1950-05-02 第7回国会 参議院 通商産業委員会 第28号
○鎌田逸郎君 吉田委員はいろいろ質問される御趣旨は分りますけれども、我々から見た場合には、日本の経済はこのままで築態依然で行くことは退歩であつて、一歩も進むところがあるとは思えない。国管法なんというものは大体我々は、遡つて申上げるのは甚だどうかと思いますが、立法の場合に大反対した一人で、まあその結果を見ただけでも雄弁に物語つておるということができると思います。併しながら日本の経済は徐々に進展しつつある
○鎌田逸郎君 吉田委員はいろいろ質問される御趣旨は分りますけれども、我々から見た場合には、日本の経済はこのままで築態依然で行くことは退歩であつて、一歩も進むところがあるとは思えない。国管法なんというものは大体我々は、遡つて申上げるのは甚だどうかと思いますが、立法の場合に大反対した一人で、まあその結果を見ただけでも雄弁に物語つておるということができると思います。併しながら日本の経済は徐々に進展しつつある
○鎌田逸郎君 私は自由党でもございませんし、與党でもございません。先刻吉田委員から大分社会党を代表されまして現在の経済状態のお話がありましたが、私は大分見解を異にするものであります。取敢えずこの法案には双手を挙げて賛成するものでありますが、同時に只今中川委員からお話の通り、私はむしろこの法案が遅れているのじやないか、もつと早く出して、もつと早く経済を常道に戻すべく政府が努力をして頂きたいというようなことを
○鎌田逸郎君 通産大臣にちよつとお尋ねしたい。この商品取引所法案が出ることは非常に経済界からも明るい感じがするのであります。先刻境野委員からも御質問がありましたが、綿花、綿糸、綿布というものはこの商品取引所の取扱の、これは重貸をなすとこう考えるけれども、現在はまだ級製品は統制になつておるので、これは遠からず統制が外れるというような見通しから、多分こういうふうにされたと思いますが、大体これの見通しはどんなふうに
○鎌田逸郎君 それでは只今小委員長が見えておりませんから、代理として御報告申上げます。 特別鉱害復旧臨時措置法案に関する小委員会の審議の経過並びに結果について御報告いたします。本小委員会は去る三月二十七日の通産委員会において成立いたしまして、翌二十八日直ちに第一回小委員会を開き、小委員長互選を行い、小委員長に玉置吉之丞君を選定いたしました。本法案に関しましては衆議院におきましても同樣の小委員会がありますので
○鎌田逸郎君 只今の動議は言葉が足りませなかつたが大体島委員の言われたことに変りはないのでありますからさよう御了承願います。
○鎌田逸郎君 特別鉱害復旧臨時措置法案の審査については当委員会として、一応政府の提案の審議を終つてから九州山口両地区の臨時視察を行い、その結果は放置できない問題であるということは、九州山口両地区の視察の結果一致した意見であります。併しながら徒らな困乱を防止するために、衆議院側の意見のまとまるのを待つことにして今日まで靜観して参つたのでありますが、衆議院側においては小委員会において各種の意見が出て難航
○鎌田逸郎君 それでは特別鉱害調査に対しまして、この度島委員、それから廣瀬委員、鎌田委員、三名現地に行きました調査の結果を御報告申上げます。 去る十二月十日正午近くに福岡県の折尾駅に到着いたしまして、官民多数の出迎えを受けてそのまま三菱化成黒崎工場に到りました。その場合には福岡県知事並びに福岡石炭局長並びに八幡市長、或いは被害者代表が参集されまして、つぶさにその説明並びに陳情を受けたのであります。
○鎌田逸郎君 自分ら産業人の考え方は、幸に産業人の最も先輩として現在稻垣通産大臣が出られた、こういうように本当に実情に精通をされた大臣が出られたこの機会に、日本の産業の今後行くべき進路というものを、今までの官僚統制とか、或いは官僚を主体にした無意義な罰則に縛られるというようなことじやなく、本当に日本の産業は自主的にいいものに改良して、おのずから研究をしながら、そうしてその改良進歩を図りたいというような
○鎌田逸郎君 これはこの前の国会で、自主的検査ということで、我々非常に結構なことだ、どうしても輸出業者みずから自分のものを検査し、輸出向のものを出すことが非常にいいということで、我々全面的に賛成したものであるが、今度改正される要点を見れば、何かそれが又逆戻りするような傾向にある。ただ業者から見た感じというものは、官庁の検査ということは非常にいいようなことであつて、ただ罰則に縛られて、どうも窮屈である
○鎌田逸郎君 そうすると、今度の資産再評価をした差益というものにも課税をされるということなるのですね。課税をするそういうことになるのですね。
