1972-06-08 第68回国会 参議院 商工委員会 第18号
○政府委員(首尾木一君) 先生のお話のように、昨年の六月に解除になりましたものは福井の三里浜地区、それから秋田県の酒田地区につきまして解除がなされております。現在申請といいますか、そういうような問題が起こっておりますのが、これがおっしゃいましたように志布志地区でございますが、そのほか現在、私どものほうにそういう要望というものは具体的には出てまいっておりません。私どもといたしましては、国立公園地区あるいは
○政府委員(首尾木一君) 先生のお話のように、昨年の六月に解除になりましたものは福井の三里浜地区、それから秋田県の酒田地区につきまして解除がなされております。現在申請といいますか、そういうような問題が起こっておりますのが、これがおっしゃいましたように志布志地区でございますが、そのほか現在、私どものほうにそういう要望というものは具体的には出てまいっておりません。私どもといたしましては、国立公園地区あるいは
○政府委員(首尾木一君) 鳥の、そういうアメリカとの間において締結をいたします渡り鳥、あるいは絶滅の危険のある鳥類以外のもので、たとえばソビエト、あるいは中国からの渡り鳥等についての保護の問題でございますけれども、これは今回の条約を締結をいたしまして、国内措置といたしましては、このたび特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律というものをつくりまして、特に現行法における鳥獣保護及び狩猟に関する法律の足らざる
○政府委員(首尾木一君) 油で汚染された鳥類の救助法についてお話がありましたが、これは私専門家ではございませんが、専門家といいますか——普通の救助方法は、油まみれの鳥類を救い上げて収容しまして、まず中性洗剤あるいはサラダ油で油を完全に洗い落としまして、次いでメリケン粉を全身に振りかけて、鳥のからだに付着している油を吸着させてから電熱保温装置の容器の中に収容して保温につとめ、元気を取り戻したならばえさを
○政府委員(首尾木一君) ただいま先生の仰せられた点はごもっともな点でございまして、私ども、従来十分に役所自体としましては組織、人員というものが整備されておりませんで、やはり現段階において少なくとも鳥獣保護に関心の深い方々の御協力をいただくということがぜひ必要な問題であるというふうに考えておりますし、さらに小中学校、あるいはそういった学生といったような時期において愛鳥思想の普及、あるいは鳥に関するいろんな
○政府委員(首尾木一君) 当然のことでございますが、国立公園の中におきましては、国立公園内というのは自然の環境保全をしていくという立場でございますから、一般的に、その中で大きな開発行為というものは好ましくないというのが一般原則でございます。ただし、国立公園の中にも、事前に、お話にもございましたように、特別保護地区あるいは特別地域、普通地域というような差異がありまして、特別地域の中も、第一種地域、第二種地域
○政府委員(首尾木一君) 私どものほうといたしましては、いつごろまでに結論をというような考えを現在のところ持っておりません。これにつきましては、御案内のように、この原子力の建設をめぐりまして地元で非常に反対の動きも強い、県の意向もまだ固まっておらないというような状況でこの問題について結論を出すことは適当でないというふうに判断をいたしておるわけでございます。
○政府委員(首尾木一君) お尋ねのように、現在、調査のボーリングにつきまして許可の申請が出ておるわけでございますが、これにつきましては、実は、こちらのほうに和歌山県から進達がありましたのが、昭和四十五年の五月十六日付という進達が出てまいっております。当時、厚生省としましては、国立公園の問題は厚生省で所管をいたしておりましたが、四十六年の六月に自然公園審議会の管理利用部会にはかりましたところ、その部会
○政府委員(首尾木一君) 八ツ場ダムは、ただいまのところ自然公園法による国立公園あるいは国定公園あるいはまた県立公園の指定をされておりませんので、この点につきましては具体的にこの問題について調査をいたしたこともございません。具体的にどうこうということは差し控えたいと思うわけでございますが、一般的に申し上げまして、ダム建設につきましては、これは御案内のように、自然公園法におきましてやはりこの工事をします
