1953-07-08 第16回国会 参議院 労働委員会 第8号
○阿具根登君 それは神戸だけでなくて、或いは各県には相当そういう誤まつた考えをとつて、特に失業をしておる弱い人に対して署名捺印させるというような行動をとつておられるところがあると思いますので、厳重にその点示達して頂きたい。そういうことがないように直ちに善処して頂きたい、かように思います。
○阿具根登君 それは神戸だけでなくて、或いは各県には相当そういう誤まつた考えをとつて、特に失業をしておる弱い人に対して署名捺印させるというような行動をとつておられるところがあると思いますので、厳重にその点示達して頂きたい。そういうことがないように直ちに善処して頂きたい、かように思います。
○阿具根登君 ちよつとそれに関連して……。これもまあ陳情を受けたことですが、今の問題で就労の適格要件ということを言われたが、これを拡大解釈したのか或いは労働省の指示かは知らないが、誓約書を取つて就労させておる、こういう現実があるようですが、これ労働省で指示されたのか、知つておるのか、いわゆる係官の言うことについて従わすとか或いはそういう誓約書に捺印してそうしてやつておるのか、こういうことを聞いておりますが
○阿具根登君 今の問題と同じなんですが、いわゆる最初の質問と、それから今まで答弁された答えというのは同じ答えですね、これからこれ以上進んでもどうもできないが、これで終つたらどうしようもない、それで委員会としてどうあるべきか、どうすべきかという結論を出して頂いて、例えば夏季手当はどのくらい出すべきだ、賃金は上昇すべきだ、こういうことを一つ一つ見て、決定するなら決定して、予算委員会なら予算委員会へ持つて
○阿具根登君 只今両大臣からお聞きしますと、二十億は査定したのではないのだ、又必要に応じてはいつでも出す、こういうことを言つておられるのでありますが、本委員会といたしましては、政府が言われるように、まだ細部のことは我々にもわかつていない。併し今急にもう十億くらいは必要だ、それで三十億を繋ぎ融資として出してもらいたい、こういうことを考えておるわけなんです。そして決定して昨日もお願いしたわけなんです。政府
○阿具根登君 いやそうではない。我々は緊急対策委員として先ず緊急にどうすべきかという問題を審議してから、そうしてこれでも足りないのでありますけれども、政府の出先機関から言つて来ておる金額は先ず直ちに出すべきだ、これが緊急対策の第一番の仕事だ、こういうことを決定したはずなんです。ところがそれが政府で全然、今日の回答のような回答であつたならば、どんなにここで我々が審議をして、金額を出そうとも、緊急に間に
○阿具根登君 私はこういう緊急対策委員会ができて、これを今のような姿で行くならば、何のための緊急対策委員会かと疑がわざるを得ないのであります。政府が大野国務相を九州の本部長にしてやつた際に、大野国務相は何と言つておるのか、あなたが今おつしやつたものと全く反対のことを言つておる。あなたはそういう手続とか或いは法制のみにこだわつておられる、そうして判を捺して、持つて廻つたようなことをしなくとも、今までのような
○阿具根登君 そうすると、まあ九州には大野国務大臣が行つて非常にいいことを言つて張切つてやつておられるようだけれども、事実は今日の新聞なんかで見ても、何も罹災者には渡つておらない。却つて政争の具に供されておるというようなことが言われておるわけなんですね。このくらいの金額でこの厖大な災害の緊急処置ができると考えておられるかどうか。我々が聞いた範囲内では、このくらいの金額では恐らく立より資金の範囲内にも
○阿具根登君 そうしますと、その二十億の中で、今度の十億まで合して二十億ですがね、災害救助も全部含んでおると、こういうことなんですね。
○阿具根登君 今の御説明でちよつと御質問いたしますが、つなぎ融資が二十億になつておりますが、つなぎということは何に使う金ですか。
○阿具根登君 緊急対策委員会が参議院で作られた第一の目的は、私はそれだと思うのです。やつておられるだろうということでは、私どもがほかのことを一生懸命事情を聞いて対策を立てたことが、間に合わないのじやないかと思いますが、何か連絡がしよつちゆうあつたかと思うのでありますが、そういう点は全然わからないのですか。やつておられるものと思うということですが……、
○阿具根登君 それは或いは地方新聞だつたかも知れませんが、相当全壊とか半壊その他の詳細な詳しいことを書いてあつたのを見たと思います。それで一応そういうようにやつてもらつておるならいいけれども、衣料、食糧、医薬品、その他の問題もまああるかも知れませんけれども、立上り資金、どうしても殆んど家をなくしておる人がたくさんあるとするならば、握りこぶしでは、やはり食糧をもらつても、着物をもらつても、或いは薬をもらつてもできないわけです
○阿具根登君 ちよつとこれは私の見損ないかも知れませんが、今日見た新聞の中で、一戸当り一万円とか何とかという対策資金が出ておる。或いはこれは地方の新聞だつたかも知れませんが、今日私は外で新聞を見ましたから、今それをここに持つて来ておりませんからはつきりわかりませんが、そういうような対策が出ておるのかどうか。地方の人は、罹災者はもう生活には心配ないのか、或いはもう立上るだけの準備ができておるのか、私はこれが