○鎌田逸郎君 先刻御説明の中に、固定資産税があるというようなことをおつしやつていられましたが、私よく研究しておらないかも分りませんが、それはどれだけの税率でございますか。
○鎌田逸郎君 この機会にちよつと……。この帝国鉱業開発会社というのは、これは地下資源を開発するためには、相当の貢献をなした会社であつた。結果においては相当の赤字も出たかも知れませんが、日本の地下資源の開発には相当寄與したことは自分もよく承知しております。現在日本の期待するものは銅でもあり、又金ですが、この銅の補償を打ち切られた後において、非常に小さい業者は困つておる現場において工賃も支拂がてきないとか
○鎌田逸郎君 政務次官に伺いますが、今御説明のように非常に机上の案としてはいろいろ出て来る、併しながら今日の状態は実際の面に即応しなければいかんと思う。そこで日本のような地下資源が非常に貧弱な場合には、これを根本的に或る程度までは外国と比較して不利でも、こういうような助成をしてこれだけはやらしてやろう、要するに金鉱は百万分の十以下のものはどうとか、或いは鉄であれば五〇%以下のものでも必ずものにしてやろうとか
○鎌田逸郎君 この法案は戰時中の集中生産とか、こういうことを生産するにおいては日本の地下資源というものは、おやりになつている方も経験あるかどうか分らんが、私はまあ多少経験があるから申上げるのだが、果して石油とか鉄とか又銅でもそうですが、根本的に政府の今後の施策があられるのか、この点を一つ具体的に御説明下さるようにお願いします。
○鎌田逸郎君 長官にお伺いしたい。銅價格の補償を撤廃されるというようなことが本日の新聞紙上に見えるのですが、御承知の通り日本の銅鉱山は日本の鉱業として最も重要なる地位にあるのであつて、曾ては相当量輸出されておつたのであります。現在は銅鉱石は三%五くらいの品位の程度のものでなければ引合わん程度になつております。價格を全面的に訂正して頂くか、何かの方法を取らなければ銅鉱山の経営は成り立たないことを憂慮されるのですが
○鎌田逸郎君 自分はこの法案には賛成するものであります。大体この私的独占禁止法なんというものは、むしろ却つて現段階においてはもう一歩改正を要望したいものでありますけれども、いろいろの事情もあり、率直に行けないということは政府委員からもよく御説明で明らかでありますが、ただ現段階の経済から見て幾分とも進歩し、又今日の行努まつた経済から見て貢献するところがありやしないか、こういうふうに考えるものであります
○鎌田逸郎君 原案に賛成する者でありますが、ここに一つ價格調整公團の実際の仕事の面から見て、要するにものによつてはどの程度の調査が届いて、價格の調整をしておるか。一例を言えば要するに企業家の適正な利潤は、これは與えなければいかんですけれども、仮に一部の金属の銅のような一例を言えば、價格調整費があるために價格の調整をし得るものと、それから市販の屑の銅なんかを買入れて、それを精練をしたというような形体で
○鎌田逸郎君 政府委員に伺いますが、二十三年度までは補給金はあつたのですが、本年度は見通しがつかない。こういう御説明のようですが。そうですか。
○鎌田逸郎君 これを逆にお伺いしたいと思いますが、強い統制をしなければならんというものはどういうものであるか、まあ一般の輿論を総合すれば、主食、纖維製品であれば綿類乃至は鉄或いは石炭ということで、そのほかの物は統制を全部撤廃した方がいいじやないかという輿論が強い、お役所の方でこれを檢討する場合はあらゆる角度から見てこの統制を撤廃すれば、これはこういう影響があるとかいろいろなことが考えられる。そういうことを
○鎌田逸郎君 只今まで各委員から基礎的な御質問がありましたから省畧いたしますが、中川次官からお伺いしたいと思います。中川次官が先般お話の通り我々の同志といたしまして、この統制撤廃或いは統制の皆無ということを主張された方で、その後二度に亙つて政府次官に就任され、我々としては期待をしてお待ちしておつたわけなのでありますが、いろいろ御勉強のこととは存じますが、この運営に対して統制の必要でないものは統制をしないという
○鎌田逸郎君 只今議題となりました絹人絹織物の價格差益に関する請願に対する商業委員会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。請願の趣旨は、價格差益処理規則に基いて、新旧價格の五分の一を業者が保留することが認められておるが、この保留取得を許された分はいわゆる未確定利益であるから、これを未決算の仮受金として処理することを認め、五ケ年くらいに分割して利益に計上することを許すよう措置されたいというのであります
