1973-04-09 第71回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第4号
○政府委員(首尾木一君) 国定公園の地域内の問題につきまして、十分実情調査を早急にいたしまして、できるだけの措置を講じてまいりたいと、かように考えております。
○政府委員(首尾木一君) 国定公園の地域内の問題につきまして、十分実情調査を早急にいたしまして、できるだけの措置を講じてまいりたいと、かように考えております。
○政府委員(首尾木一君) お尋ねの公園指定でございますが、これは国定公園といたしまして昭和三十三年の四月の十日に国定公園の指定がされております。それから同時に、やはり同日付で、この公園につきまして特別地域を指定をいたしております。 なお、この金剛生駒国定公園が指定をされましたのは、国定公園と申しますのは、国立公園に準ずる公園と、準ずるすぐれた自然の地域ということでございますが、特にこの金剛生駒国定公園
○政府委員(首尾木一君) ただいま先生のおっしゃいましたように、国定公園でございますので、県知事の申し出に基づきまして、その申し出に基づく地域を国定公園に指定をするということでございますので、基本的にはそういうことから国定公園の地域にあがっておらないということでございます。ただ、私どものほうの関係でも調査をいたしまして、特にこの奄美群島におけるおもな指定の目的、この地域における国定公園の指定の目的というのが
○政府委員(首尾木一君) 奄美大島の国定公園でございますが、これは一昨年の暮れに公園審議会のほうから候補地として適当であるという答申をいただきまして、その範囲は奄美大畠、それから喜界島、徳之島、沖之永長部島、与論島というところまでにいたしまして、陸地の面積にしまして約七千九百九十ヘクタールというものを候補地としまして選んでおるわけでございます。しかし、この問題につきましては現在関係省庁と地域の確定につきまして
○政府委員(首尾木一君) ただいま読み上げました二十条の規定は、これはこの法律で定めます富士地域の環境保全のための特別措置でございまして、考え方といたしましては、富士山がわが国の象徴であるということ、それからいわば現在ございます国立公園というものが世界的な意味におきましてもかえがたい自然であるというような観点から、この地域の周辺地域も含めまして、この自然環境及びその利用環境を保護するという必要性から
○政府委員(首尾木一君) 第二十条は、「国は、政令で定める保護利用整備事業に要する経費についての国の負担又は補助の割合を、当該経費に関する法令の規定にかかわらず、政令で定めるところにより、予算の範囲内で、当該法令に定める国の負担又は補助の割合をこえる割合とすることができる。」、これが一項でございます。 二項は、「前項に規定する事業に係る経費につき同項の規定による国の負担又は補助の割合により国が負担
○政府委員(首尾木一君) 現任は御案内のように、国立公園事業という形で、政令の中でゴルフ場がそれの一つのカテゴリーになっておるわけでございますが、これを制度としまして、公園計画の中から今後はずすかどうかという問題につきましては、ただいま長官のほうから、今後一切そういうゴルフ場を公園事業として認可しないという方針でございますので、制度としてこの問題をどうするかということにつきましては、今後検討をさしていただきたい
○政府委員(首尾木一君) 国立公園内につきましては十九カ所のものが認可されております。 それから、国定公園でございますが、これにつきましては都道府県においてそれをやっておりまして、私どものほうで全数をいま把握いたしておりませんので、最近これについての報告を求めておるところでございますので、ただいま手元に全数について報告申し上げる資料がございませんので御了承願います。
○首尾木政府委員 ただいま仰せになりました諏訪湖でございますが、これは国定公園の地域外になっておりまして、これにつきましてはこのような法律の規制がとられておらないわけでございます。 それから霞ケ浦でございますが、これは先生のおっしゃいました法律の条文から申しまして、環境庁長官の指定をする湖沼という、その指定の湖沼ということになっておりませんで、これにつきましては特に公園法からのこの条文による規制というものが
○首尾木政府委員 現在国定公園につきましては、すでに候補地にのぼっておるところもございまして、これにつきましては具体的に審議会で候補地の選定につきまして一応答申を得ております。そのような地域につきましては、その地域の確定等の事務を急ぎまして、これを具体的に拡張といいますか、そういう地域を新規に指定をしてまいりたい、かように考えております。 また、国立公園等につきましても、必要な地区につきまして拡張等