○政府委員(首尾木一君) 野鳥全部につきまして、十年間に生息状況がどうなったかということでございますが、この点につきましては、全体の全種類にわたって把握するということはなかなか困難でございまして、いろいろ資料の数の変化とか、そういったようなことによって把握しておる現状でございますが、一例といたしまして、ガンについて調査をした結果によりますと、それを申し上げてみますと、昭和三十八年には、これはガンは渡
○政府委員(首尾木一君) 規制の対象には、これは人っておるわけでございまして、実際、いままでの事例から申しますと、特殊鳥類のそういった加工品というのは、あまり輸出入の事例がないそうでございますけれども、今後、それにつきましてもやはり十分に取り締まっていきたいというふうに考えております。
○政府委員(首尾木一君) この法律によりまして、輸出入につきましては、すべて輸出につきましては許可制ということになっておりますし、輸入につきましても、これも相手方の適法な証明書の発行ということを条件にいたしておるわけでございます。ただいま先生の仰せになりました点は、実際のチェックの問題といたしまして、税関、税務職員等においてやはり鳥類についての知識を必要とするものでございますから、そういうことにつきましては
○首尾木政府委員 湖岸道路につきましては、琵琶湖の周辺地区が国定公園——全周辺が国定公園ではございませんが、相当部分が国定公園になっておりますので、その国定公園の中の幹線道路等につきましては、これは国の国定公園計画でもって考えるというようなことになっておるわけでございます。この内容につきましては、滋賀県側のほうでこれを実施するにつきまして私どものほうと十分相談をいたすということになっておりまして、湖岸道路
○首尾木政府委員 琵琶湖の自然保護に関しましては、現在琵琶湖が国定公園に指定をされておりますので、その国定公園の制度のもとにおきましてできる限りの自然保護をはかってまいりたい、かように考えておるわけでございます。特に今回の開発に際しまして、さらにいままでの国定公園計画というものを再検討いたしまして、保護すべき地域の追加等をただいま検討をいたしておる次第でございます。そういったようなことでございまして
○政府委員(首尾木一君) 自然環境保全法案でございますが、実はまだこれは最終的には政府としてもちろんきまっておらない問題でございまして、いずれ法制局の審査を経まして閣議決定をお願いするというような段階でございますので、まだ政府部内としてそれがきまったというわけではありませんが、ただいまやつでおりますのは、環境庁案につきまして各省との間で問題を煮詰めていっているということでございます。 その内容といたしまして
○首尾木政府委員 第一点のアメリカとの共同研究計画でございますが、これは条約の発効に伴いまして、アメリカとわが国との間にこの条約の施行についての必要な会議というものを随時行なっていくという考え方でございますので、そのような機会にこの共同研究計画につきましても相談をしてまいりたい、かように考えておるわけでございます。 それからさらに関係各国との間の同種の条約の締結問題でございますが、これは先ほど外務大臣
○首尾木政府委員 先生の御指摘になりました山陽新幹線の開通による鳥の生息状況等につきましての報告は、私ども具体的にはまだ受けておりません。しかし一般的に申し上げまして、そういったような開発とともに一方において鳥の生息状況、鳥の飛来状況といったようなものが変わってくるということは、これは長い目において当然考えられるところでございます。 なお、そういったようなことで新幹線をはじめといたしまして、わが国全体
○政府委員(首尾木一君) 工業開発のために従前、自然公園地域の区画を削除しました例としましては、水郷筑波国定公園神之池地区、これが昭和四十年に一部が解除になっております。それから鳥海国定公園酒田地区、これが昭和四十六年の、昨年でございますが、六月に解除になっております。それから越前加賀海岸国定公園、福井の三里浜地区というのが、この鳥海国定公園の酒田地区と同じ時期に解除になっております。 いずれもこれは
○政府委員(首尾木一君) 常勤職員が、皇居外苑の管理事務所としまして三十五人でございます。それから常時そのほか雇いあげをいたしまして、そのほかに清掃人夫を雇い入れまして、清掃いたしておるわけでございます。予算上、年間約三千九百人の予算を計上いたしております。
