1960-05-17 第34回国会 衆議院 運輸委員会 第23号
○館委員 関連して。今大ぜいいらしたのですが、この際私の疑問としておることをちょっとお聞きしたい。たとえば、お話の中に、一等をなくして二、三等にしたところで、ローカル線の二、三等とそれから東海道線の二、三等とが違うという矛盾ができてくる。いろんな矛盾ができてくる、そういうことなんですが、それは大島さんがおっしゃったように、利潤を目的としての投資をしなければならないという状態にだんだん国鉄が追い詰められてきたという
○館委員 関連して。今大ぜいいらしたのですが、この際私の疑問としておることをちょっとお聞きしたい。たとえば、お話の中に、一等をなくして二、三等にしたところで、ローカル線の二、三等とそれから東海道線の二、三等とが違うという矛盾ができてくる。いろんな矛盾ができてくる、そういうことなんですが、それは大島さんがおっしゃったように、利潤を目的としての投資をしなければならないという状態にだんだん国鉄が追い詰められてきたという
○館委員 国鉄経営の問題なり、運賃の問題の審議の途中で、はなはだ失礼でございますが、委員長に一つ提案をしたいと思っております。それは国土総合開発特別委員会と本委員会とが、連合審査をしていただきたいということでございます。委員長から一つ御提案を願いたいと思います。 国土総合開発特別委員会とどうして連合審査をするかということなんですが、去年の国会から今年の国会にかけて、国土総合開発特別委員会で問題になっておる
○館委員 その話を聞きたかったのです。スエズ運河のときに大へんもうけてきた。三十二年でしたか、三十二年から三十三年、三十四年にかけて船会社は非常に利益があった。そこで利子補給を断わった。なぜ断わったかという裏幕は、利子補給を受けておったのでは制限配当しかできないので、制限配当をこえて配当をたくさんやりたいために利子補給を断わった、そういう風聞が流れておる。われわれは信ずるのでありますが、そういう商社根性
○館委員 この十年間、利子補給を船会社が受け取った間に、好景気のときもなかったわけではない。そのときにおける配当状態はどうなっておるか。配当しないでも国から借りたものは返さなきゃいかぬ、その点はどうなっておるか。配当制限があるはずだ。
○館委員 二十八年から二十九年にかけてこの委員会でこの問題で非常に混雑を来たした。そうして、たしか二十六年ごろまでさかのぼって利子補給をやったのだと思っておる。そうでしたね。そうすると今日まで十年くらいかかって利子補給を続けてきて、それで。なおかつ経営基盤の強化が、できない。そうしてまたぞろ、大蔵省が反対するにもかかわらず、利子補給を頼む拝むというてこういう形が、できてきに。私はその時分に岡田海運局長
○館委員 この改正は十分に慎重を尽くすべきであって、これは国会の会期中で解決しようという気持でなく、月に一回の委員会もあることですから、十分にそれがきまってからやらないと、実に不安な気持でこれを終わらしてはいけないと私は思っておりますので、一言言っておきます。今の問題でも私は前の永野運輸大臣に言った。経済界の問題がどうなるのか、かわれなかったらあなた方は廃止せざるを得ないのではないかということを私はしばしば
○館委員 そこで、日国法の改正で外債の受け入れの条件を作ろうとしている。これは非常に重大な問題です。あぶなくなってきた、これは国会の権威に関係するということだけを言っておきたい。それをどうするか、そういうあぶないものをここに審議させるのかさせないのか。あなたまかせのように交渉している。内債にかわる場合があるかもしれぬ、そして日国法だけが世銀を相手にしてから回りして残った、国会の審議はそういうふうにきまった
○館委員 関連して一言だけ聞いておきます。さっきの運輸大臣のお話で、外債がなかなか困難で、一生懸命になって努力しておられるというお話が勝澤委員の質問に対してあった。そして、もしそれがだめであれば内債でもというようなお話が、今、久保さんの質問をするちょっと前にあった。そう聞いていいのですか。
○館委員 この前シコルスキーが落ちたときに、海上保安庁の話を聞いたのですが、その時分に私は細田さんに、海上保安庁なり航空局なり、あるいは気象庁というものは、運輸大臣としてあまり注意を払っておらぬじゃないかということの注意を喚起しておいたので、細田さんから運輸大臣に、保安庁なり航空局なり、あるいは気象庁の問題について、十分に要請に応じて活動されるように、お伝えを願ったことだと思っておりますが、私が質問
○館委員 利子を入れて約二千億という勘定ですが、それを一ぺんに出すわけではございませんでしょう。それからもう一つは、国際開発銀行から借りるお金というものは、これは今契約ができたからといって一時に入ってくる金じゃないですね。何年間の期限で入ってくるということになるんじゃないですか。そうすると、日本の金融界に対してそんなに影響を及ぼすものではないと私は思う。ことに大蔵省というものを背景にして、大蔵省と十分折衝
