1984-04-26 第101回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
○説明員(高野國夫君) 恐れ入れますが、十年までさかのぼっての数字を今持ち合わせておりませんので、御了解いただきたいと思います。
○説明員(高野國夫君) 恐れ入れますが、十年までさかのぼっての数字を今持ち合わせておりませんので、御了解いただきたいと思います。
○説明員(高野國夫君) これから法律の御審議が終わりまして、もし仮に成立した暁にはまた具体的にいろいろさらに詰めたいと思っておりますが、水源涵養保安林につきましては、大体平均しまして二、三百ヘクタールのところかなという心づもりでございます。なおそのほかの保安林につきましては、それぞれ大きさなどが違いますし、実態がまたそれぞれ異なりますので、それに応じました面積で特定保安林を指定してまいりたい、このように
○説明員(高野國夫君) 人工林につきましては、ただいま先生お話しのように約一千万ヘクタールあるわけでございますが、一番多いのは杉でございまして、蓄積で約六割を占めております。それから、次がヒノキでございまして、蓄積で一九%ほどでございます。それから松とカラマツがそれぞれ九%ずつでございまして、あとがトドマツでございますとかその他の針葉樹ということでございます。
○説明員(高野國夫君) まず、トータルで申し上げますと、五十一年三月末現在と比較して申し上げたいと存じますが、面積全体ではほとんど変化がないわけでございますけれども、蓄積で約二億九千八百万立方増加をいたしております。それから人工林と天然林に分けて申し上げますと、人工林はこの間に面積が約五十二万ヘクタール増加をし、それから蓄積で約二億五千六百万立方増加をいたしております。一方、天然林につきましては面積
○説明員(高野國夫君) 森林資源の状況について御説明申し上げます。 昭和五十六年現在で森林総面積が二千五百二十八万へクタールございまして、そのうち人工林が九百九十万ヘクタールでございます。それから天然林が千三百九十九万ございまして、その他森林状態でないところ、岩石地みたいなところが百三十九万ヘクタールほどございます。それから蓄積について申し上げますと、総蓄積が二十四億八千四百万立方。人工林と天然林
○説明員(高野國夫君) 一般的に日本の林業は大変厳しい状況にあるわけでございまして、そういったことの中で森林の手入れは、保育とか間伐につきまして十分とは言いがたいような状況があるわけでございます。その中でやはり保安林につきましては、一般林の場合に比べてさらにと申しますか、もう少し努力をしなければならない状態にある、こういうことが今回の法律を御審議いただくことにつながっているわけでございまして、そういった
○説明員(高野國夫君) 松くい虫関係につきまして申し上げたいと思いますが、最初に若干数字的なことを申し上げたいと存じます。松くい虫の被害につきましては、五十七年に材積的には百四十七万立方ばかりの被害が発生をいたしまして、この数字自体は対前年度を三割ばかり減少をしたところでございます。それから五十八年度の発生量につきましては、現在最終的な集計段階に入っておりますが、五十七年度よりはさらに減少するようなことが
○説明員(高野國夫君) 森林災害の発生状況につきましてのお尋ねでございますが、御承知のように、我が国の場合は一般的に大変地形が急峻でございますし、加えて、毎年のように台風でございますとかあるいは集中豪雨などが来るわけでございまして、そういったことから洪水や山崩れなどの災害が発生しやすい状況にあるわけでございます。特に最近は都市化が進展をいたしまして、山地、山ろく地帯まで開発が進められましたり、それからそれを
○高野説明員 まず、最初の御質問からお答え申し上げます。 雪害、風害など自然災害から森林を守りますためには、抵抗力のある健全な森林をつくることが基本でありますので、林野庁といたしましては、森林施業の適切な実施、造林補助事業や間伐促進総合対策事業の推進を図ってきたところでございます。 今後とも、地域の実態に即した造林方法の選択でございますとか、森林整備計画制度の活用によります保育、間伐の適切な実施
○高野説明員 お答えいたします。 林業就業者の高齢化傾向などに対処いたしまして、林業の生産性の維持向上と労働安全の確保を図りますためには、適切な林業機械の開発改良とその普及が大変重要であるという考えを持っておりまして、林野庁といたしましては、そのために、先導的な機械でございますとか、あるいは緊急を要する機械の開発改良等につきまして積極的に取り組んできたところでございます。これまで低振動のチェーンソー
