1954-03-25 第19回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第2号
○高木正夫君 二十八年度の実績ということになると、大体私の調査したところによると、二百十八万八千キロリツターぐらいになるわけです。そうすると、計算してみると現行の一キロ一万一千円でやつてみると政府の道路整備費に充てるところの二百三十七億六千七百万円ですか、その数字に殆んど、僅か一億違いくらいのところでマッチするわけです。何にも税金を上げる必要はそこにないと思うのです。何を業者を苦しめて税金をそこまで
○高木正夫君 二十八年度の実績ということになると、大体私の調査したところによると、二百十八万八千キロリツターぐらいになるわけです。そうすると、計算してみると現行の一キロ一万一千円でやつてみると政府の道路整備費に充てるところの二百三十七億六千七百万円ですか、その数字に殆んど、僅か一億違いくらいのところでマッチするわけです。何にも税金を上げる必要はそこにないと思うのです。何を業者を苦しめて税金をそこまで
○高木正夫君 これは政府の根本政策にも触れて来る問題でもありますので、運輸大臣にお尋ねしてもどうかと思いますが、ただ若しそういうことで自動車税なり、それから又ガソリン税がそういうように増徴されて行くということになつて業者が立ち行かんような場合には、運輸省としては認可料金を改訂する御意思がありますか、どうですか、参考に承わつておきたいと思います。
○高木正夫君 運輸大臣に一言だけお尋ねを申上げたいと思うのですが、それには石油問題、石油の税金の問題とそれから量の問題についてでありますが、これは直接の御担当じやないかも知れませんが、輸送界に及ぼす影響が非常に重大だと思いますので、一応お尋ね申上げたいと思うのです。この前に運輸委員会で、我が国の陸上輸送におきまして鉄道軌道と、それからそのほかの道路運送と申しますか、そういう運送について重点を置いてやるかという
○高木正夫君 そうすると奢侈的の抑制の意味も多少あるという政務次官の御答弁でしたが、そうするとこの前岡田委員からお尋ねになつたように、この際思い切つて、つまり経営の合理化という点もかみ合せて、能率の悪い一等を廃止してしまつて、全部新らしい二等車にする、私は大体一等車といわゆる特二等はそう逕庭がなくなつて来ておるように思うのです。こういう際に思い切つて合理化して、一等を廃止するというところまで思い切つてやる
○高木正夫君 それでお尋ねしたいと思うのですが、一等の旅客運賃は飛行機と比べてやや高いようなことになるのですが、そうすると、この前植田さんがおつしやつた二十億とか増収になるのだと言われておつたが、大分飛行機に食われるのじやないかと思うのですね、そうするとそれを見込んで、やはり何ですか、一等旅客の運賃が減ることを見込んで、そうして約二十億ほどの増になる、こういうふうに承知していいわけですか。
○高木正夫君 たつた一言だけお尋ね申上げておきます。今回のこの運賃の改正は収入増を図るのが目的であるか、或いは社会的見地といいますか、耐乏生活ですね、贅沢を阻止するというようなそういう意味を加味されておるのか、その点をお伺いしておきたいと思います。
○高木正夫君 私は最近の情勢から見て、どうしてもそういうことが必要だと思うのです。この程度のもので行くなら結構だと思うのですが、今日は余り深うは入らんと思うのですが、国鉄の運営が相当転換期に来ているのじやないか。これは一私見ですが、航空の発達又道路交通の発達から見て、非常な転換期に来ているのじやないか、このままで推して行くと行き詰つてどうにもならんような事態が来るのじやないかということを考えるわけであります
○高木正夫君 多少根本的な問題に入るかも知れませんが、この運賃の値上げをしなくてはならないようになつた事情を、根本問題としては、先ほど御説明のありました通り、ほかの物価に比べて非常に安い、比較にならんほど安いんだ、だからまだ上げる余地があるということなんですが、併しこれは国民生活に及ぼす影響が非常に重大であるから、なかなかこれはちよつと簡単に行かないで、いつも問題になると思うんです。従つてそうすればどうしてやつて
○高木正夫君 只今のお話では、自動車の数が殖えて来たということのようでありまして、私のお尋ねしたのと少し御答弁が違うようにも思うのでありますが、私の申すのは、今の自動車の殖えて来たということは、これは社会の要求から殖えて来たのだと思うのであります。政府の施策として、自動車に関するいろいろな施策がまだまだ私は足らんと思うのです。例えばガソリンの問題にしましても、或いは自動車に対する税にしましても、政府
