1984-06-21 第101回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
○高村参考人 三点ばかりお尋ねがございましたが、最初の習熟度別学習を義務教育の段階に設けていいかどうかというお話でございます。 今角屋委員も私が記者会見のときに発言したことについて御承知でありますので、とやかく申し上げるわけでもございませんが、私はこれは固定したらいけないと思うのです。ただ、例えば中学でありますと英語が必修科目みたいに実際のところございます。あるいは算数とか数学とかというもの、つまり
○高村参考人 三点ばかりお尋ねがございましたが、最初の習熟度別学習を義務教育の段階に設けていいかどうかというお話でございます。 今角屋委員も私が記者会見のときに発言したことについて御承知でありますので、とやかく申し上げるわけでもございませんが、私はこれは固定したらいけないと思うのです。ただ、例えば中学でありますと英語が必修科目みたいに実際のところございます。あるいは算数とか数学とかというもの、つまり
○高村参考人 角屋さんのお尋ねに対してお答えいたします。 私、いつの間にか二十年もの間、中央教育審議会に関与しておりましたし、それから最後の六年間は会長という地位におりまして、いろいろのことを審議したりしておりました。 その間、何が一番感銘に残っているかというお尋ねでございますけれども、すぐとっさに思い浮かびますことは、あれは十二期でしたかの答申の中にありますが、生涯教育についての答申がございますが
○参考人(高村象平君) ただいま私初めて伺いました、その基準細則なるものは。以前ありました指導書のことと違いますでしょうか。以前は、現在、いまございますけれども、指導要領をもっと非常に解きほぐしたような形で、それぞれの教科について指導書というものができておりますが、それのことをいまおっしゃったのでしょうか。それとも別な何か基準細則というようなものがいま編さんされつつあるということがお耳に入ったのでしょうか
○参考人(高村象平君) お答えいたします。 宮之原さんの御質疑もごもっともと思うのであります。確かに前回の審議会の答申を見ますと、随所に「内容の精選」というようなことが書かれております。ところが、現実にはいま児童生徒が非常に苦しむくらいに内容がふえております。単に質的に向上しているばかりでなく、量的にも非常に多くなっております。これは恐らくその審議会の手を離れて、指導要領の編さんなりあるいは教科書
○参考人(高村象平君) 高村でございます。ちょうど三年ばかり前になりますが、この教育課程審議会の仕事をしないかというお勧めがございまして、それ以来委員会百五十何回か開いて本日に至っておりますが、私がこの仕事をお引き受けいたしましたのは一つ、二つの理由がございますので、前もってそれを申し上げておきたいと思います。 一つは、ことに最近強くなっていると思うのでありますが、学校の下校後と申しますか、ウイークデー