○政府委員(首尾木一君) 皇居外苑保存協会といたしましては、これまで苑内の管理や清掃につきまして、皇居外苑の管理事務所に対して協力をしていただくということで、特に清掃等につきまして御協力を仰いでおります。 皇居外苑保存協会の収支状況でございますが、皇居外苑では、収入といたしましては大体会費収入と、それからそのほかにあそこの売店の売り上げの経費がございますが、それが、売店売り上げの経費のほうが主たるものでございますけれども
○政府委員(首尾木一君) 昨年度四十六年度予算の総体が、皇居外苑関係につきましては四千七百六十六万円であるのに対しまして、昭和四十七年度では五千五百五十五万円ということでございまして、約八百万円ばかりの増ということになります。お話しのように、この伸びというものは一般的な予算の伸びという程度にとどまっております。内容といたしましても、従前の管理費と施設整備費ということでございまして、特段に、特に新しい
○政府委員(首尾木一君) 琵琶湖の総合開発問題につきましては、先生もおっしゃいましたような、そういう害というものが全般的に問題と今後なっていくところだろうと考えております。私どもは、こういったような問題につきまして、いろいろ直接には、まあこれは先ほど先生のおっしゃいましたように、水の問題につきましては今後排出規制の強化でありますとか、あるいは下水道の整備といったような問題につきまして、そういう水質の
○首尾木政府委員 先生のおっしゃいますように、全般的な影響があるものと考え、全鳥類に対しましてやはり影響があるものと私どもは考えております。ただ、どのような影響がどういう形でもって影響をしていくかというような点につきましては、これは必ずしも学問的にはっきりと証明されるというところまで至っておりませんので、そういうような点につきましては、今後の研究にまたなければならない点が多かろうと考えております。
○首尾木政府委員 環境の原因というものはおそらく全般的なものであろうと考えますが、特に特殊鳥類等個体数の少ないものにつきましては、先ほど申し上げましたように、これらに対する適応力が弱いというような点も加わりましてそういう衰退が起こったものと考えられるわけでございます。
○首尾木政府委員 今回私どもがこの法律によりまして指定される鳥類の予定といたしましては、わが国の鳥類につきましては二十一種、さらに今度沖繩が復帰になりますと七種類が追加されるということになっております。それからアメリカ側のほうにつきましては四十六種類というものが予定をされておるわけでございます。当面そういったような数字になっております。 なお、先生のお尋ねの特殊鳥類が減少した原因でございますけれども
○政府委員(首尾木一君) 環境庁といたしましては先生のお話のようにわが国の国土の美しい自然というもの、自然環境というものを全体としてこれを残し、保存をしていく、保全をしていくということに非常に強い関心を持っておるわけでございます。最近全体のそういったような国土の自然というものが、自然環境というものが高度の経済成長あるいは開発との関係におきましてだんだんと少なくなっておる。その中で自然環境というものが
○首尾木政府委員 二カ年間でおよそ二十カ所の干がたにつきまして調査を予定をいたしておりまして、本年度とりあえず十カ所について調査ということでございますが、ただいま関係の専門家の方々にお集まりをいただきまして、本年度の調査地点をどこにきめるかということについて御相談を申し上げておる最中でございます。
○首尾木政府委員 まず予算関係でございますが、特殊鳥類の保護のためにこのたびの条約を締結いたしまして、その条約の締結に関しまして、干がた鳥類の保護対策としまして新たに二百十九万二千円、これは全国の干がたが渡り鳥等の保護のために重要でございますので、このために干がた十カ所を調査をするということが、本年度とりあえずの経費として計上されておるわけでございます。 それからさらに特定鳥類等保護対策費といたしまして
○首尾木政府委員 多くの事例といたしましては、場所とかそういうものとの関係におきまして、そういうことが問題になるというふうに考えております。