○高木正夫君 只今の大臣の御答弁で、大変私も安心をしたのであります。その前半の御意見に対しては、建設線の問題については、やや考えを異にいたしておりまするが、これは今日ここで申上げるのは差控えておきまするが、私の申上げたいと思いまするのは、御同感を頂けましたが、どちらに将来重点を置いてやられるか。鉄道もまだやつて行くんだ、道路もよくして行くんだと、こういうことでありますが、道路はまあ主管大臣が運輸大臣
○高木正夫君 私は自動車道路運送、こういうものにつきまして全面的にいろいろ、又ガソリン問題についていろいろ御質問を申上げたいと思いまして、各省の関係局長さんを呼んで頂くように手配をしておきましたが、本日は差支えがあるそうでお出ましがありませんので、陸上交通に関する根本的の問題について、運輸大臣の御所信を伺いたいと思うわけでございます。 御承知の通り運輸交通は国民経済上又民生安定上極めて重大であるということは
○高木正夫君 地方に任しておくからおれのほうは直接には関知しないのだと言われますけれども、陸運行政については、あなたが全体に監督されておるわけなんで、大都市間にそういう不均衡なことのあるべきものでないと私は考えるわけです。まあ民間の人も入つてやつておるかも知れませんが、特に大阪のごときは、そういう方面の圧力が加えられておるということも聞くわけなんです。まあ併しもう少し時間を待てということでありますから
○高木正夫君 一応その御苦心の跡はわかるのですけれども、だんだんそれが殖えて来て、もう澎湃として起つておるのです。百人ばかりではどうにもならんというところに来ておるわけですね。これは新規免許だとか何とかいう問題よりももつと現実的にはこれは大きい問題だと思う。これを何とか一つお考えを願つて措置して頂くことが必要ではないかと思います。これはまあ併しただそういうことの御希望を申上げておくだけの程度のことなんです
○高木正夫君 先ほど大倉委員からお話ありましたがその初めのほうの部分に関連したことでお聞きしたいと思いますが、この不当競争という問題は業種別によつて多少趣きが違うと思うのです。特に私はここで質問を申上げたいと思うのは、トラツクの自家用の営業行為ですね、これが非常に大きな問題だと思うですね。あの当時道路運送法を制定したときに、私はその点を質問したいと思いますが、私の希望通りには行かなかつたわけなんですが
○高木正夫君 現在着工しておる建設線全部の件名と、それからどの辺まで遂行しておるかということ、つまり予算額に対してどこまで進んでおるか、従つて残りはどのくらいあるか、それから更に新らしく出て来た建設線、それとその見積りといいますか、その資料を頂戴したいと思います。
○高木正夫君 私は、五つの点につきまして、首相並びに関係各大臣にお尋ねをいたしたいと思うのであります。 その第一は、憲法の改正の問題についてであります。 総理は常に憲法は改正せずと言つておられます。憲法は軽々に改正すべきものでないと言つておられます。これは誠に御尤もなお説であろうと思うのであります。憲法は国の基本法規でありまするから、軽々に改正すべきものでないということは当然であります。併しながら
○高木正夫君 その運輸省の斡旋が従来の私の経験からみましても相当ものを言うのです。だからこの災害にうんと力を入れて融資の斡旋をお願いしたい。これで私の質問は終ります。
○高木正夫君 地方銀行と荷主というお話でありますが、現実の事実はなかなかそれだけじや金が集らん。私の言うのは運輸省としてこの際に本当に補助金を出す代りに十分にその御斡旋を願いたいと思う。今承わればまだ具体的の数字まで出ていないわけですが、例えば開銀にお世話願えるとか何とかいう問題ですね。それを今お願いしているというような漠然たるお答えですがね。
○高木正夫君 大分静岡県の問題が出ているようですが、私もずつといろいろお説明を聞いておりますと、静岡県が特別な地区になつていない、にもかかわらず鉄道のために補助が出る、こういうことになつているように思うのです。先ほどの御説明を聞きましても、どうも卒直に申しますと、七月、八月の特別災害に便乗したような感じをちよつと受けるのですが、それは併し助けることだから財源さえあればいいと思いますけれども、ほかにもつとひどい
○高木正夫君 私は現地を歩きましたところが、何でも石千円でしたか千二百円でしたか、そういう話をしておりました。運搬費や実費が加わつて千七百円くらいになつて相当の値段になるらしいのですね。これは国の金を出すのではなしに、ある資材を提供することであるし、できればこの方面でお差支えない範囲で相当出して頂きたい。又その値段もずつともつとまけてやつてもらいたいと、こう思うのですが、これは差当り現なまが出るというのではないのですから