○館委員 関連して。外国から資本を入れる、そういうことの説明はるる聞いておる。これを新幹線が完成するまでの総予算と、外国から借款をしようとする見積もりの額とが、どういうことになるかということをちょっと聞きたい。その次に、それだけの融資が日本の国内にできるのができないのか、どうしてできなかったのかということ、ことしの予算総額でも非常に大きな予算総額になっておる、それから財政投融資の面でも非常にたくさんの
○館委員 ヘリコプターの整備状況と機体検査はどのようになっているかということについて、地方の新聞ではこういうことを書いておる。函館の中央警察署は地上における整備状況がうまくいかなかったのではないか、そういうことについて検討をしておるという、調査ですか検討ですか、そういう批評が出ておる。これについては、この飛行機はできてから十年ですか、七、八年くらいたっておるようですが、その間における整備状況はどういうふうになっているか
○館委員 このシコルスキーというヘリコプターですが、これは最優秀のヘリコプターというように新聞には書いてあるのです。これはどこから買ってきて、いつごろ作ったヘリコプターですか。新聞で見ておりますと、飛び立って五分間くらいで事故を起こした。しかもその落ちたところが非常に危険な、宇賀小学校ですか、そこから何ぼも離れてなかった。もしそこに落ちたとなったら大へんなことになるのです。 もう一つは、話を早く進
○館委員 私の地元のことばかり言っておっておかしいのですけれども、この間新聞を見ておりますと、海上保安庁の函館航空基地のヘリコプターが銭亀沢村に墜落をいたしまして搭乗員が全部死んだという新聞記事が出ておりました。それについての経過報告を一つお聞きしたいと思っております。搭乗員が全部死んでしまったので原因が非常に不明であり、調査をしておるということでございますけれども、その調査状況その他についてお話を
○館委員 今の副総裁のお話で、四国のその件についてモデル・ケースとして見ていらっしゃる、あまり無理をせぬでよろしいというようなお話もあったんです。しかしこれは本社で全国的にそういうことをやらせていらっしゃるのではないのですか。それは全国的に、四国だけの問題ではなくて、北海道でもどこでもかしこでもこの問題が非常にやかましい問題になっている。私の方でも、小さい管理局もないですけれども、この間たよりがありまして
○館委員 これは大へん聞きごたえのある演説だと思った。そこで、あなたは責任のある部屋で責任のある地位でこれを言われるのだから、それを出す必要があると私は思う。
○館委員 大へんいい施政方針演説を聞いたのでありますが、これは万般に触れ、これからの運輸行政についての方向を示しておる。そこでそれを資料として、ほんとうは初めから出してもらいたかったのですけれども、あとからでもいいから、出す必要がある。今読まれたものを全部出していただきたい。 話のついでにもう一つお願いしておきますが、ここに船員法改正委員会における資料が出ております。これはほんの項目だけ書いてありまして
○館委員 今の船員法よりも楽になっておるというお話ですが、船員法の通りにやったならば非常に要員がたくさん要るというあれで、あなたの方では船員中央労働委員会の試案に対してお断わりをしておるという話があるが、それはほんとうですか。
○館委員 大きなものだけ言いましても、終戦は昭和二十年の八月十五日でありましたが、その終戦前の七月の十三、四、五日にはアメリカのグラマン機に青函連絡船が全部撃滅され、沈没されておる。そこに船員の死傷が非常に多かった。家族も路頭に迷っておった。しかも、その当時は国が敗戦した当時ですから整備されておらなかった。それらの家族あるいは遺家族、死傷した者、そういう者の程度がどうなっておるか、非常な混乱状態であったので
○館委員 まず私の質問する事柄は、青函連絡船の船員の勤務状態について現地で国鉄当局と組合との間に紛争を惹起しておる。そういうところから私、気がつきまして、青函連絡船の船員の勤務状態について説明を求める次第であります。 まず考えますことは、青函連絡船は津軽海峡を渡るのでありまして、日本では古くから玄界灘とか津軽海峡は海の難所だといわれておった。従ってあそこで乗船しておる船員というものはほとんど命がけで
○館委員 関連質問。今の中村さんのお話ですが、はっきり言えば、こういうことじゃないですか。臨海工業地帯を設けるのだ、そのためには水面もつぶさねばならぬし、農地もつぶさねばならぬときがあるから、そういうことで関連しているということじゃないですか、むき出しに言いますと。目的は臨海工業地帯の開発にあって、そのために、極端に言えば差しさわりになる水面あるいは農業地帯、そういうものにも影響を及ぼすのだというお
