1970-04-23 第63回国会 参議院 文教委員会 第12号
○参考人(高橋寛君) ただいまの御質問のとおり、私たちは基本的には映画の著作者の中に俳優も入ってしかるべきものだと考えておりますから、となりますというと、二十九条においてこれが無条件に映画製作者に帰属するということについてわれらは知らぬと決して言っていられないわけでございまして、私どもの見解としましては、第五次案にありましたような「契約に別段の定めがない限り、」というような文言がやはりあったほうが実態
○参考人(高橋寛君) ただいまの御質問のとおり、私たちは基本的には映画の著作者の中に俳優も入ってしかるべきものだと考えておりますから、となりますというと、二十九条においてこれが無条件に映画製作者に帰属するということについてわれらは知らぬと決して言っていられないわけでございまして、私どもの見解としましては、第五次案にありましたような「契約に別段の定めがない限り、」というような文言がやはりあったほうが実態
○参考人(高橋寛君) 十六条の問題について私どもの見解を申し述べます。もちろん私たちは映画というものは、製作者だけのものだとも思いませんし、監督さんだけのものだとも思わない。たくさんの芸術家が共同してつくる共同著作物であると考えておりますので、俳優たちの中には、映画の著作者の例示の中に俳優という文字が入っていないということはけしからんじゃないかという声が非常に強くあることは、これは事実でございます。
○参考人(高橋寛君) 私は社団法人の日本芸能実演家団体協議会の常任理事の高橋寛でございます。 私どもの協議会は俳優、その中には俳優と言えるかどうかむずかしいところでございますが、いわゆる能役者、文楽それから演出家も若干おりますが、そのほか音楽関係の演奏家、歌手、指揮者、この中には邦楽もありますし、また洋楽もある。それから舞踊、これも洋舞も日本舞踊もございますが、舞踊家の皆さん、そのほか演芸家、落語