1980-10-24 第93回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
○説明員(高田利男君) 先ほど来申し上げておりますように、現在比較的基礎的な研究開発を行っておるわけでございますが、現在までのところ、主としまして私ども通産省の傘下の研究機関を中心にいたしまして、いろいろ研究開発並びに海域の温度差の構造と申しますか、五百メーターないし六百メーターぐらいの深度までどういう温度分布であるかというような検討をいろいろしているわけでございます。 なお、先生先ほど御指摘いただきましたように
○説明員(高田利男君) 先ほど来申し上げておりますように、現在比較的基礎的な研究開発を行っておるわけでございますが、現在までのところ、主としまして私ども通産省の傘下の研究機関を中心にいたしまして、いろいろ研究開発並びに海域の温度差の構造と申しますか、五百メーターないし六百メーターぐらいの深度までどういう温度分布であるかというような検討をいろいろしているわけでございます。 なお、先生先ほど御指摘いただきましたように
○説明員(高田利男君) 私ども工業技術院で現在行っておりますのは、まだ比較的基礎的な段階の研究開発でございます。先生も御指摘のように、実用化の段階ですと一基十万キロというような非常に大規模なものをつくる必要があるわけでございます。したがいまして、現在の基礎的な技術研究の検討をベースにいたしまして、さらに大型化のためのエンジニアリング技術等が今後必要になるわけでございます。いまのところまだ正確な経済計算
○説明員(高田利男君) 海洋温度差発電のまず原理でございますけれども、海洋温度差発電の原理は、海洋表面の海水温度並びに海面下深度五百メートルないし六百メートルの海水の温度、この約二十度の温度差を用いまして低沸点媒体等によりましてその二十度の温度差を使って発電しようということなわけでございます。この海洋温度差発電につきましては、昭和四十九年度から研究開発を行っておるわけでございますが、現在までのところ
○高田説明員 太陽熱温水器につきましては、これが非常に簡便な機器である、価格的にも安いということもございまして、農村部を中心に非常に普及しておりまして、現在、二百万台ないし三百万台のものが使われておると言われておるわけでございます。 御指摘のとおり、機器の品質の問題がかつてございまして、たとえば温水器の中にコケが生えてしまう、あるいは日射によります劣化が激しいというような問題があったわけでございますけれども
○高田説明員 お答えいたします。 サンシャイン計画におきましては、昭和四十九年からソーラーハウスシステムに関します研究開発を進めているところでございます。主として材料面の研究あるいは装置の研究、こういう研究開発を進め、あるいは要素技術の開発を進めてきたわけでございます。一方では、デモンストレーションシステムの建設等を終わりまして、一応、現状といたしましては、民生用ソーラーシステムにつきまして、ほぼ
○高田説明員 お答えいたします。 サンシャイン計画で進めております風力エネルギー利用の研究開発でございますが、私どもといたしましては、大規模、千キロワットクラスの風力発電を目指して研究開発を現在進めているところでございます。まだ非常に基礎的な段階でございまして、さしあたって百キロワットクラスのパイロットプラントをつくるという方向で考えてまいりたいというふうに考えております。 一応、現状はそういう
○説明員(高田利男君) はい。大学にもいろいろ御協力をお願いしておりまして、今後もプラント開発等行うわけでございますが、産、官、学協力いたしまして進めてまいりたいということで、今後も大学の協力をいろいろお願いしたいというふうに考えております。
○説明員(高田利男君) お答え申し上げます。 通産省におきましては、昭和四十九年から新エネルギーの技術開発をサンシャイン計画ということで進めております。このサンシャイン計画では、太陽エネルギーの技術開発、あるいは地熱エネルギーの技術開発等を行っているわけでございますが、非常に多岐の分野にわたるわけでございます。かつ基礎的な研究から応用研究等非常に幅広い研究を行うわけでございます。特に基礎的な研究開発
○説明員(高田利男君) それでは現状につきまして御説明申し上げます。 まず原子力発電株式会社の東海にございますコールダーホール型の炉でございますが、これはほかの軽水炉と違っておりまして、出てまいります使用済み燃料は全部イギリスで再処理してもらうというかっこうになっておるわけでございます。したがいまして、使用済み燃料につきましては、現状のところ日立港からイギリスのほうへ搬出いたしております。それから
○説明員(高田利男君) お答えいたします。 いま核燃料サイクルの問題でございますが、通常核燃料サイクルといわれるものにつきまして、簡単に説明さしていただきたいと思います。 まず鉱山からウラン鉱石を掘り出しましたのちに製錬いたしまして、これを濃縮したのち、成形加工いたしまして燃料棒に加工いたすわけでございます。この燃料棒を原子炉にチャージいたしまして発電をするわけでございますが、二、三年使用いたしました