○館委員 大臣は気象庁の予算については今までそんなに力を入れてなかったと私は思う。気象庁のああいうオンボロの建物で、戦々きょうきょうとして予算を要求するというようなみじめな……。
○館委員 大臣もお忙しいので時間を制限されましたが、私のお願いするところ、質問するところは、台風に対する運輸省の態度がきわめて積極的でないということなんです。ことに気象庁の予算については、今度の災害対策の補正予算においても室戸岬にレーダーをつけただけであとは放擲されておる。そういう状態では陸上の交通、海上の交通のすべてを預かっておる運輸省として、また気象庁として、まことにかいしょうのないことだと私は
○館委員 関連して。稲葉先生の説に私は同感なんですが、審議会のことについてお話がありました。これは聞き違いかもわかりませんけれども、行政と立法が混淆される疑いがあるというお話がありましたね。大へんなことだと私は思うので、ことに総理大臣が審議会の実力者になっている関係、その辺のことで簡単にお済ましになったようですが、ちょっとお話を伺いたいと思います。
○館委員 私考えるのに、この法律案を出されたのは、議員提案として出されたわけでございますが、従って、これに関係する建設省、農林省あるいはその他の各省ですわ、それとの連絡協議の上で出されたという形勢が非常に薄いのではないかという気がする。だから非常にごたごたして、体系が頭に入ってこない。かたわらでは、建設省と運輸省が、何か公団をこしらえるという法律案を出してくるようであります。これと逆行するような形で
○館委員 私が聞こうと思っておったことは石山權作委員がすっかりお話しになりましたので、私は簡単にこの法案の批評だけをやっておきます。 法律というものは結局拘束性を持っておるのですが、その拘束性を実行するいわゆる主体になる役所はどこかということがさっぱりわからぬ。審議会の話も出ましたが、審議会でどういう決定をしても、それをすぐ法律の上で拘束をしていく主体がどこにあるか、さっぱりわからぬ。財政確立の場合
○館委員 これは理屈からいえば今当面する災害対策のうちに入らぬかもしれぬ。しかし理屈で通る問題ではない。洞爺丸事件のときは、千二、三百名のお客さんを殺してしまっておる。五そうの船を沈めた。さらに乗り組み船員だけで、あのときに三百五十何名か死んでいる。そういう惨害のときに、あわてて皆さんが気象設備についてやかましく言っている。私もやかましく言ったが、それっきりになっておる。日本海に定点観測がほしいというのに
○館委員 災害予算に対する不服があるのです。今災害対策委員会でも聞いてきましたが、この議論によると室戸岬のところだけにレーダーをつけるという話であるが、これは非常に不徹底だと思うのです。金がないということでありますればそれまでのことでありますが、函館山にレーダーをつけるということが非常に大事だということが洞爺丸事件の惨害のときにすでにやかましくいわれておった。私もあの当時非常にやかましく言った。(どういうわけであれをつけなかったか
○館委員 委員長、同じ質問でちょっと一緒に答えてもらうために……。気象庁にお尋ねいたしますが、十五号台風のお話があった。私の方は十四号台風について非常に被害をこうむった。私もあの日の連絡船で十八時間海に浮いておったのでありますが、そればかりでなく北海道の漁村地帯に非常な損害を及ぼしておる。これについては、船が青森を出帆する時分に暴風雨警報というのが出ましたが、解除になって強風注意報になったから連絡船
○館委員 この話を聞きますと、この路線に進入する会社の態度は非常に強硬であって、そういう協定を無視して白浜バスが正式に入ってくるという段階になってきたという緊急事態だそうです。そういうことがあってはなりませんので、私たちはその経緯を十分調査したものを聞いた上であらためて判断したいと思っておりますが、そういう会社同士の契約書、あるいは陸運当局立ち会いの上の契約を無視して南海電鉄の子会社、大会社を背景としたものが
○館委員 内容は、「南海電鉄の子会社である白浜急行バスは昨年末秘かに白浜の旅館自家用バスを買収し、土地も買い、明光が多年幾多の犠牲と努力を払って開発育成して来た牙城に進出を計画し、去る一月末に白浜町に於ける大型貸切バス営業を申請」しておる、こういうことから起きた問題らしい。この点についてどういう形になっておるのかということを私も調べておりませんが、経過なりその方針について承わりたい、こういうことを言
○館委員 これも大臣なり陸運局長に出てもらった方がいいと思いますが、私の質問するところは、きょう急にこういう陳情がありましたので、私もその内容についての調査なり理解なりがまだ不十分です。しかし問題は和歌山県の白浜地区におけるハス路線について非常に紛争が起きておるらしい。そこでその紛争に巻き込まれた弱小ハス会社だろうと思いますが、明光ハス株式会社の労働組合とそれから会社側が一緒になりまして、この委員会
