1955-07-28 第22回国会 参議院 農林水産委員会 第36号
○飯島連次郎君 今の問題で私ども一点だけ聞いておきたい。それは衆議院でもこういう決議がなされておるように、スギタマバエを法定害虫に指定するのは、これは農林省の権限です。農林省でこれを指定した場合に、指定されれば文句なしにこれについての防除費というか、予算というものは当然ついてくる。大蔵省じゃ指定されればこれに対しては文句なしにつけなければならぬ。この点は林野庁の見解と大蔵省のこの点についてとは、これはきわめて
○飯島連次郎君 今の問題で私ども一点だけ聞いておきたい。それは衆議院でもこういう決議がなされておるように、スギタマバエを法定害虫に指定するのは、これは農林省の権限です。農林省でこれを指定した場合に、指定されれば文句なしにこれについての防除費というか、予算というものは当然ついてくる。大蔵省じゃ指定されればこれに対しては文句なしにつけなければならぬ。この点は林野庁の見解と大蔵省のこの点についてとは、これはきわめて
○飯島連次郎君 次に同じ開拓者の、これは常に要望されておるところでありますが、これは一般の農家が特に牛や馬を使用しておる農家が災害を受けた場合には、この被害農家には家畜の購入資金、それが貸し付けられるようになっておるようでありますが、開拓者の場合にはなかなか耕地の開拓でも思うにまかせないのが実情でありますので、家畜を持っておる開拓者が特に災害を受けた場合には、これはせっかく今まで築き上げて来かかった
○飯島連次郎君 提案者にお伺いしたいと思います。それはこの問題をめぐって衆議院の農林水産委員会で決議をなさっておる。かねて平時においてもなかなか一般農家に伍して困難な経営と生活を余儀なくされておる開拓者が、一たび大きな災害に見舞われた場合にはその窮状は実に目も当てられないような惨たんたる状況にたたき込まれておるというのが実情でございまから、こういう開拓者に対して今度のこの法律による資金融通等では経営
○飯島連次郎君 それでは今の御答弁で大体私は了承いたしましたが、もう一点、第九条の二の契約期間中の利子、これは一体だれが負担するのですか。
○飯島連次郎君 一点だけお尋ねしたい。先ほどの委員の質問と重複するところは一切省きまして、今度の改正法の第二のねらいと称する繭価の維持の問題については明確な規定をおいて、養蚕農家が安んじて生産にいそしむことができるとこういうことを強調しておいでになる。私はこういう目的に対して、この前繭糸価格安定法を審議したときにもわれわれが非常に心配をした点は出回る繭の数量に対してこれを安定せしむるに必要な資金が過少
○飯島連次郎君 私の知っている少数の組合では、これは過渡期の一つの現象かもしれないけれども、組合が合併したことによって、思わざる経費の負担が集中的にその組合に増加しているという例がある。それは新しい合併による組合の運営なりあるいは合併の仕方、これから合併しようとする所の調査なり視察見学が非常に多いのです。そのために視察に、これは県内はおろかそれこそ百里を遠しとせずしてやって来て、そうして視察に来た人
○飯島連次郎君 合併による組合運営の、つまり事務費といいますか、経営費の状況は、合併前の組合に比べて、単位組合当りの所要経費というものは減ってますか、ふえてますか。そういう調査はできていますか。
○飯島連次郎君 町村合併に伴って共済組合の区域が同じような合併の方向をたどっておることは承知しておりますが、現在までに合併が行われた組合は一体どのくらいあって、そうしてその一組合あたりの平均の組合員数というものは、合併前に比べてどういう傾向になっておるのですか。
○飯島連次郎君 そうすると、この契約方式の中に掲げられておる随契というのが非常に多いですね。それから指名というのがその次にありますが、これはどういう基準に基いて指名とか随契とかにするのですか。
○飯島連次郎君 では、完成品購入について二十七年から二十九年まで詳細な資料をいただきましたが、私どももまだ詳細にこれを検討しておりませんのですが、瞥見しますと、ずいぶんたくさんの相手方があるようですが、これらは今までの実績その他に応じて、もう少し整理をしていかれるというような考えはありませんか。
○飯島連次郎君 増原次長にお伺いした方が適当かと思いますが、時間の関係でこちらへ戻ってこられるまで私おられるかどうかわかりませんので、経理局長にお伺いしたい。おわかりだったら一つ……。それは、購入装備品等調というのでありますか、航空機とか、艦船ですか、その他あわせて昭和二十九年末までに購入したものというのは、総計で四百八億余りになっておる。これだけの大きな装備品等を調達しておりますが、これは調達後の
