1967-07-20 第55回国会 参議院 内閣委員会 第30号
○政府委員(高部益男君) ただいま御指摘いただきました防衛大学校に医学部を設置する、そして医官を確保するということにつきましては、きわめて卓越した一つのお考えかと存じますが、古今東西を通じましてそういう試みが現在までなされておりませんような実情もございますので、十分検討して今後対処したいと存じております。
○政府委員(高部益男君) ただいま御指摘いただきました防衛大学校に医学部を設置する、そして医官を確保するということにつきましては、きわめて卓越した一つのお考えかと存じますが、古今東西を通じましてそういう試みが現在までなされておりませんような実情もございますので、十分検討して今後対処したいと存じております。
○政府委員(高部益男君) 自衛官の充足につきましては、先ほども鬼木先生のお話にお答えしたところでございますが、従来、給与、処遇等の改善、募集方法の強化及び教育研究、病院勤務環境等の整備を極力進めてまいりまして、努力をしてまいりました。しかし、なおかつ現状は、先ほど申し上げましたように、三百二十名ぐらいの医官が足らないのが現状でございます。
○政府委員(高部益男君) 医官の充足率の非常に悪いことについての御懸念、はなはだ御指摘のとおりでございまして、まず御指摘のとおりの現状から申し上げさしていただきます。自衛隊の医官の定員は八百十七名でございまして、それに対して最近——現在と申してよろしいと思いますが、三百二十名の充員でございまして、充足率にして三九・二%という状態でございます。なお、このほかにいわゆるシビルの医官がおられまして五名、それからいわゆる
○高部政府委員 御指摘のとおりの現況でございまして、いろいろわれわれとしても苦心の存するところでございますが、何と申しましても、編成上の問題、防衛上の問題から見まして、配備それ自身が基礎にございます。たとえば現在、部隊の駐とん地あるいは艦艇等を単位にとりまして見ますと、約四割の駐とん地等に医官が配備されてないという現状はたいへんなことだと私自身も思っておるわけでございます。ただ、現状は、やむを得ず自衛隊以外
○説明員(高部益男君) これは試験的投与という性質を持ちますので、生ワク研究協議会に委託して実施するという方式を厚生省としては立てまして、それに委託をいたしたわけでございます。協議会の方にいろいろお話をいたしましたところ、従来の協議会の範囲内では、このお願いいたしましたのは三十五万回分くらいの投与でございますので、かなり計画が、計画実施が困難であろうということで、急遽参加委員の拡充を求めまして、その
○説明員(高部益男君) ありましたが、内容がどういうものであるかわからぬというので、準備いたしませんで申しわけございません。従いまして、こまかい状況につきましては、資料を後刻提出いたしまして御審議いただければけっこうだと思いますが、まず、ソークワクチンによる予防接種の状況につきましてごく概要をかいつまんで申し上げます。 予防接種法の改正に伴いまして、四月一日施行のつもりでございましたが、各種の手続上実施
○説明員(高部益男君) 各府県からの数字のことは別段といたしまして、多発のおそれありという情報を先月の末から今月の初めにかけましてキャッチいたしましたので、私どもとしては早急に何らかの対策を立てる必要ありという判断に基づいて、現在担当官を当該地区に派遣して実情を調査中でございます。当然これは早急に策を練らなければなりませんということで、実情調査だけにとどまらず、担当官にある程度の権限を持たせまして、
○説明員(高部益男君) これは医師が保健所へ届け出ました届出表に基づきまして、保健所が受け付けましてからその写しをとりまして県に出すわけでございます。県から前週の分につきまして次の次の週までに厚生省の統計調査部へ提出することになります。統計調査部では、それを製表という段階にいたしまして、翌週大体整理をいたしまして原局の方へ回してくるというふうな段階でございます。従いまして、総括的に申しますと、二月の
○説明員(高部益男君) 防疫課長の高部でございます。統計調査部を通しまして私どもが集められました最新の数字は二月の末まででございます。全国では二月の末までに小児麻痺は百九十三名、昨年の同期百六十九名、死亡者が本年二十一瓦、昨年十三名という報告になっております。県別に申しまして、御指摘の九州、その他面の方の総計になりますが、九州七県でございますると、患者数七十五名、死亡者数九名となっております。