○首尾木政府委員 先生の言われましたように、法律におきましては、昨年六月二十二日に公布されましたので、一年以内ということでございますと、ことしの六月二十一日ということになるわけでございますが、私どもといたしましてはできるだけ早くこの自然環境保全法の施行に進みたいと考えておりまして、現在ことしの四月一日からの施行ということを目途にいたしまして、最終的に関係の政令等につきまして、法制局とただいま審議をいたしておるところでございます
○首尾木政府委員 先生のお話しのような御趣旨に沿いまして、昨年以来現地の公園管理事務所それから九州地建、熊本県の三者でいろいろ協議をしてまいっております。検討してまいっております。やはりその設置の位置が問題でございまして、御指摘のような北向山に影響を与えるというようなことについては、環境庁としましてはどうしてもこれは避けていただきたい、こういうふうな考え方でございます。このような考え方から、ごく最近現地
○首尾木政府委員 ただいま御指摘になりました自然環境保全法の附則二条でございますが、これは昨年自然環境保全法ができます際に、やはり都市の自然環境の保全ということが特に重要だということが論議をされまして、しかし都市の中における、特に市街地等につきましてはやはり都市計画の一環としてこれを含めるということが適当ではないかというようなことがございまして、そのような意味で自然環境保全法で直ちにその全部についての
○首尾木政府委員 伊達火力発電所は、現在予定されておりますのは、洞爺国立公園の地域の南端から約五キロはずれた公園区域外でございます。したがいまして、この伊達火力発電所の公害防止についての措置が十分はかられますれば、現段階では自然保護上はさしたる支障はないというふうに考えております。 なお、伊達火力の位置でございますが、これは洞爺国立公園の真南になるわけでございます。したがいまして風向等が問題になるわけでございますが
○首尾木政府委員 調査結果に基づきまして、森林帯内での問題点、それから森林限界以上における問題点ということで意見が出ておりまして、それは新ルートをあらためて考える際にそれによってまずいところを避けた、こういうことでございますが、なお先生のおっしゃっておりますのは、付帯意見に、「今後別ルートを考慮されるとしても、事前に十分なる科学調査が先行されるべきである。」こういうことが付帯意見につけられておるわけでございまして
○首尾木政府委員 ただいまお尋ねの新ルートといいますか、それにつきましての調査でございますが、旧ルートの調査につきましては、現地に行きまして調査をいたしたわけでございますが、その後あらためて変更したルートにつきましては、その際に現地に参りまして再調査はいたしておりません。しかしながら、それにつきましては、植生等の状況につきましてはすでに前調査の際の資料によっても判断のできることでございますし、また、
○首尾木政府委員 ただいまお尋ねのございました一ノ瀬から岩清水間でございますが、これは工事中止を指導いたしました際にすでにブルドーザーの入っておりました区間でございまして、岩清水間まではそのようなブルドーザーを入れたままで置いておきますと、土砂くずれ等がございますので、そこに石積みの工事でございますとか、あるいは緑化の工事でありますとか、そういうことをやっておるわけでございまして、そこを積極的に車道
○首尾木政府委員 現在、環境庁といたしましては、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律を持ってございます。ただ、この法律は、御案内のように、野生の鳥獣を対象にいたしておるものでございまして、私どもは自然保護という観点から、野生の鳥獣が自然環境を構成する要素として非常に重要なものであるという観点からこれをやっておるのでございまして、人の管理下にあるものは、これはいわば自然というものではございませんので、一応現在の
○政府委員(首尾木一君) 先ほど申し上げましたように、当時私どもといたしましては、この問題になりました道路につきましては、過去にいろいろ経緯がございまして、それの調査をいたし、また、そのような過去の経緯も考えまして、一応審議会の御意見を承るというようなことに踏み切ったわけでございます。 私どもは全般の方針といたしまして、今後の問題として、山岳道路、山岳における観光道路というものにつきましては、全体的
