1968-11-07 第59回国会 衆議院 産業公害対策特別委員会 第5号
○長野説明員 大型タンカーの事故につきましては、京浜運河における宗像丸事件、あるいは室蘭港におけるヘイムバード号事件、最近では、昨年の三月英国近海に起きましたトリー・キャニヨン号の多量の油流出事件というような教訓にかんがみまして、この大型タンカー事故対策について検討してまいったのでございますが、まずこのような大きな事故が起きました場合には、海上保安庁のみをもってしては対処することはできませんので、警察
○長野説明員 大型タンカーの事故につきましては、京浜運河における宗像丸事件、あるいは室蘭港におけるヘイムバード号事件、最近では、昨年の三月英国近海に起きましたトリー・キャニヨン号の多量の油流出事件というような教訓にかんがみまして、この大型タンカー事故対策について検討してまいったのでございますが、まずこのような大きな事故が起きました場合には、海上保安庁のみをもってしては対処することはできませんので、警察
○長野説明員 海上保安庁のとりました措置並びに船舶の被害について御報告いたします。 津波警報を受けますとともに、海上保安庁の出先機関におきましては、航行中、停泊中の船舶に対して警報の速報をはかりますと同時に、被害の防止、局限あるいは救援体制を確立いたしました。 次に船舶の被害状況でございますが、乗り組み員の被害といたしまして、八戸港におきまして転覆船による行くえ不明者二名が出ております。船舶の被害
○説明員(長野義男君) 第一点の官民の協力体制の確立でございますが、その後私どものほうでとりました措置といたしまして、海上自衛隊、航空自衛隊あるいは水産庁、地方公共団体等の自衛艦、船舶、航空機に対して、油濁防止の監視並びにその事実を発見した場合には、通報していただくというような依頼をいたしております。 また、港におきましては、関係機関、海事関係者その他団体等を糾合いたしまして事故対策連絡協議会といったようなものを
○説明員(長野義男君) 過去三カ年の検挙件数によって比較いたしてみますると、昭和四十年におきましては検挙された件数が七件、四十一年において七件、四十二年で十一件でございます。したがいましてこの過去三カ年の数字に比較いたしますと、検挙件数は上回っております。このことは、従来から海上保安庁といたしましては、油濁防止の監視並びに取り締まりについては港則法等に基づいて実施してきたのでございますが、昨年油濁防止法
○説明員(長野義男君) いわゆる油濁防止法が成立しましたあとの油濁事件の概要について御説明申し上げます。 当庁で油濁について検挙いたしました件数が十二件でございます。このうち、十件は港則法等によるものでございまして、油濁防止法に基づくものは二件でございます。なお、現在捜査中のものは二十八件ございます。またさらに、海難、座礁、衝突等によって油の流出を見た件数は、これは違反件数ではございませんが十三件
○説明員(長野義男君) 海難の概要につきまして御説明申し上げます。 昭和四十二年度の統計によりますと、一年間に発生しました救助を要する海難が二千七百四十七件でございます。このうちの四四%にあたる千百九十六隻が漁船でございます。その他が一般船舶となっております。一般船舶の中で、海難の傾向といたしまして、汽船の海難が若干ずつふえております。汽船の中でも五百トン以下の小型鋼船の海難が若干ふえております。
○長野説明員 東京湾におきましては、海上保安庁といたしましては、約八トンの化学消火剤を用意しております。なお、本年度十五トンの化学消火剤を用意する計画でございます。
○長野説明員 当時の気象状況は南西の風十五メーターでございまして、したがって、出動いたしました消防艇あるいは巡視艇が本船に横づけすることは、その当時の気象状況、海象状況等から困難というよりも不可能でございました。 なお、巡視船「すみだ」がおりましたが、このほうは三百五十トンございますので消火につとめたわけでございます。そのほかタグボートがございましたが、タグボートではその性能上そのような海象状況、
○長野説明員 さばな丸の火災事件の概要について申し上げます。 本船は、大阪商船三井船舶の船でございまして、サンフランシスコを出港いたしまして横浜向け航行中、四月の九日午前零時三十分ごろに野島崎の東方四百五十海里の地点におきまして、一番船倉に積んでおりましたドラムかん入り化学製品が爆発しまして、火災が発生しましたが、人命の被害はありませんでした。爆発直後、乗り組み員は炭酸ガス等を注入いたしまして、同日
