1949-05-13 第5回国会 衆議院 労働委員会 第18号
○青野委員 中央労働委員会の内部の構成は、労働委員も、使用者の委員も、公益委員も、これらの三者が同じ力をもつてこの労働委員会を組織して、そうしてあくまで労働省の利益を守り拔くというような立場をとらなければならない。今日の場合吉田内閣がいかに労働者に反動政策、反勤労政策をとりましても、労働者のサービス省である労働省はその外に立つて、局外に立つて、あくまでも祖國の再建と生産の増強と、経済復興のために、そうして
○青野委員 中央労働委員会の内部の構成は、労働委員も、使用者の委員も、公益委員も、これらの三者が同じ力をもつてこの労働委員会を組織して、そうしてあくまで労働省の利益を守り拔くというような立場をとらなければならない。今日の場合吉田内閣がいかに労働者に反動政策、反勤労政策をとりましても、労働者のサービス省である労働省はその外に立つて、局外に立つて、あくまでも祖國の再建と生産の増強と、経済復興のために、そうして
○青野委員 われわれがこの敗戰のどん底から浮かび上るには、どうしても労働者諸君の協力なくして、この目的を達することはできない。その意味から私どもは、三者構成の労働委員会の問題につきましても、第三者委員が公益委員と名称がかわりましても、これは資本家側の委員に属する人が多いのであります。全國の地方労働委員会を構成する顔ぶれを見ましても、中央労働委員会の構成の顔ぶれを見ましても、第三者の公益委員というものは
○青野委員 私は日本社会党を代表いたしまして、提案せられておりまする労働組合法と労働関係調整法の一部を改正する法律案に対しまして、全面的にその内部に流れておりまする反勤労者的な條文、あるいは條文の中に隠されておりまする精神に対しまして、反対の意思を表します。しかも單に社会党は反対するだけではなく、こういうように修正すべきであると思う。それは労働組合法の中に、あくまで労働者の利益を守り拔くという建設的
○青野委員 その問題については、また労働委員会に御出席を求めて、こまかい点は御質問したいと思いますが、商工委員会との合同審査でありますので、あとの質問者のこともありますので、この点はこの程度で一応打切りまして、重ねて御質問いたしたいと思いますことは、今炭労が要求いたしておりまする賃金の問題であります。これは坑内夫が五百五十七円、坑外夫が三百円という標準で交渉しておりました。御承知のようにこれは新聞の
○青野委員 重ねてもう一つ御答弁によりましてお尋ねいたします。大体この方針は五大炭鉱を中心に、営利炭鉱中心の方針で行こうとしておることが、明らかに観取せられるのでありますが、C炭鉱でも九州、北海道はいまだに四千二百カロリー、あるいは常磐で三千二百カロリー、宇部で三千三百カロリーという方針をとつておりましたが、この四千カロリー以下に一律に切り下げて、C炭鉱の低品位炭鉱は結局一トン当り百四十二円の補給金
○青野委員 私は商工委員会で低品位炭鉱の問題がかなり論議せられたということを聞いております。労働委員といたしましては数回この問題について商工大臣の出席を求めたのでありますが、いかにも商工大臣の出席が悪く、いろいろな事情がありましたでしようが、遂に労働委員会に対してはおいでがなかつた。商工委員会としてはこの問題はあるいは重復するかもしれませんが、労働委員としてぜひ承つておきたいと思います。それは鉱山保安法
○青野委員 主たる経費を使用者側から受けているという御説明でありますが、この十一組合はほとんど産別系の組合だと聞いております。全國的に統計をとりましても、專從者の給料とか、あるいは主たる経費をもらつておりますにもかかわらず、統計の面に現われておりますのは、むしろ使用者側からそういう援助を受けている組合の方が、もつと戰闘的であるような統計をわれわれは見ているのであります。この山口縣下の十一組合は、ほとんど
○青野委員 お話を聞きますと、三月九日から向う三箇月間の余裕があるように今お話がありましたが、われわれの入手しております情報は、四月四日縣当局から労働委員会に対してその委嘱をして、労働委員会はみずからその自主性と独立性を放棄して、行政廳の言うなりになつて、十一組合の資格を否認した。これは今改正案として出ております附則の中から行きましても、この法律がかりに本会議を通りまして、「この法律施行の期日は、公布