○政府委員(首尾木一君) いずれも環境庁といたしまして事務的に調査をいたしまして、その十月三十一日に諮問を申し上げました路線につきましては、一応事務的には、通しても自然破壊といったような面ではおそれがないのではないかという考え方から、事務的に調査をいたしまして諮問を申し上げたわけでございまして、ただその点につきまして、大雪山の場合と妙高の路線につきましては非常に問題があるということで、審議会におきまして
○政府委員(首尾木一君) 国立公園でございます大雪山における道路と、同じく国立公園でございます妙高高原のルートの問題、その他あと四路線につきまして諮問をいたしたわけでございまして、いま冒頭申し上げました二つの路線につきましては、当該審議会の計画部会におきまして結論が保留をされて、今日に至っておるものでございます。
○首尾木政府委員 お尋ねの点でございますが、現在、鳥類約四百七十種のうちで天然記念物に指定されておりますものがトキ、タンチョウヅル、コウノトリ等三十七種ございます。それから、獣類約九十種のうちカモシカ、カワウソ等の十種が天然記念物に指定をされています。私どものほうの鳥獣保護法によりますと、狩猟鳥獣以外のものについては一切捕獲ができないということでございますので、これによりまして、天然記念物であるといなとを
○首尾木政府委員 先ほども申し上げましたように、環境庁としては、鳥獣保護の問題を環境問題の一環としてとらえて、これを守っていくという観点に立っておるわけでございます。したがいまして、そのような観点から、タンチョウの保護につきましても、まずその生息環境を保全するということが最も肝要な問題だろう、かように考えておるわけでございまして、このような問題は非常に緊急を要しますので、来年度、タンチョウの生息地のうち
○首尾木政府委員 環境庁といたしましては、鳥獣保護の問題は、これは鳥獣が自然環境の一部をなすものであるというような観点から、特に人間の環境を豊かなものとして守っていくという観点から、鳥獣保護行政というものを強力に推進していこうと考えておるところでございます。
○首尾木政府委員 海洋博の実施にあたりましては、これは自然の破壊ということを避けていかなければならない問題でございまして、これに関連をいたしまして、その場所の選定につきましては、これはあらかじめ沖繩海岸国定公園がその付近にございますけれども、その場所はその海岸国定公園をはずしてつくるということにいたしております。それからさらに関連の道路の設定といったようなことにつきましては、これは一応自然破壊のおそれのない
○首尾木政府委員 お尋ねの附帯決議の第二項でございますが、これにつきましては、現地管理体制の確立ということで、本年度、現地管理員の増加及び管理事務所の増加ということを予算に要求をいたしまして、その結果といたしまして、四十八年度の予算におきましては、二つの管理事務所の増設と、昨年に続きまして九人の管理員の増加というような結果になっておるわけでございます。 なお、ここにございます司法警察員としての権限
○首尾木説明員 先生のお話にございましたように、大雪山はわが国では非常にりっぱな原生的な自然環境が相当残されておる地域でございます。非常に広大な地域でそういう原始的な自然というものを保っておる状況にあるわけでございます。この公園を今後守っていくにあたりまして、私どもは公園計画というものを持っておるわけでございます。特に大雪山はわが国ではもう圧倒的に大きな地域でございまして、全体では二十三万ヘクタール
○首尾木説明員 四十五年の調査でございますが、これは動物関係につきましては、そのときに直接にその場所で行なったというものではございませんで、北大の犬飼教授から意見を聴取いたしまして、その犬飼教授の意見に基づきまして、その当時は稜線の上を通る案でございましたけれども、トンネルにするならばその問題は解消するということで、この点につきましてはそのトンネル案ということで解消いたしておったのでございます。今回
○首尾木説明員 ただいまのお尋ねでございますが、先ほど申しました東北電力に対しまして逆送水の問題についても検討をすべきである旨を申し入れたわけでございますが、同時に奥入瀬に対する観光放流の時間の問題についても、夜間においてもこれを流すということについて検討するように申し入れているわけでございます。ただこの問題につきましては、河川管理者との問題も協議をしなければならぬという問題もございますので、今後そういう
○首尾木説明員 本年十和田につきましては水の調査を行なっておるところでございますが、その中で底質につきましての調査もいたしたいというふうに考えておるわけでございます。 どろの問題ということにつきましては、今後その調査を待ちまして検討をいたしたいということでございます。
