1976-05-19 第77回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
○鎌田参考人 私が申し上げるまでもなく、ともかく核分裂によって放射能が出るということですね。その核分裂のエネルギーを利用して原子力発電が行われている。これは中学生あるいは高校生でも知っている原理でございます。こういう常識的な観点から言うならば、原爆もまた、核分裂で起こった、少なくともこの原理においては一致しております。また当然その結果、放射線が出てその影響を受けるということも事実であります。ただ問題
○鎌田参考人 私が申し上げるまでもなく、ともかく核分裂によって放射能が出るということですね。その核分裂のエネルギーを利用して原子力発電が行われている。これは中学生あるいは高校生でも知っている原理でございます。こういう常識的な観点から言うならば、原爆もまた、核分裂で起こった、少なくともこの原理においては一致しております。また当然その結果、放射線が出てその影響を受けるということも事実であります。ただ問題
○鎌田参考人 先ほどの平和利用の可能性の問題についても関連いたしますけれども、率直に申しまして、私が一緒にやっております被爆者市民の中には、もう核の平和利用も御免だという非常に強い意見もございます。これは否定できません。どんなことを言われようともう信用できないという非常に絶望的な意見がかなり強い。これは率直に申し上げておきます。しかし、これをただ単なる核アレルギーだと笑うわけにはいかないと思います。
○鎌田参考人 本日は、私どものために意見陳述の機会を与えていただきましたことを、心から御礼申し上げます。 私は、長崎県の有権者の一割を占める長崎県下の被爆者と、婦人、科学者、宗教家、教師等の文化関係者と、長崎の証言の会や、長崎県自然を守る会、環境を守る会など、市民組織傘下およそ十数万の各界県民を結集する原子力船「むつ」問題を考える長崎県民会議を代表いたしまして、政府や各党の議員の皆様に率直に私どもの