○高野説明員 いろいろ理由もあろうかと思いますけれども、一つには、なお行政側といたしまして、国なりあるいは都道府県なりのPRの仕方などもまだなすべき分野があろうかと思いますし、それからさらに計画制度を推進していく上でいろいろと森林所有者の皆さん方にとりましてメリットになりますような手だてが用意できるかどうかといったような点も、なお検討の余地があろうかなと思っております。
○高野説明員 数字的なことにつきまして御説明申し上げます。 ただいまお話のございました森林施業計画制度は、申し上げるまでもなく森林の計画的かつ適正な施業を確保するための手段として大変重要なものでございまして、昭和四十三年に制度化されたわけであります。それ以来、林野庁といたしましてはその推進に努めているところでございます。 現在におきます認定面積は、五十八年三月末現在で約一千万ヘクタールに及んでおります
○高野説明員 御説明申し上げます。 ただいまのお話にございました現行の経営基本計画でございますが、これは昭和五十五年に改定をされました「森林資源に関する基本計画」を勘案しながら、五十八年の三月に策定をされました全国森林計画に則してつくられたものでございます。この経営基本計画の収穫量は十五年間にわたる収穫量を計画をいたしておりまして、総量で一億九千二百三十万立方、こういうことに相なっております。それから
○高野説明員 はい、わかりました。 それから、一カ所当たりの皆伐面積を規制する部分がございます。以上が伐採でございます。 それからもう一つは植栽でございますが、植えるべき部分がある場合につきましてはヘクタール当たり三千本以上植えるべきこと、こういったようなものがございます。そこで、当該区域につきましては現行の指定施業要件の中では植栽にかかわる指定施業要件は定めていないのでございます。
○高野説明員 まず一般的な場合につきまして先ほど申し上げたわけでございますが、大変恐縮でございますけれども、もう一度申し上げますと、立木の伐採の方法につきましては、伐採種をどのように定めるかというのが一つございます。それから、主伐として伐採いたします場合には標準伐期齢以上のものについて切りなさいといったようなのが一つございます。それから立木の伐採の限度というのがございまして、その流域の中で一年間に切
○高野説明員 指導部長でございますが、お答え申し上げます。 指定施業要件の中には、ただいま長官がお答え申し上げました伐採といたしましてその年に切ることを認めます面積、皆伐面積、これが一つございます。それから、主伐をいたします際に標準伐期齢以上で切るべきである、そういうのが一つございます。それから造林につきましては、新植すべき箇所についてはヘクタール当たり三千本以上植えること、こういったような要件がございます
○高野説明員 ただいま小沢先生からお尋ねのございました二点目の応益負担の問題でございますが、林野庁におきましても、この問題は重要な検討事項の一つということで認識をいたしているところでございます。現在でも、全国あちらこちらで例があるわけでございまして、例えば福岡県でございますとか広島県でございますとか、ある時期に水不足などが生じまして、大変問題になったことがあるわけでございますが、そういったことを契機
○高野説明員 ただいまお尋ねのございました二点につきまして、御説明申し上げます。 治山事業につきましては、第六次治山事業五カ年計画に基づきまして実施をいたしておるところでございますが、進捗率について申し上げますと、昭和五十八年度末で約三〇%ということでございます。なお、現在国会で御審議をいただいております五十九年度予算が執行できるようになりますれば、五十九年度末には約四四%という達成率になる見込みでございます
○高野説明員 お答えいたします。 有珠山は千ヘクタールくらいございまして、大部分が国有林でございますが、パトロールにつきましては、現在現地の担当区事務所というのがありまして、そこの職員でございますとか、あるいは室蘭営林署が有珠山を管理いたしておりますので、そこの治山関係の職員四名ばかりおりますが、そういう職員と、それからさらに函館営林局、本局の方から数名の応援隊が行っておりまして工事の管理監督などをいたしておりますが
