、国土開発の計画につきましては、現在の安本の私どもの所管の中の重要な部面を占めております。この開発庁ができましても、日本全体の開発計画につきましては、各地域別の計画を総合したものを安本で立てて、そうして公共事業計画に資して行かなければならぬことは、現在もかわりがないと思います。
○高野政府委員 この法律案が通りまして、北海道開発庁ができまして、しかる後安本の行き方をどうするのか、こういう御質問でありまするが、現在安本で所管しておりまする特に関係の深いのは、公共事業費関係でありまするが、これにつきましては、これはほんの私だけの考えでありますが、これが通りましたあかつきに、公共事業費の所管につきましては、別にかわつたことは起らないだろうと思つております。それから北海道開発庁につきましては
○政府委員(高野與作君) そうではありません。私の申上げたいのは一応失業救済とか、突発したことに使うにいたしましても、やはり俄かにそういつた適当な使い方というものは考えられないので、予めやはりいろいろな場合を考えて置くということが事務当局の任務でありますので、そういう意味で関係者が寄り寄り研突しておるという段階であります。
○政府委員(高野與作君) 見返資金の問題は、武井さんから私のところの財政金融局長をお呼びして洩れなくお話するわけでありましたが、おいでがないようですから、私知る限りお答えいたします。 今年度見返資金の一応計画をいたされておりますのは、多分新聞等で発表になりまして御存じと思いますが、公共企業と私企業、それから国債償還、予備費、仮にこの四つに区分されておるようであります。公共企業費に大体四百億を充てる
○政府委員(高野與作君) それでは昭和二十五年度の公共事業費予算につきまして概略を御説明申上げます。お手許に資料を差上げてありますが、昭和二十五年度、昭和二十四年度公共事業費比較表というのを差上げてありますが、今年度の予算は合計九百七十億であります。昨年度当初予算五百億と追加予算を加えまして、六百六億六千万円、本年度は昨年に比しまして約六割くらい殖えているということになります。それから一般会計のうちに
○高野政府委員 ただいま折衝の過程にありますが、この法律の起安箇所は一省であります。従つて経済安定本部といたしましては、意見を申し述べ、またこれが決定にあたりても、強力に参加いたすはずでありますが、他の関係各省の相当強い意見もあります。まだそれが最後的に決定するわけじやないと思いますが、事務当局としては、まだそう最後的な段階に来ておらぬと思います。この上は責任ある大臣にお聞きくださることを希望いたします
○高野政府委員 政令に入れるといたしますならば、地方公共団体が管理するものという言葉ででも入れなければならぬのではないかと考えております。 それから第二点の運輸省が管理しております港湾は、運輸省の管理港湾という中へ包括されておるわけであります。実はこの漁港と港湾の問題が特に混雑しておるのは、非常に小さいものが指定港湾の中に入つておる。漁港以下のもの、あるいは漁港でもそれよりももつと大きいものがある
○高野政府委員 災害全額国庫負担の問題は、いろいろ欠点も長所もございまして、久しい論議の結果、特に土木災害、一般公共に利害の最も多いものだけを取り上げて、全額国庫負担にする、こういうふうに最近決定になりましたことは御承知の通りであります。そこでただいま問題になりまするのは、お話の通り漁港でありますが、港湾等の関係上いろいろ問題もございまして、私ども経済安定本部といたしましては、慎重審議の結果、漁港の
○説明員(高野與作君) それはもうそういうことは十分御承知だと思つておりましたが、四半期に分けて安本の公共事業費の分割認証をしているということは、初めこういう制度ができた起りは、第一に資材が非常に窮屈だつた。そこで資材の生産というものは年間の割当は決められてあるが、四年期毎の生産計画、配分計画をしておつた。そこで公共事業費もその一環として四半期に認証して行かなければならん、これが一番大きな理由だつたと
○説明員(高野與作君) その問題は経済安定本部の問題ではないのです。それで四半期毎に認証をしておるということは、経済安定本部が決められた今までの手続によつてやつておりますが、その外に昨年度できました新財政法の改正における会計制度の改正によつて、これは建設省の方がよく知つておられると思うのだが、計画認証ですか、その計画認証というものを大蔵省の方へ出さなければならんことになつておりますが、財政法によつて
○説明員(高野與作君) ちよつと公共事業費の予算の項目、例えば河川とか、道路とか、港湾とかいうような、その今まで最後に労働省所管の失業應急という費用があつたわけです。それはやはり公共事業の中に入つておりますと、四半期ごとに経済安定本部が認証いたしまして、そうして複雜な手続を踏んで現場に行くわけですね。都道府縣に……。ところがこれはそう今まで取扱われております事業内容はむつかしいものではありませんので