○首尾木政府委員 お答え申し上げます。 人命をそこなうおそれがある場合といたしましては、たとえば飛行場等におきまして航空機の離着陸に際しまして、そこでたとえばトビでございますとかそういうようなものによって離着陸に事故を及ぼすおそれがあるというような場合、あるいはまた人を襲うタカでありますとかそういったようなもの、こういうものにつきましてそういうおそれある場合の捕獲ということが問題になるわけでございます
○首尾木政府委員 今回の法律によりましてとりあえず私どもが指定を考えておりますのは、内地の鳥にしまして二十一種、それから沖繩が復帰いたしますと、それに七種が加わりまして二十八種というものでございます。さらにアメリカにおける絶滅のおそれある鳥類といたしまして、約四十六種を想定いたしております。
○首尾木政府委員 環境庁といたしましては、ただいまわれわれが所管をいたしております、まず自然公園の問題がございますが、その公園地域におきまして、国有林が非常に多くの面積を占めておるわけでございます。その国有林における自然保護の問題ということについては、非常に強い関心を持っておるわけであり、同時に、その適正な施業について林野庁に対して相談を申し上げ協力をいただいておるところであります。 法制的に申し
○首尾木政府委員 せっかくのお尋ねでございますが、海洋汚染防止の関係は水質保全局のほうの担当になっておりますので、私の所管外のことでございますのでお答えできませんが、一応環境庁といたしましては、海洋博の問題に関しまして、今後その実施について十分関係当局のほうの会議に参加いたしまして積極的な案を出していこう、かように考えている段階でございまして、当然海洋防止博の問題につきましては、そういう海洋汚染の防止
○首尾木政府委員 先生のお尋ねの観光の人数につきましては、ただいま私どものほうのあれとしては把握をいたしておりません。これは運輸省の観光部のほうでその問題については扱っておるかと思います。 なお、私どものほうといたしましては、観光の問題でございますが、沖繩のすぐれた自然を守っていくということがきわめて重要な問題であると考えておりまして、特に特有の動植物あるいは海中景観のほうといったような問題が沖繩
○首尾木政府委員 ただいま長官のほうからお話がありました国定公園の指定の件でございますけれども、この件につきましては鉱区禁止地域がきまりまして、四十四年にきまったわけでございますが、その後、地元との調整をとりまして、また昨年各省に対しまして協議をいたしております。大体現在のところ、ほとんど調整済みでございますが、なお一、二の省との折衝が完全に終わっておりません。しかし、その点につきましても早急に話がつくと
○首尾木政府委員 菊池渓谷付近の公園利用計画によりますと、阿蘇スカイラインから分岐する支線道路、自然探勝のための歩道その他野営場等が決定をされておりますので、この菊池渓谷付近についての公園利用計画に基づきまして自然保護に十分配慮を加えながら施設の整備を積極的に進めたいというふうに考えておるわけでございます。
○首尾木政府委員 ただいま先生のお話しになりました道路につきましては、これは全体の三十六キロのうち、約十五キロと記憶をいたしておりますが、十五キロにつきまして普通地域になっておるわけでございます。この問題につきましては、先ほど長官がお話しになりましたように、やはり普通地域の部分につきましても、道路沿線の自然の景観を保全をするという意味におきまして、そこを特別地域にいたすように県にも話しまして、その点
○首尾木政府委員 先生御指摘の南阿蘇の道路につきましては、これは熊本県のほうからそれについて申請が参っております。この問題につきましては、その計画の路線はすでにこの阿蘇の公園計画がつくられた当時からこの公園計画の中にそれに近い路線が公園計画として織り込まれております。しかし、その公園計画がつくられました後における交通事情の変化、交通量も非常にふえておりますし、また、申請になっております企画も当時考えておりましたような
○政府委員(首尾木一君) 先生のお話のとおり、国有林野は現在の国立公園あるいは国定公園、そういったようなものが非常に大きな部分を占めております。したがいまして、そういうところの森林を守っていくということが、こういう風致景観にすぐれた地域の、一つの重要な問題であることは申すまでもないことでございます。そういうような観点から、従来から自然公園法の運用におきまして、その守るべき森林について、十分林野庁との