○高木正夫君 お尋ねというよりもむしろお願いになるかも知れませんが、第二種公営住宅なんかに官有林、即ち官材を相当お使いになつておられるのですが、その値段は大体どのくらいになるか、ちよつとお聞かせを願いたいと思います。
○高木正夫君 もう一つ創業費の内容が、普通のいわゆる会社の創業費というものと、内容が今お聞きすると大部違つておるように思われます。我々の常識でいう創業費というものはそんなものじやないと思うのです。併しこの会社に限つてこれこれを総業費にすると、こういうことであれば……。何と何とを創業費に使うか、その内容をお聞きしたいと思うわけです。
○高木正夫君 どうも今の御説明ではちよつと了解ができないと思うのです。普通、会社の創業費というものは、そんな厖大なものじやない。レセプシヨンその他も要るだろうと思いますけれども、一億八千万という厖大な創業費はどうして使うのか、何に使うのか、よくわからないのですが……。
○高木正夫君 この創業費が一億八千万円ということになつておるのですが、これはどこへ使うのですか。少し数字が大き過ぎると思いますので、何に創業費として使うのか、その内容を説明して下さい。
○高木正夫君 もう一つ、この間羽田を見まして感じたことはターミナルの設備が非常に狭いと思う。十二社か何かやつているのが、二社ごとに一つの窓をもらつてやつている。非常に複雑している、だんだん説明を聞いて見ますと、羽田に乗降するお客は横浜なり神戸に船で入る客よりずつと多い。そうすると外来客の窓口としてはあそこが一番多いことになる。国家としても相当の資金を投じて設備しなければまずいのじやないかと思う。これらに
○高木正夫君 朝鮮でございますね、何とか国でも向うの言葉でやつているらしいのですが、今のようなものは制空権というのは全く向うに握られているわけですからね、これはどうしても要員を早く整えてこつちに実際に制空権を掴んでしまわなければいかんという感がするのです。今年はしようがなければ、二十九年度においては全員を揃えて頂きたいということを現地を視察してそういう感がしたわけです。一層御勉強を願いたいと思います
○高木正夫君 ちよつとお話がありましたが、例の何というのですか、私は素人でよくわかりませんが、航空管制ですか、殆んど英語を使われてみんなやつておりますね。何か定員が約四百人要る、それに対して今の話だと百幾らだというお話ですが、まあせめて今年、来年とはいかんでも二年ぐといでやつてもらうようにしたら一つどうかと思うのですがね。少し遠慮し過ぎたのではないですか。
○高木正夫君 総裁の御言葉によると、それには金が要る、こういう御言葉であると思うのです。御尤もと思いますが、例えばジーゼル車を動かす、そうすればどれだけの利益が挙るか。この間パンフレットを見ましても、あれは非常によくわかる、三割か四割、このくらいの利益が挙る。そうすると、広範囲にやつた場合に、どれだけの利益が挙るから、どれだけの金が欲しいのだ、こういうようなことを我々は十分に教えて頂きまして、そこで
○高木正夫君 本日は裁定問題並びに運賃の値上の問題につきまして、それに関連をして国鉄の経営の根本に触れたお話が大分ありましたので、私もちよつと御質問したいと思います。先はど運賃の問題が小野君から出ましたが、これは尤もな議論だと思うのであります。併しまあこれは当分、ちよつとなかなかむずかしい問題であろうと思うのです。尤も国鉄総裁の言われたように三割増しておけばよかつたのですが、それができなければ……。
○高木正夫君 私も簡単に一つ資料をお願いしたいと思うのです。それは今すぐでなくてもいいのですが、私の観察では、地方の田舎のほうでは、ガソリンカーのような体の小さくてフリケンシーの大きい車を動かすほうが、収益が上るというものもかなりある。これは国有鉄道としても大分研究されておるようですが、これが果して収益が上るのか上らんのか、私の観察では上ると思うのですが、それをお調べになつておれば、一応その資料を頂戴
○高木正夫君 ヘリコプターに関することですが、ちよつと私ほかのほうで仄かに聞いたのですが、保安隊のほうではヘリコプターを買うことにしておつたのだが、それよりも双発の小型の飛行機のぼうが性能がいいしするので、そのほうに替えたいというような希望を持つておるということを承わつたのですが、その辺の研究十分にやられたのでしようか、どうでしようか。
○高木正夫君 大変本日は有益なお話を聞かして頂いて、私ども非常に参考になると思うのです。なお皆さんからの質問も相当あるであろうと思いまするししますので、この際休憩をして、午後も一つもう一度やつて頂きたい、こう私は希望する次第であります。