○説明員(高野與作君) 本日、失業対策事業についてということで、参議院本委員会から招集を受けたのでありますが、私のところに、それがために十分なる御説明の資料をあいにく持ち合せておりませんですが、只今お手許へ差し上げました二十三年度公共事業労務について、こういう資料をたまたま持ち合しておりましたので、御参考のために差し上げたわけであります。この内容は、いわゆる公共事業でどれくらいの労務を使つて、そのうちでいわゆる
○高野政府委員 ただいまの御質問につきましては、まだ安本部内におきましても確たる結論には到達いたしておりません。ただしかし私といたしましては、この見返り資金のうちへ公共事業的な性質のものを相当程度織込んで行きたいものである、こういうふうに考えて、私の部内の協議にも実は提案いたしております。問題として取上げなければならぬと考えますのは、比較的採算がとれて、しかも非常にまとまつたもの、それからあまり厖大
○高野政府委員 御質問の内容は、実は私のところでは十分にわかつておりませんので、今この案に盛つてありまするような、たとえば河川災害百九億何がしというもの、これにつきましては、建設省ではそれぞれ今ご質問の内容のごとき詳細なるものを仕立てておられるわけです。從つて私のところではまだどの河川をどういうふうにやるという各省の御方針なり御計画なりというものは実はまだわかつておりませんので、後刻建設省あたりから
○高野政府委員 経済安定本部の建設局長であります災害の復旧の状況につきましてごく概略御説明申し上げたいと存じます。 御承知の通り戰事中から終戰後にかけまして國土がひどく荒廃いたしておりまする上に年々かつて記録に珍しいような大降雨がありましたことやまた大きな地震等によりまして年々厖大な災害をこうむつております実情でありますが、これに対しまして復旧状況はどうかと申しますると毎年国庫の予算が常にきゆうくつであります
○説明員(高野與作君) 只今楠見農林委員長がおつしやいましたことは至極私共尤もに思いまするので、是非徴力を盡してその方に努力をして参りたいと思つております。ただ同じ農業の中におきましても、この開懇とそれから干拓農業、水利、土地改良、土地を造成する面と、それから現在の土地の能率を発揮する面と、二つの問題が私は対立すると考えます。ところで現在政府として立てております長期五ケ年計画の中におきましても、今申
○説明員(高野與作君) 私は経済安定本部の建設局長高野であります。今國会の私は政府委員にはまだ指名されておりませんのでありますが、少くとも只今の問題の私は経済安定本部の担当者といたしまして、お答えをさせて頂きたいと思います。私は実は満州國に二十数年間、過去の殆んどのすべてを捧げて來て、満州生活というものを十分知つておる一人でありますが、特に満州におられる開拓者諸君の現地の御奮闘の模樣、又終戰の当時の
○高野政府委員 休憩前の委員会で御説明申し上げました通り、この数字は正確なものでなく、これがあたかも中央において決定したかのごとく地方側に傳えられますと、責任の問題が起りますので、何とぞこの点御了承のもとに、各縣別の概要を申し上げますが、ただいま委員長の手元に各府縣別災害復旧費の各項目ごとの資料を提出しておきます。
○高野政府委員 先般当委員会に雨森次長が出席して資料の点につき要求があつた旨報告を聞いておりますが、実は未提出になつております理由がございますので、懇談的にお話いたしたいと思います。
○高野説明員 格別に申し上げることもありません。
○高野説明員 お手元にあります道路運送部門資材需給対策というのに詳しく載せておきましたので、お話させていただきたいと思いますが、実はただいまの一億三千万トンの輸送というのは、これは鉄道の輸送でございまして、自動車関係にかかる輸送は、本年度に二億四千万トン、人間は十九億人、かように見ておるのでございます。これを輸送するために、現在ある自動車を補修する、いわゆるメイン・テーランスの鋼材、それからただいま
○高野説明員 私の方の労需物資の配給の対象としておりますものは、旅客自動車運送業、ハイヤー、タクシーであります。次に乘合自動車の運送業、貨物自動車運送業、そのほかに小運搬業、鉄道小運送業、自動車再生業、自動車修理業、代燃機製造業、軽車輛製造業、これが対象になつておるのでございまして、労務者数は四十三万六千百二名ということに現在なつております。これが労需物資の獲得につきまして、一番問題になるのは作業衣
○高野説明員 ただいま中川政務次官からお話のありました通り、今年度の緊急の追加予算といたしまして、各省から要求がありますものを総計いたしますと、二百六十数億になつておるわけであります。そのうち各項目について一わたり申し上げますと、河川では、今年度の災害のうち、國費をもつて補助すべき金額は合計三百七十五億六千四百万円、そのうち今年度百三十三億九千三百万円は要求が参つております。 そういうふうに全額國費所要額
○高野政府委員 資材の面におきまして、實は三・四半期の資材の割當が、二、三日前に決定しようという最中に、この九月災害が起つたのであります。それは一應そのままにしておいて、災害重點で今まできめたものから抜取つてもつていこう、併せてわずかの豫備もそれに使おう、こういうことでかかつております。なお遊休物資があるものは、當然に災害の方へ優先的にこれをまわすということは、もちろん考えておるところであります。