○飯島連次郎君 まだ研究中ということですが、それではそれはまた他日に譲ることにしまして、さしあたり本年度の予算に計上されておる五千五百人について、先ほど参事官からきわめてラフな内容のお話しがございましたが、ブラジルその他の国々に対する、この五千五百人の移民の業種別、国別の内訳等は、会社の事業目論見書もすでに作成されているのですから、どういうふうにお考えですか、具体的に計数を……。
○飯島連次郎君 私は外務省にお尋ねしたいと思いますが、具体的にお答えをいただきたい。 まず園田政務次官にお尋ねをいたしますが、衆議院の委員会その他においても、園田次官はしばしば、十カ年に五十万人の移民を送出するということをおっしゃった。それが直接間接にかなり国内にも響いております。と同時に、国会にこういう移民会社の法案が出て、予算も国会において議決されたことによって、これに対する期待を持つ人たちの
○飯島連次郎君 大体わかりましたが、一家で海上の操業も九十日以上やっておる、それから耕作も一反もしくは二反以上やっておるという完全な半農半漁の場合には、これはなかなか、特にさっきのお話の建物の共済をめぐっては、しかく簡単にいかないと思うのです。農業団体の間でも、個人の自由選択にまかせると言っても、強い働きかけがそれぞれあることによって、実はその選択に迷っておるのが実情なんでありますから、私はせっかくのこういう
○飯島連次郎君 ただいま伺いますと、建物共済はすでに約五十億の契約をしておいでになる。御承知のように最近農業団体でいわゆる建物共済をめぐりまして農業共済組合と農業協同組合が競合して激しい確執を演じているわけでありますが、本改正法律案によって水産業協同組合共済会の共済事業が拡大されて参りますと、半農半漁の農漁村、あるいは農漁家等に対しては従来の二団体のほかにさらに新しい団体が加わってかかる競争が一段と
○飯島連次郎君 一、二お伺いしたいと思います。それは水産業協同組合共済会が現在行なっている共済事業とその現況、それから今後行わんとする共済事業や実行方法等をお伺いしたい。
○飯島連次郎君 貸し倒れ準備金というのは、これは別にこういう復金その他、見返り資金等から引き継いだこういう不良債権を必ずしも目当てにしなくても、これは法定で積立てなければならないし、こういう四十億といえば必ずしも少い不良資産でないように考えるのですが、これもそういう特別積立てでこれは可能な見通しですか。
○飯島連次郎君 それからこの今の復金債権の非常に回収困難と目されるのは、これは推定でしょうけれども、約四十億、こういうものの最終的のつまり損失補償といいますか、そういうことはどういう処理が大体合法的にあるのですか。
○飯島連次郎君 ちょっとお尋ねしたいと思います。この前資料を要求して、きょうは大へん詳細な資料をいただきまして、このいただいた資料を拝見して大体わかったような気がするのですが、特に債権のうち、復金とそれから見返り資金、これの債権がまだかなりあるようですが、この中の回収困難と思われるような不良債権と目されるようなものが金額にしてはどのくらいあるのですか。
○飯島連次郎君 もう一点。これは政務次官にお伺いしたいのは、最近ボリビアで日本移民を受け入れをする傾向が出てきたということは、御同慶にたえないところでありますが、しかし、これはせっかく日本人に対してそういう申し出があり、承わってみると、向うに送った日本の農業移民に対して、あの地には大した農業技術のわかる先輩とか指導者もいないということであります。しかも、そういう所に初めて出て行く人たちというのは、非常
○飯島連次郎君 もう一点。それは園田次官から前回の委員会でも懇切な御説明があったのですが、私はただいまの目論見書を拝見して、渡航費の点については、これまた回収には困難を伴うものがきわめて多いということを、この目論見書にも重ねてうたっておいでになる。事実私は、今までの回収率といいますか、元金の回収はまだ開始されておらないけれども、利子の回収はすでに始まっておるはずでありますから、利子の回収の実情等についての
○飯島連次郎君 ただいま重政委員が指摘されましたように、従来の移民の九割以上が農業移民であり、それから新しい企画に基く鉱工業移民等も今度は大幅に取り上げられようとしておるけれども、しかし依然として、その人数からいえば農業移民がおそらくその大部分を占めるであろうということは、これはおそらく争えない事実だと思う。そういう点から考え、また向うにすでに入植した人たちが三年ももう経過をして、それぞれ持って行った