○高木正夫君 私は折角こうして業界の重鎮のかたが揃われたのだし、我々だけ意見を拝聴するのも結構でありますが、行政の責任者として今申す人が是非出席願いたいと思うのでありますが、なお皆様がたの御意見に従つていろいろ政府にも質問しなければならんことがあると思うのであります。かねそれ申上げておつたのでありますが、今日出席していないということは甚だ私は遺憾に存ずるのでありますが、委員長において適当な措置を即刻願
○高木正夫君 私はこの前に政府側といたしまして通産省の機械局長並びに政務次官、運輸省の整備部長に私御出席を願うように要望いたしておつたのでありますが、本日はお見えになつていないようでありますが、これはどういうわけですか、事情を承わりたい。
○高木正夫君 先般来運輸省並びに通産省の局長さんに御出席を願いましていろいろ乘用車のことにつきまして御説明を願つたのでありますが、根本的の問題は日本における需要と、それから国内における生産と、従つてそれを埋合せるところの輸入自動車をどれだけ入れたらいいかというこの問題になろうかと思います。その点について両者の意見が必ずしも一致をしていないように思います。つきましてはこういう問題を中心にして一度参考人
○高木正夫君 在留外人に成るべく国産品を使つてもらうということは誠に結構だと思うのでありますが、今の車は、日本の国産車は外国人に使えということは、ちよつと無理じやないですか。
○高木正夫君 一応の御説明納得いたしましたが、そんなら自動車だけにそういう処置をとらないで、全部のものに処置をとられたらいいのじやないかと思うのでありますが、その点は如何ですか。
○高木正夫君 それでは昨日に引続きまして二、三の残した質問を申上げたいと存じます。本日お伺いしたいと思いまするのは例の物調法がなくなりました。それが三月間延期になりました七月の一日からそれがなくなるわけだろうと心得えておりますが、そうすると我々は自由に車が買えるということになると期待いたしております。 〔理事岡田信次君退席、委員長着席〕 ところが四月の七日通産者の振興局長の通達がありました。「
○高木正夫君 大分無理な御質問を申上げたわけですが、どうですか、通産省のほうでも大体そういうふうなお考えでございますか、御見通しは、将来の数の見通しでございますね。
○高木正夫君 今の御説明で、大体五万七千輌が現在あるということがわかりましたが、五年間に九万輌になるかろうというお話でありますが、それは放つておいても九万輔になるということであるのか、又そのくらい必要である、どうしても必要である、或いはこれで以て、九万輌で日本の国の状態、経済状態からいつて五年たつてもそのくらいでいいというお考えでありますか、その点をお伺いいたしたいと思います。外国の比率やそこらも一応併
○高木正夫君 最近における我が国の自動車交通の中で特に乗用車につきまして現状がどういうようになつておるか、又将来の見通しがどうであるかということを先ず運輸省ののほうにお尋ねをしたいと思います。
○高木正夫君 私はそういう法案を今から作つておくことが、根本の一元化の問題について伺うといつては何かが、通産省のほうでイニシヤチイヴをとるという計画のように考えるのでありますが……。
○高木正夫君 製造まで一貫的にやるというようなことについて、最初の間は非常な議論があつた。ところが途中で今の御説明によると五十歩譲つたとすればというようなお話でありましたが、その後は余り論議せられんことになつたのですか。
○高木正夫君 乗用車の問題につきまして一応質問をしたいと思いますが、明日は如何かと思いますが、会期は延長するだろうと思うので、その次の機会の委員会に運輸省の整備部長並びに自動車局長、通産省の機械局長若しくは政務次官でもいいですが、御出席を願いたい。そのことをお伝え願いたいのです。
○高木正夫君 もう一つ離島航路の補助というものは、先ほどお話もありましたように、まあ道路に代るのだということでありますが、それは言い換えれば、その航路がなくなれば島民の生活を非常に窮地に陷れるということもあろうかと思うのであります。而も更に進んで参りますと、先ほど他の委員からお話がありました通り、陸上の交通関係とのバランスの問題が起つて来るであろうと思うのであります。具体的に見て甚だ差支える点もあるかも
○高木正夫君 前回も航路に対して補助するのか、会社に対して補助するものかという問題がありまして、私は前之園君と意見が違つて、航路に対して補給すべきものだという考えを持つておることを申述べたのでありますが、それが丁度今日は運輸大臣の御答弁と一致しておるわけであります。当然そうあるべきだと私は固く信じております。ところでどの航路に対して補助すべきかというこの問題が一番重点だろうと思うのであります。現在やつておる