○長野政府委員 地方団体が公共の事務として取り上げるか取り上げないかということでございますが、地方の住民の安全交通の確保というもののために公共的な責任として取り上げるということは当然可能だと思います。状況によって考えられる問題だと思います。
○長野政府委員 公営企業そのものはいまの地方公共団体の任務の中ではどういう種類に属するかということであれば、御指摘のように固有事務だと思います。
○長野政府委員 大臣のおっしゃったとおりです。
○長野説明員 船舶の激増あるいはタンカー船の増加に伴いまして、交通の危険はもちろん、火災というものは当然予想されます。また、昭和四十年におきましては室蘭港におきましてヘイムバード号の火災事件もございましたので、昨年いわゆる消防能力の整備というものについて海上保安審議会の答申を得まして、その答申をもとにいたしまして、これから整備計画を進める次第でございますが、その計画の一端を申し上げますと、消防艇の整備
○長野説明員 東京湾内に配置されております消防能力を有します巡視船艇といたしまして、消防専用艇と申しますか、これが二隻横浜に配置してあります。そのほか東京、千葉、横浜等に化学消防能力を持っております巡視艇が二隻配属されております。
○長野説明員 海上火災に対処し得る船艇は、海上保安庁といたしましては全国で百五十六隻持っております。その中で油等の火災に対処する化学消防艇が二十四隻ございます。その二十四隻の中の七隻が消防艇専用でございまして、そのほかは消防及びほかの海上保安業務も兼ねた巡視船艇でございます。
○長野説明員 先ほど来、外務省の方から御答弁がありましたように、船員手帳が正当のものであり、あるいはまた出港免状も正当であるというような点で、特に違反事実はございませんので、これを検挙した事実もございません。
○長野説明員 永徳号に関しましては、先ほどアジア局長から御答弁がありましたように、事件直後、外務省に詳細報告いたしております。なお、その後、韓国当局から、これが取り締まりについての依頼は、私どもは受けておりません。
○長野説明員 お尋ねの第一問でありますところのトリー・キャニオン号事件の概要について御報告申し上げます。 リベリア船籍のトリー・キャニオン号、重量トンで約十二万トンでございますが、原油を満載いたしまして、三月十八日午前八時五十分ごろ十五・七五ノットで航行中、英国のコーンウォール半島西端ランズエンド岬西方十六海里のセブンストン礁に座礁いたしました。二時間後、海軍のヘリコプターが現場に到着いたしましたが
○長野説明員 お答えいたします。先生おっしゃいますように従来から東京湾あるいは伊勢湾、大阪湾、特に海水浴等環境衛生に被害を及ぼすような地域につきましては、その時期、場所等を選んで重点的に取り締まってまいったのでありますが、現在の港則法ではみだりに捨ててはいけないというようなことになっておりますし、その点で検挙という点につきましては必ずしも十分でなかった。また、取り締まりにつきましても現場取り締まり方
○長野説明員 海上保安庁では、ただいま海水油濁に関しましては、港則法二十四条に基づいて、航空機、船艇をもってこの取り締まりに当たっておりますが、この法案が成立した暁には、さらに取り締まり海域が広くなりますので、現在の航空機あるいは船艇をもってさらに強力な取り締まりを行なわれなければならないと思っております。なお、この航空機、船艇の増強につきましては、私ども今後とも鋭意努力してまいりたい、このように考
○長野説明員 京浜港に着きましてから、代理店のほうから荷揚げの新制がございましたので、それに基づいて措置したわけでございます。
○長野説明員 私のほうで調査いたしました結果の概要について、御報告申し上げます。 御指摘のとおり、神戸で揚げ荷中爆発いたしましたので、二百一袋残ったものをそのまま横浜へ持ってまいりまして、ここで京浜港長といたしましては、そのスクラップと称したものの中に危険物が入っておりましたので、危険物荷役の許可申請をさせまして、ノースピアに横づけさせまして、手かぎを使用してはいけない、衝撃を与えないこと、こういった
○説明員(長野義男君) 海上保安庁の捜査の段階におきましては、釣り舟の供述はありませんでした。検察庁の捜査段階において、釣り舟云々のことは言われておるようであります。