○青野委員 私は第七條の不当労働行為に対して御質問をいたしますが、その前に特に提案者側にお願いしておきますのは、きのう労政局長は、大橋委員の質問に対しまして、よくわかりませんがお答えいたしますというお話があつたのでありますが、わからないで答弁をするよりも、むしろ何日か日を置いても、正確な資料を集めて、委員会に報告するなり、あるいは質問者に文書をもつて答弁書を出すなり、もつと真劍にまじめにひとつやつていただきたいと
○青野委員 緊急失業対策法案と、職業安定法、労働者災害補償保険法の三つが討論の対象になつておりまするが、私たちはこの法案の重大性にかんがみまして、この立法には原則として賛成でありまするが、條文の内部をしさいに検討してみますと、字句あるいは法文の精神において、非常にわれわれと意見を異にするところがたくさんあるのであります。 第一は、第九條の失業対策事業の費用であります。これは八億八百余万円を計上されておりまするが
○青野武一君 ただいま上程せられておりまする職業安定法の一部を改正する法律案、労働者災害補償保險法の一部を改正する法律案、緊急失業対策法案に対しまして、日本社会党は等の機関の決定に從いまして、職業安定法の一部を改正する法律案は緊急失業対策法案に密接な関係がありまするので、これには贊成であります。同時に、労働者災害補償保險法の一部を改正する法律案に対しましては、船舶関係を現行法に追加いたしましたもので
○青野委員 第六條と、第九條を一括して、簡單に御質問いたしますが、第六條は労働大臣の権限と責任を法制化していると思います。労働省の出先官廰といたしましては、婦人少年局の職員室であるとか、公共職業安定所、省都道府縣の労政課、あるいは労働基準監督署などがありまするが、廣汎な失業対策事業でありますから、もつと一般的な計画を樹立するのに、全國的な廣汎な調査、あるいは各地域の失業対策のために、この計画を労働省
○青野委員 もう一つ重ねてお尋ねしておきますが、ただいま本会議でも、引揚げ促進に関する決議案が満場一致で決定されたのであります。四十五、六万の外地におります氣の毒な戰争犠牲者の、最後に取残された人たちが、困難な引揚げ事業でありますが、その全部の人がかりに内地に帰つて参るといたしますと、これは相当大きな失業救済事業を計画しなければ、この戰争犠牲者の諸君にある程度の満足を與え、生活を最小限度に保障するということは
○青野委員 私は緊急失業対策法案のうちの第四條についてお尋ねいたします。第四條は「失業対策事業は、左の各号のすべてに該当する事業でなければならない。」この五つの項目にすべて該当しなければ、失業対策事業はできないということが法制化してありますが、これに基きまして、第一は石炭、肥料、電氣、鉄鋼等の重要産業事業方面に、この失業者を吸收する率はどの程度であるか、それから第二は貿易関係事業、第三は河川、港湾、
○青野委員 檢察廳が動いておることはよく知つておりますが、この問題について、國家警察が積極的に今日動いておるかどうかということを、もう一應承つておきたいと思います。
○青野委員 御答弁によつてある程度わかりましたが、もう一つだけ重ねてお尋ねいたしたいと思いますることは、この事件は公安委員をしている人の経営する炭鉱の從業員が、殺人事件を起した。それはその地方における非常に大きい勢力を持つておる人でありまして、それらの人と殺された人との間には、対立関係があります。それから、その大きな勢力を持つておりまする人は、その町の消防團長を勤めておる。町長は自分たちの身内から当選
○青野委員 齋藤長官に——法務廳の関係も同様でありますが、せつかく御出席していただいておりますので、この機会に、ほかの質問をさしおきまして、一番最初にお尋ねいたしたいと思いますのは、これは日本の炭鉱労働者の半ばを占めておりまする福岡縣の筑豊炭田の一部に起つた問題でありますが、その影響は、石炭増産の上に非常に大きい問題を投げておる問題であります。福岡縣遠賀郡香月町で、前の縣会議員のある人が、暴力團のために