○飯島連次郎君 ありました。
○飯島連次郎君 経理局長でなしに、ほかの方でもよろしゅうございますからお尋ねいたしますが、私どもがいただいたやはり今と同じ資料の二枚目に陸上自衛隊に関する関係者の処分調べということだろうと思うのですが、件数で十八件、それから処置をされた人員で二十七名という表が載っております。たしか私の記憶では、五月二十五日の委員会で氏名やあるいは内容等を提出していただきたいという資料を請求しておきましたが、私の不注意
○飯島連次郎君 監査業務について一、二点お伺いしたいと思います。 これは昭和二十八年度の監査業務の実績調べ総括表というのがありますが、これを見ると、七十一名の人員で二千九十四万余りの予算を使用して、そうして監査を実施しておいでになるようです。ところが二十九年度の同様の監査業務の実績を見ると、予算額それから実際の使用額等が百三十万円あまりになっている。一割にも満たない非常に予算が激減をしております。
○飯島連次郎君 私は簡単に総理に所信をもう一応ただしたい。この補助金に関してこういう毎年不正不当がわれわれ国会に報告されて参っておる、よって起る原因について、これは政府並びに官庁にもいろいろな欠陥があると思いますけれども、また一面、これを受ける地方自治体なり、あるいは一般の第一線にもかなりこれに依存をする弊風が浸透しているように思うのであります。従って法律的の措置をすれば事足れりというのは、私はこの
○飯島連次郎君 そうすると、もう一つ具体的にお尋ねいたしますが、三十一条なり、あるいは三十三条を要求するというふうな必要は全然お感じになっておりませんか。そういう必要は感じられたことはなかったですか、二銀行、四公庫に関して……。
○飯島連次郎君 そうすると、そこまで権限を拡張する必要がなかったというのは、検査の実績に基いて、つまり今度の院法改正の事由にうたわれているように、会計検査院の専務量が近時著しく増加をした、こういう事務量が増加をしたという理由から、あまり多方面にまで手を伸ばしたくないという理由が一つと、それからもう一つは、検査を実施した経過に基いて日本開発銀行ほか一銀行、それから国民金融公庫ほか三公庫ですか、そういったものについては
○飯島連次郎君 私はほんの一、二点お伺いしたいと思います。その一つは、この二十三条の改正で、三公社に対して検査の権限が拡大されているようですが、特に過般の造船融資だとか、あるいは電源開発等に対して、ずいぶん多額な資金の取扱いをしている二銀行、四公社に対しては、この際せっかくの改正の機会ですから、ここまで権限を拡張するという必要をなぜお認めにならなかったか、この点を伺います。
○飯島連次郎君 この法案を通覧して見て、農林大臣というのが全然顔を出していないということは、どうも会社の行う仕事の性質からいってわれわれの了解できない点があるのですが、もし懇談の方が都合がいいならそういう経過について少し具体的な経過を聞きたいと思います。これはやはり理由のあることだろうと思う。
○飯島連次郎君 つまり最終の借り受け者に対して……。
○飯島連次郎君 回収ほとんど不可能という、つまり不良債権に類するのがあると思います。そういうものについてのつまり損失補償等はどういうふうにお考えですか。
○飯島連次郎君 今の問題について私もう一点伺いたいのですが、特に開発銀行当時から引き受け分についてはずいぶん再三回収については努力をなすつているようですが、事実はなかなか回収困難というか、不能に近いものがかなり多いと思う。四十二億のうち回収できたのが六億というお話ですが、残りの三十六億ですか、これについての大体の見通しというか、お見込みが大体おわかりでしょうか、それらについての方針なりお考えを伺いたいと
○飯島連次郎君 せつかく考究なさるということでありますから、私もそこに多少の希望をつなげるわけであります。他の官庁も同様だとおつしやいますが、特に通産省に関しては、われわれの耳にも、しばしば入って参りますが、特殊な面があると思います。それは業務の性質からして、特に業者との接触が非常に強いということ、それから許可とか、認可等の執行に際しても、特に厳正を要する点が他の官庁よりも私は通産行政に関しては一そうこれは
○飯島連次郎君 私はこの点については私見にわたりますけれども、たとえば、国鉄に例をとりますと、国鉄では、総裁に直属する監査役という機構があり、その監査役のもとにかなりがつちりした監査機構が確立をしておるわけです。これだけ大きな貿易なり、あるいは国内の重工業、軽工業、繊維関係の全部を網羅しております官庁でありますだけに、必ずしも国鉄にならえということを申すわけではありませんが、内部監査というものをもう