○説明員(高部益男君) 東京都のただいま御指摘いただきました事件につきましては、私どもまだ都の方からは報告受けておりませんが、新聞を見まして非常に、またかというふうな実は感じを受けました一つの事件でございます。何といっても児童福祉施設並びに社会福祉施設につきまして、特に保健所系統と当該施設との間の協力関係はしばしば私どもといたしまして関係各局とともに示達して参ったわけでございますが、ただいまの予算関係
○説明員(高部益男君) 私でございます。ただいまの御指摘の点は、市の民生局長、それから園の園長並びに医師につきましていろいろ調査いたしましたが、その間にやはりただいま施設課長の申しておられるような意味の誤解があったように私は認めて参りました。民生局長はいろいろな事情はあるけれども、福祉事務所を通して市の方で、かかる緊急事態あるいは非常に特殊な疾病で生活保護による医療扶助を出してきた場合には、施設の人
○高部説明員 ただいま申し上げました伝染病予防法第十九条に基づいてということは、今度の事件の場合にはございません。これは県が飲食店業者と話をいたしましてやっておるという方向でございます。従いまして、伝染病予防法の十九条の発動でないというふうに私どもは承知しております。 なお、特に防疫問題でございますが、十九条の発動の場合は、非常に緊急である、それから患者の発生が非常に予測されるということがある程度客観的
○高部説明員 伝染病予防法によりますと、都道府県知事は伝染病予防上必要と認める場合は健康診断をすることができるという規定だけでございまして、健康診断の内容については別に触れてございません。検便も健康診断の一環として、普通赤痢対策の場合、特に保菌者検査等の際には必要なものでございますので、昨年度赤痢対策の推進に関する通牒を出してございますが、その際にやはり健康診断方法は医学技術的な問題として特段の規定
○高部説明員 ただいま公衆衛生局長が法務委員会でいろいろ御説明申し上げておりますので、私がかわりまして説明させていただきます。 検便実施の方法につきまして、県からの報告によりますと、次のようなことになっております。ただいま大臣が御説明申し上げました三十六名の者に対する検便の内容は、客室を検便室に充てた。それに従事した人員は、採便棒を用いた者が保健婦である。もう一人細菌検査の技術負が——これは男性でございますが
○高部説明員 堀先生の御指摘の通りのことだとは存じますが、ただいま建前の上から申し上げただけでございまして、現場におきます実態から見ますと、あるいはその教育委員会、あるいは学校長あたりがかなり御迷惑がかかるような強力な助言と申しますか、御相談と申しますか、そういうことをやっている部面もございます。特に最近赤痢が——ここ数年でございますが、きわだって全面的にふえてきている。先ほども体育局長のお話のように
○高部説明員 ただいま堀先生の御指摘のような事件も間々起っているようではございます。私どもの方の基本的な学校衛生と特に赤痢あるいは食中毒問題を中心にいたしましての連絡の問題は、保健所の段階で、保健所の管内で必要ある場合には学校長と連絡をとってやってほしい。あくまでも先生の御指摘のような給食を中心にいたしまして考えてみます場合には、伝染病予防法に基く各種の保健所長の権限と申しますのが、主として発生時的
○説明員(高部益男君) ただいまのところ、自治庁並びに農林省と御連絡の上、私どもといたしましては、技術的にこれを御援助申し上げるという態度でございまして、厚生省みずからがこのハブ絶滅対策に乗り出すような体制にはなっておりません。
○説明員(高部益男君) ハブの人体に対する害につきましては、御存じの通りに、一般の保健医療体系の整備の問題が基礎になって参っておりますので、自治庁、それから予防対策の中心をなしまする絶滅対策の方面と関連をとりまして、農林省の御協力を得ましてすみやかにそれが実地に行われるように努力をしていきたいと存じております。それから厚生省自体の予算のワクの中では、現在のところ持っておりません。
○説明員(高部益男君) ハブの人体に与えます害につきましては、私ども過般、調査部の一員として参画いたしましたとき以来、いろいろ具体的な方法等について考究をして参ったわけでございますが、いかんせん、現在の手段といたしまして、御存じの通りに、予防薬が見つかっておりません関係上、とりあえずハブの咬傷に対しまして適切な医療をすみやかに適時実施しなければならないという考えで現在進めておるわけでございます。で、
○高部説明員 説明いたします。大正八年八月二十日の内務省發衞一七一九號の精神病院法の施行に關する通知がありまして、その趣旨はできるだけ精神科の專門醫の診斷を求めなさいということになつております。ところが精神科の專門醫というものは、全國に數が割合に少いのでありまして、それを立法化してぜひ精神科專門醫の診斷を受けなければならないということになりますと、かえつて一般の民衆の方々の非常な不便を來すというのが