○説明員(高野國夫君) 絶対にないかということになりますと非常にむずかしい判断になろうかと思います。ただ従来のこの流域におきます流出の土砂といたしましては四十六年のものがかなり大きかったわけでございますけれども、今回のものはさらにそれを上回る規模になっておりまして、今後さらにこれ以上の崩壊が起こる可能性があるか否かということにつきましては、一〇〇%絶対安全であるというようなことを申し上げることは不可能
○説明員(高野國夫君) 先ほど農林水産省の審議官の方から御説明申し上げましたように、国有林内におきます治山事業といたしましては三十二万立方の土砂の安定を図っていきたい、こういうことで現在九基の治山ダムを考えるとともに、十六ヘクタールの山腹工事をやりたい、こういうことで計画をしているところでございます。今度の六十二万立方という土砂の量はいままでの白田切流域におきます土砂量の最大というぐあいに考えておりますので
○高野説明員 お答え申し上げます。 山地災害の危険個所の調査につきましては、国有林、民有林を通じまして四十七年度に調査を行ったわけでございます。その後、宅地開発等で土地利用状況も変わってきておりますし、それからさらに、調査の手法等も進歩してきておりますので、本年度国有林、民有林を通じまして再調査をいたすことにいたしております。妙高地域につきましても、当然のことながらその調査の中で再調査の対象にいたしていきたい
○説明員(高野國夫君) 五月の本院の委員会の席でもそのお話が出たというふうに記憶いたしておりますが、今度の調査団の報告が提出されましたならば、私どもといたしましても国土庁あるいは建設省の方とも御相談をいたしましてさらに調査を要するか否かについての判断をし、それからやる必要ありということになりましたならばまたやり方についても御相談いたしたい、こんなぐあいに考えておる次第でございます。
○説明員(高野國夫君) 二十九日から三十一日まで現地調査を行いまして、調査を終わった後で妙高高原町の役場に出向きまして町長さんその他の方にごあいさつを申し上げた際に、調査団のいわば説明の中で、説明と申しますか、三日間の報告の中で現地で感じましたことを御説明申し上げました際に、新聞社の方もおいでになりまして幾つかの質問が交わされまして、その結果が新聞記事に載って出たと、こういうことで承知をいたしております
○説明員(高野國夫君) 建設省の方と農林省の方と合同で行っておりますが、私の方から御報告を申し上げたいと思います。 ただいま先生からお話しございましたように、五月の二十九日から三十一日にかけまして、農林省の林業試験防災部の治山科長ほか二名、それから建設省の土木研究所砂防部長ほか三名、合計七名の調査団が入りまして調査を実施をいたしております。調査の目的といたしましては、研究者によります現地調査によりまして
○説明員(高野國夫君) 国有林の仕事の中で、造林事業という分野につきましては大変大切な分野であるというぐあいに私どもかねがね考えているわけでございます。したがいまして、将来にりっぱな森林を残したいという趣旨から、健全な森林の造成をしていきたい、こういうことで、予算執行等につきましても努力をいたしておるわけでございます。で、具体的には伐採跡地の更新でございますとか、それから下刈り、つる切りといいますような
○高野説明員 お答えをいたします。 林野庁は、国有林の仕事の中で、丸太とそれから立ち木のまま売ります立木販売と言っておりますが、その二つの形で販売をいたしているわけでございます。 販売いたします際に、いま先生お話しございました延納制度というのがございまして、量とか金額で一定の基準がございまして、それに基づいて延納制度で運用しながら販売をいたしております。実は、この数年来国有林の特別会計の財務事情
○高野説明員 お答えいたします。 先ほど申し上げましたように、いま両方の川につきまして営林署と村御当局の方といろいろ調整中でございますので、どちらの川を御希望になりますか、その結論次第によりまして営業署なり局なりといたしましては対応してまいりたい、このように考えております。
○高野説明員 お答えいたします。 村御当局の方から、先生いま御指摘のございました水の確保につきまして、昨年の秋に営林署の方にお話があったわけでございます。それ以来、営林署におきましては村の方と何回かお話し合いを重ねておりまして、ただいまのお話の宇鉄川の方を最初村の方では御希望になったわけでございますが、四月に入りましてから、鐇泊という方の水源についても検討してほしい、こういうようなお話が来ておりまして