2000-05-25 第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第23号
○参考人(阿部志郎君) なぜ地域福祉かということから言わせていただきますと、私は三つあると思っております。 第一は、今までの福祉の制度は分野と対象を分けてまいりました。年寄り、子供、障害者というふうに、あるいは母子というふうに対象を分け、そして医療、保険、福祉というふうに分野を分けて、一人の住民のニードを分断するという形で福祉の解決を図ってまいりましたが、私ども地域の住民というのは、地域の中にいろんな
○参考人(阿部志郎君) なぜ地域福祉かということから言わせていただきますと、私は三つあると思っております。 第一は、今までの福祉の制度は分野と対象を分けてまいりました。年寄り、子供、障害者というふうに、あるいは母子というふうに対象を分け、そして医療、保険、福祉というふうに分野を分けて、一人の住民のニードを分断するという形で福祉の解決を図ってまいりましたが、私ども地域の住民というのは、地域の中にいろんな
○参考人(阿部志郎君) 今、御指摘くださいました措置から契約へという移行に際して自己責任原則が強調されないかと、これを防ぐために権利擁護ということが今回新しく登場してきたというふうに私は考えております。そして、私は契約という法的概念はよく存じませんけれども、利用者と事業者が契約をする場合の契約書のモデルは既に示されておりまして、私どもは、当然それに基づき、参考にしながら契約をこれから結んでいくということかと
○参考人(阿部志郎君) 阿部でございます。資料がないのは私だけのようでございますが、失礼をいたします。 あるJRの大きな駅で、障害者が十四時間エレベーターに缶詰になる事件が起こりましたのは御記憶に新たかと思います。障害者がエレベーターに乗った。しかし、車いすからボタンに手が届かない。そのまま十四時間閉じ込められたのであります。JRの駅で障害者が乗れるエレベーターがついているのはまだごくわずかでございます