○阿具根登君 今の問題、向うは来られないということになつておりますから、こちらといたしましてはこの前の決定通り、一応向うのことを聞きたいのですが、今の場合としては、被害者のほうは十分聞いておりますので、やはり公式な文書を以て明確な答弁を聞くべきだ、かように私は思います。
○阿具根登君 いいでしよう。
○阿具根登君 こういうことですな、今の問題は、本問題はいろいろ国際的の問題もあるし、法的の問題もあるから、法律学者等の方々からも十分意見を聞いて、そして政府当局の方々の意見も十分聞いて、七月一日の改訂に対する考え方をまあやると、こういうことなんですね。
○阿具根登君 それは先ほどの答弁で わかつておる。行くまでに相当の時間がかかるということは、あなたが一番よく御存じのはずです。それだけの多くの人たちが感情的に対立しておる。先ほどから言つておるように、農民の方もそういう対立するような感じは当初は持つておられなかつただろうし、組合も決してそういう考えは持つておられなかつたということは、双方の方が言つておられる。それがそういう大きな人数になつて双方対立
○阿具根登君 それは聞いておるのだ。
○阿具根登君 私は先ほどから陳述を聞いておりますと、まあ陳述の内容が何か労農衝突というようなことに集約されて行くような感じをするわけです。ところが実際陳述を聞いておればそうでなくて、一部のかたがたが、その折衝されたかたがたが、最も興奮されているのではないかというような感じを受けるわけです。なぜかなれば、田植を最も急いでおられる阿蘇郡の坂田さんの陳述をお聞きいたしましても、非常に困つたという考え方を持
○阿具根登君 例えば昼休の時間に組合員が集つて組合の問題を協議しようというようなこともあなたのところの家風に合わない、こういうお考えなんですな。
○阿具根登君 そうすると三宅さんの言うのは、何もその上の米軍からのどうこうでなくて、あなたのところの家風で自分のところはそういうことを許しておらない、こういうことなんですね。
○阿具根登君 今の前田君の陳述を聞いてそれに対してあなたの今のお答えでは、何かこうピントが合わんように聞えるのです。前田君の陳述では、以前は昼休等は集会も許されたが、最近は十人ぐらいの人が集つても解雇になつた、こういうことを言つておられるわけです。そういう点について会社は、今あなたの言葉では労働三法は完全に実施されておるのだ、こういうようなことをお聞きすると、全く違つたような感じを我々受けるのです。
○阿具根登君 まあ食い違いがあるということを言つておられますけれども、私は、この問題は突発的なような問題であつて、誰々がそれではその当事者であるかという問題から私は聞きたいと思うのです。私たちは、その当事者の一人からは聞いておるわけです。そういうことがないように、今度は相手の当事者からお聞きしようじやないかということを言つておるわけです。それは局長は外人に当つてお聞きになつたのか、その現場を見た人か
○阿具根登君 赤羽の問題は、この前の委員会におきまして、まあ座談の形ではありましたけれども、十分片一方のほうからは聞いておるわけです。聞いた結論に従つて相手方の意見も十分聞かなければできないということに委員会でも結論が出ておる。今から又詳細にとおつしやるならば、又この前のやつを繰返さなければならん。この前の委員会で聞いたことを又聞かなければならないという結果になつて来ると思うのです。それで理事会で決定
○阿具根登君 そこのとこるがちよつと違うのです。労働者の生活ができないから、法律でまあそういうことをするような結果になるというような言い廻しになるんですけれども、その前に労働者の生活の実態を知つておられないからそういうことを言われると思う。本当にその人たちの生活が増進しなければできないような実態であつたなら、それを先ず直してやるのが私は政治だと思うのです。まあこれで質問を打切りたいと思いますが、やはり
○阿具根登君 今日は余り討論はやりたく害いと思うのですけれども、大臣がそういう筋を考えて筋を通されるならば、その前に今度は筋を通すべき裏付けがあるはずでありますね。例えばそういうことをやつたならば非常に迷惑をかけるから、できないとするならば、やらないでいいような方法を考えられておられるものと思うのです。そうしなければ、基礎産業に携わつておる者はいつも犠牲になつて行かねばならない。そのために基礎産業をやつておる
○阿具根登君 大臣、時間がないようでありますから簡単に御質問申上げたいと思いますが、只今の御挨拶の中に、労働者の生活の安定と福祉の増進、これがあつて初めて労使関係の安定もできるというようなことを言われたと思いますが、今度そのあとに、前国会からの引継ぎであるスト規制法案を出さねばならないというようなことを言つておられますが、生活の安定、福祉の増進がなされるならば、そういう御心配はないと思いますし、而も