○飯島連次郎君 先ほどお尋ねがありましたが、私は内部監査について、私どものいただいた監査機構並びに業務実績調という資料があるのです。この内容について大臣にお伺いするのではない。これを拝見すると、ほかの官署でもそうですけれども、直接の内部監査というのは、とかく枝葉末節なところに大体いきがちなものなんです。この通産省の内部監査を拝見しても、大体ここに監査の結果、関係責任者に対してとられた処置がかなり詳細
○飯島連次郎君 県のどういう人が指導したのですか。
○飯島連次郎君 それは町の吏員ですか。
○飯島連次郎君 ただいまの例示には、同様に関東にも起っておりますが、それも落ちております。その点御訂正を願います。
○飯島連次郎君 そうすると、本省も実地は見ていないし、県側でも見ていない、それから村当局では技術者がいないために工務店に依頼したと、こういういかにも、これだけ大きな痛手を受けた災害復旧工事に対して、せっかく国の金を支出し、あるいは現地の関係でも少なからざる負担をして、こういう仕事をやるについては、われわれがその点を聞いただけでも、いかにも責任がないと、何のために一体国がそれだけ骨を折り、そしてまた被害者
○飯島連次郎君 先ほどの県側の説明によると、査定を受けた設計が現場に合わないということを答えられました。そうすると、その現場に合わない査定をしたのはどこがしたのですか。
○飯島連次郎君 これは村長さんと県の方に伺いたいのですが、せっかくこういう工事をやったにもかかわらず、でき上りが非常に疎漏であるという批難を受けておるのが第一点でありますが、上流部は石垣が非常にはらんでいるということであり、下流部の方は柳かごや詰くい工を応急にやったという程度で、これでは前回と同じような災害が起った場合には再び崩壊の危険があって、そして災害復旧の目的を達していないんだろうと、こういう
○飯島連次郎君 それではもう少し、これはこまかな点になりますので、総裁にはどうかと思いますが、具体的に私の聞かんとするところをお尋ねをしたいと思います。それは昭和二十八年度の会計監査業務実績を拝見いたしますと、人員で百九十六人、二十八年度末現在、そのために、この会計監査業務のために、同じ二十八年度に使用されておる予算額が八千二百六十二万五千円になっておる。その成果として、その監査の結果、不当経理防止
○飯島連次郎君 そういう御説明は、今あらためて伺わなくても、これは従来やられておったことだと思うのです。ここに紙に君かれておることですから、われわれには具体的にぴんとこないのですが、部内綱紀の粛正をはかるために置かれておる監察役制度をさらに活用する、それから次には業務の能率化の推進と、不当または不適当な状態を矯正するために内部監査制度を一段と活用する、こういうことになつておる。さらに一段と、ということは
○飯島連次郎君 私もきわめて簡単に一、二の点を御質問したいと思います。 総裁のきわめてかくしゃくたる意気は非常に壮とし、敬意を払いますが、どうもおっしゃることが抽象に堕しているきらいがあるようにわれわれは受け取れる。この決算委員会というところは、そういう抽象論を論議するところではございませんので、われわれに与えられた事象をきわめて刻明に追及して、いかにしてこれを是正するかということがこの委員会の任務
○飯島連次郎君 四十億二千五百万円というその資金については、私どもの了解するところでは、三十億の円資金が入っておるというお話しでありますが、これは、そうすると、あとの十億はとこから支出するわけですか。
○飯島連次郎君 そうすると、四十億二千五百万という見返り円資金分は、第一年度三十年度の資金としては必要最小限の金額であるということを確認したわけです。その上に、さらにこの資料によりますと、機械開墾には、世界銀行の借款分として、この表に計上されている資金のほかに一億八千万しかもこれは御承知のように年利五分という見返り資金よりは高い利子のつく金を、この資金計画の表のほかに一億八千万も必要とするし、なお三十二年度
○飯島連次郎君 私はせっかく各大臣がおそろいですから、端的に御質問いたします。それは午前中の審議から、かなり質問が繰り返されて参りましたようでありますが、私ども農林水産を担当する委員の一人といたしましては、両国の利益のためにということが前文にうたわれている協定ではありますけれども、少くとも日本農業の見地に立ちましては、私どもは必ずしも好ましい協定だとは考えないわけであります。特に、農業に事を限って考