○鎌田逸郎君 重ねて伺いますが、大体そういう趣旨のことを、この法案の中に織込むことは希望するのでありますが、若しこれを織込むことが今次の段階で面倒であつたら、檢査の取締の細則か何かでそういうことはできますか。要するに自肅をさせると、こういす意味合ですね。
○鎌田逸郎君 重ねて伺いますが、要するに実際の問題につきまして、國営檢査一本でやつた場合には、業者それ自体が今までの慣例として、檢査さえパスすればよいのだと、こういう観念が相当大きいのではないかと、こう思うのであります。これを是正する、又自肅させるという何かの対策があれば、これをはつきり伺いたいと思います。
○鎌田逸郎君 それではお伺いしますが、大体これは相当の径路を経まして、一通り呑込むことはできまして、この法案の建前から言つて、自分としては非常に結構な案だとは私つております。要するに、今日の道義の廃頽した場合、自主的にみずから檢査をして、そうして優良品を出すのだというようなことから言つて、非常によいとは思いますけれども、現段階においては、日本の輸出品或いはそういうような商品の程度から見まして、これをただ
○鎌田逸郎君 石炭鉱業の実情はこれが……自分でも多少この鉱山に経驗のある結果から見まして、これは当然こうあるものだと信ずるのであります。よつて本法案に賛成する者であります。
○鎌田逸郎君 只今議題となりました請願第八百四号外二件につきまして、商業委員会における審議の経過並びに結果につきまして御報告いたします。 請願第八百四号は、布はく製品は品質、價格の点で消費者の希望に適合せず、又現在のように衣料品不足の時には、製品よりも生地のままの方が喜ばれるから、配給の迅速化を図る上からも、生地のままを配給する方式に改められたいというのであります。本件に対する政府当局の意見は、衣料品
○鎌田逸郎君 委員長に希望するのですが、これは日本の経済界に及ぼす影響が相当廣範囲に亘るのじやないか、こう思いますので、専門方面の証券業者が、或いはそういう方面の方に一層実際の実情を聞いて見たいものだと思います。一つ希望を申上げます。
○鎌田逸郎君 実際これからは財閥も解体して、この証券というものは全く大衆にこれを持つて貰わなければいかんと、こういうことも考えまするけれども、なかなかこの株券を持つということは、とても大衆の百姓なんか持とうたつて、関心を持つていない以上はこれは容易に一般に普及されないと、私はこう考えております。こういう点から考えまして、つまり今までの変名とか、或いは特殊の運用をしまして、そういう株の思惑をするというような
○鎌田逸郎君 このことはこういうふうにこれを考えてみたいと思いますが、証券民主化のために間接直接に配当する、こういうことのように見受けられますが、大体今までの株式或いはその他の状況を実際に見た場合には、実際の株主の名義ではなくして、変名を使う場合もあれば、それを或いは轉賣、或いはそういうような意味でやつておる者が相当あるやに見受けるのです。そういう場合におきましては、この小株主という者のつまり投資というものは
○理事(鎌田逸郎君) 左樣連絡して置きます。 それでは公正取引の確保に関する法律の適用除外等に関する法律案、先般これに対して政府委員の説明をお聽き願つたようですが、尚今日引続いて質疑應答がございますならば、お願いいたします。 各項目に亙つて政府委員から御説明があるそうですから、それではどうぞ……。
○理事(鎌田逸郎君) それではこれより委員会を開きます。 今日の委員会は、昭和二十二年法律第五十四号私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の適用除外等に関する法律案でありますが、これの質疑の前にちよつとお諮りしたいことがあります。 それは明十時から経済力集中排除法案について財政金融委員会、それから鉱工業委員会、並びに商業委員会の合同審査会が開会される予定になつております。これに対して予め御了承願
○鎌田逸郎君 何でも非常に安い價格で勿体ないということをそのとき聞いたものですから、來た連中が非常に爭奪戰で買漁つたということを聞いておるのですが……。
○鎌田逸郎君 聞くところによれば、交易営團の手持品、あれは非常に安い價格で、今度バイヤーが來て輸出を契約したということを聞いておりますが、それは事実でありますか。主に綿織物とか、そういうものらしいですが……。
○鎌田逸郎君 これは商業委員会の委員長から聞いた言葉ですから、よくお調べになつて下さい。はつきりして置いた方がいいと思います。
○鎌田逸郎君 今御説明があつたのに関連しておりますから、ちよつとお伺いして置きますが、他の方でちよつと聞いたことですが、調査員はなんでも四千五百円だと聞いております。それから待遇は大臣と次官の間と、こういうことを聞いておりますが、この点は両方喰い違つておるようでありますが、いかがでしようか。