○首尾木説明員 先般御指摘のございました、まず逆送水による十和田湖の汚染問題でございますが、その後東北電力株式会社と連絡をとりまして、会社側におきましては汚濁水対策を講ずべきであるということについて指導をいたしたのでございますが、当面特に汚濁の激しい降雨時あるいはその直後における逆送水というものが非常に問題でございますので、その逆送水は制限する等、現地においてさらにきめのこまかい運用をはかることを中心
○首尾木説明員 変更すべきかいなかにつきまして十分検討いたしたいと思います。私どもその問題につきまして十分検討いたしまして、計画を実施いたしますのは、これは経済企画庁なりあるいは北海道開発庁でございますので、私どもとしては十分私どもの考え方を申し入れ、その結果全体として検討いたしたいということでございます。
○首尾木説明員 苫小牧の大規模開発と、ただいま国有林の問題でございますが、前国会におきましてその問題を島本委員から御質問がございまして、その問題については再検討をするというようなお話があったところでございます。 で、この問題につきましては、実は現地におきまして調査の際に苫小牧市当局の説明を通じまして、まだその問題についてあたかも既定方針どおりやるというようなことが言われたようでございますけれども、
○政府委員(首尾木一君) 第三条は、いわば自然環境保全をいたします際の、一般的な基本的な考え方の一つといたしまして、いわばあたりまえと申しますか、のことを規定をいたしたわけでございまして、「所有権その他の財産権」というのは、これは当然に憲法二十九条によりまして尊重されるというものでございますので、そういうものについて、これに過度の制約が加わるということにつきましては、これは避けなければならないということでありまして
○政府委員(首尾木一君) 自然環境とは、自然が、おのずからの徴妙な法則にしたがって相当の範囲にわたって生成、展開した状態で、一般的には、人工的に造成した都市施設等の人為的環境と対比して考えられ、天然の森林地帯や原生林などは、その典形的なものでございます。また、人工植栽など自然に一時的には大幅な人為が加えられた場合でございましても、現に自然的要素が優先して存在している状態は、社会通念上、自然環境として
○政府委員(首尾木一君) 私どもは、全国の取り残されたすぐれた自然環境というものを保全したいということで、今度の法案を出したわけでございます。したがいまして、それは本来国土総合開発のあり方というものの中に、先ほど経済企画庁からもお話がございましたように、それが基盤になって、その上に開発というものを行なうということでございますから、したがいまして、そういう点ではまさに今後、そういう点についての十分調整
○首尾木政府委員 オリンピック組織委員会でございますが、これが先ほども申しましたように、清算をされるということになりますので、その問題につきましては、オリンピック組織委員会でこれを責任をもって引き継ぎ団体をつくり、そこで責任をもってやっていただく、かように考えております。
○首尾木政府委員 滑降コースの復元工事につきましては、オリンピック組織委員会でほぼ検討を終わりまして、近くその実施設計が提出されると聞いております。これにつきましては、北海道知事が環境庁及び林野庁に適宜照会の上、組織委員会に対しまして最終的に指示をすることとなっております。現在考えられているものといたしましては、資材運搬につきましては、七月中に集中的に実施する。ロープウェーにつきましては、可及的すみやかに
○首尾木政府委員 この法律の第一章及び第二章の部分につきましては、これは自然環境保全に関しまするいわば基本法的な部分でございまして、この部分につきましては、この法律のみならず、自然公園法あるいは現在の首都圏、近畿圏等の緑地保全に関する法律等も包括をいたしまして、それの全体に及ぶ基本法的な部分をなしておるわけでございます。 〔始関委員長代理退席、委員長着席〕 第三章以下のところが、たとえば自然公園
○政府委員(首尾木一君) お尋ねの点につきまして簡単に御報告申し上げますが、奥能登の地方には、現在能登半島国定公園が指定をされております。この能登半島国定公園は非常にまだ自然性の豊かなところでございますので、今日大体年間四百万人程度の利用者となっておりますが、なお非常に自然性の豊かなところでございますので、野外レクリエーションの促進をはかりますために、昭和四十六年度におきまして、国土総合開発事業調査