○高野政府委員 今まで處置いたしてまいりましたものは應急的なものでありまして、今度追加豫算を目下關係方面と折衝中でありますが、資材の點において實は非常な難點があるのでありまして、これらも目下研究中であります。しかしながら昨日災害對策委員會を開きまして、各省といろいろ檢討いたしたのでありますが、もちろん各省の要望と安定本部の立場との調整がなかなかむずかしいのでありますが、資金及び資材の點につきまして、
○高野政府委員 今囘初めてのお方もあるということを今承りましたから、この七、八月災害に關して安定本部としてとりました處置の御報告を申し上げます。八月災害が起りましてから、第一囘が八月二十二日に閣議決定をみまして、二億圓を假認證という形で出しております。その内容は直轄河川災害復舊費が二千萬圓、府縣災害復舊關係が一億八千萬圓。それから八月二十九日に閣議決定を經ました金額が二千萬圓であります。これは北海道
○高野政府委員 この間の淺利委員のお尋ねについてお答えいたします。流失家屋の一番多いのは秋田縣で、調査によりますと九百三十七戸であります。それで資材の點については戰災復興院が主管しておりますので、安定本部からは資材のわくをやつて、何分とも協力いたす考えでございます。それから復興に對する全般的のお尋ねがあつたのでありますが、住宅に關しましては、今まで戰災及び震災、火災、御承知の通り非常に大きなものが各所
○政府委員(高野與作君) これは非常にむづかしいのでございますね。内務省關係は殆ど公共施設でありまして、農林省の農耕地というのは、やはり個人の所有が多い。それから公共のものでも、農村の小さな團體が保有しておる。こういう關係にありますので、この間總て公共事業的なものであるならば、一樣に行くのでありますけれども、ちよつとそう參らんのじやないかと思います。
○政府委員(高野與作君) 農耕地關係は五割、公共施設例えば農道とか、用水など、これは六割五分ということになつております。山林關係は多分五割でなかつたかと思いますが、多少被害の額によつてやはり最高八割五分というところがあるようであります。
○政府委員(高野與作君) 二十年度までの災害の總額が昭和二十一年度、二十二年度、二十三年度で片付けるように只今進行いたしておりまして、二十一年度は濟みましたが、二十二年度は六億一千萬圓計上して目下進行中であります。それから昭和二十一年度の災害は五億六千萬圓、又南海震災が二億二千萬圓、これだれの金額が二十二年度において復舊中であります。それから安本として明年度に考えておりますのは、昭和二十三年度には昭和二十年度
○高野政府委員 それは私動力局長から聽きました。動力局で今善處しているはずです。この修繕關係は動力局が直接管掌することになつておりますので、現在動力局で運びつつあると思つております。
○高野政府委員 それにちよつと關連して申し上げます。先日和田大臣に私お伴をしてまいつておりまして、そういう御質問がありましたときに、私は實は報告を受けておりませんと申し上げて、大臣はその通り答えられたのであります。私非常に責任がありますので、歸りましてすぐ部員を呼んで調べましたところが、實は報告がまいつておりました。その報告の内容もここにありますが、それに對しまして發送電の方に、この修繕のことやら資材
○高野政府委員 安本關係について申し上げます。とりあえず内務省關係の二億圓の本年度の公共事業費の豫算から閣議決定をとりまして、すでに内務省へ通達が行きまして、現地へ早急にわたるように處置をいたしました。それからただいま農林省から御報告がありました通り進行しているはずでありますが、この融資ということは銀行局方面で推進されていくよりも私の方の災害費で行つた方がもつとスピードが早いような勘定になりますので
○高野政府委員 資材の點につきまして、私はここで責任をもつてお答えできないことは遺憾でありますが、私の存じておる程度では、これは非常に困難だということだけは申し上げられると思うのです。今一番困難なのはセメントに鋼材なのでありますが、この點につきまして、早速歸りまして本日幹部會合がありますので私は長官にお傳えいたしたいと思います。
○高野政府委員 私は安定本部の建設局長であります。資材關係につきまして、責任の局と打合わせてきてはおりませんけれども、ここにあります資材は、現在の鋼材とセメントの生産量から見て、非常に困難な數字でありますが、セメントについては、一應他の事業ら約七、八千トンは早急にまわすことができるという目あてがついております。鋼材は千五百トンくらいでありますので、今囘の災害の重要性に鑑みまして、安定本部としてはぜひこれだけの
○高野政府委員 安定本部の建設局長高野であります。この問題につきまして、實は行政調査部と内務省と復興院との間で、主として話が進行しておりまして、安定本部といたしましては、實はこの内容に參畫しておらないわけであります。從いまして、私安定本部の建設局長としては、何ものも申し上げることはありません。ただいま國土局長から申し述べましたように、これから誕生しようとする建設院の内容が、やはりただ、今までのものを