○館委員 今の久保委員の最初の質問で、労働者のいろいろな解決の問題は条件でないと言っていらっしゃったはずです。今のあなたの読んだ申請書からしますと、労働者の問題を円満に解決するということが書いてある。やはり条件のうちに入っておると私は見ておる。あなたの出した申請書の中に、随意契約もしくは競争入札の件が調査委員会からあったからこれを承認してくれ、従業員の問題は円満に解決したいという、そういうものをつけて
○館委員 そこで総裁はそれをどう受け取ったかということを私は聞きたいのです。その運輸大臣の回答というものは分離だけを認めたという返事を予算委員会でやっておられる。しかも分離だけを認めたのであって、許可権あるいは同意権というもの、これは侵害をされておらないのだということを言っておられる。そうするとこの問題は分離だけを認めたのであって、これからの処置についてはまだ認可も同意も得られない、こういうふうに考
○館委員 今のお話に関連してお聞きしたいのですが、さっき労働条件が譲渡の条件でないというお話がありました。十日の申請に対する回答をいただいたわけですが、総裁はどういうような申請をなさったかということをお話し願いたい。そうしてそれに対して運輸大臣はどういう認可こいうか同意書を与えたか、そういうことについて簡単にお述べ願いたい。
○館委員 その場合に運賃値上げによってこれをやろうとなさるのであるが、大会社ともあろうものが利用者負担において安全運転をやろうとする点については、私はどうもわからないと思います。この会社に一体それだけの増資をしたり社債を持つだけの力がないのかといいますと、私は十分にある会社だと思います。そういう方法について考えられたことがないのかどうか。ただ単に国鉄の運賃が去年値上げになった、値上げになるとすぐ私鉄運賃
○館委員 そうすると運輸大臣の運賃値上げの目的は、会社をしてどういうことをさせようということなのですか。赤字を克服させるためにやるのか、それとも輸送力増強といいますか、そういう形でやるのか、どういう立場から運賃の値上げを決定なさろうとするのかということを質問したいと思います。
○館委員 運輸大臣にお尋ねするのですが、私鉄の運賃の値上げについて世論が非常にやかましくなってきたことは御承知の通りだと思います。きょうの朝日新聞にも投書欄に書いてあるんですね。ちょっと読み上げますが、「今年度の「経済白書」も「厚生白書」も一様に所得分布が拡大したことを指摘し、所得の平等化の必要性を強調している。にもかかわらず私鉄値上げなど、政府がさらに所得格差の幅を広げるような物価引上げ政策をとろうとしているのは
○館委員 そういうところにこの論の差が出てくる。論議を徹底させるつもりならばどうせ内輪の話だからお披瀝になった方がよろしいのではないかと思います。
○館委員 関連質問。大臣にちょっとだけ聞きたいことがございます。何か党の六役会議だか大臣会議だか知りませんが、その中でのお話のときに、大臣は出席をなされなかった、そこでそのときに決定された事柄については、わからないというお話でしたが、それはわからないでは済まされない問題だと私は思うのです。だいぶ日にちもたっているのではないかと思いますが、そこで尚早という話も出たそうですが、その尚早論の根拠はどこにあったかということについてお
○館委員 それが私が最初尋ねたかった気持なんです。そういうことで、総裁が意思決定をして、ただ未承認という形だけにとどまっておるのだが、それを遂行していって、経済的な不況がもっと深刻になってきて、いよいよ引き締めか何かをやらなくてはならないようなときになってきた。この張り切ってやっておる当局の立場がくずれた場合には、これは大へんなことになります。運輸大臣としても、認可を与えたあとにそういうことになってきては
○館委員 今のこれが本ぎまりになるせとぎわはいつだかわかりませんけれども、そのせとぎわにおいて承認をする立場に迎輸大臣がいらっしゃる。承認をした以上は、どういう形で決定されるか知りませんけれども、たとえば民間でやるという決定をされてよろしいという承認を出されるかもしれませんけれども、その承認を出されるときの周囲の状態について、今お話の財政その他の問題について考慮をお払いになった上でなくては承認ができないのではないかということを
○館委員 簡単な質問をするわけですが、きのうの話で機関車や冷房をする資金の投資は国鉄がやらないとおっしゃったのだが、私はそういう意味から、国鉄に投資をしないという大蔵大臣のお話よりも、もっと考えてみたいのは、今財政投融資を引き締めておる。設備投資その他については過剰を来たしておるのだ。そういう意味から新規な設備投資といいますか、そういうものについての政府の方針としてはめんどうなことになるのじゃないかという