1948-07-04 第2回国会 衆議院 文化委員会 第21号
○鈴木(里)委員 この機会に観光小委員長といたしまして御報告申し上げます。詳細は文書に讓りまして、簡單に申し上げます。 第一回小委員会は去る六月二十二日に開催し、内閣官房次長有田喜一君を招致いたしまして、観光事業審議会案を檢討いたしましたが、われわれの意図するところとはよほど程遠い感じがいたしましたので、なおわれわれとしても研究いたしたく存じます。第二回、第三回、第四回はそれぞれ六月二十九日、七月一日及
○鈴木(里)委員 この機会に観光小委員長といたしまして御報告申し上げます。詳細は文書に讓りまして、簡單に申し上げます。 第一回小委員会は去る六月二十二日に開催し、内閣官房次長有田喜一君を招致いたしまして、観光事業審議会案を檢討いたしましたが、われわれの意図するところとはよほど程遠い感じがいたしましたので、なおわれわれとしても研究いたしたく存じます。第二回、第三回、第四回はそれぞれ六月二十九日、七月一日及
○鈴木(里)委員 去る六月二十五日、本委員会に付記された放送法案に関し、会期も余すところ幾日もないので、本法案について、政府はどういう考えをもつているか、また本法案は閉会中の審査を申し出るべきかどうかを決したい。
○鈴木(里)委員 大野君に代り紹介説明する。本請願の要旨は、現在映画館及び劇場は、映画が直接國民生活の必需品でないという理由で、その入場料を統制されているが、これは製作意欲を減退させ、優秀作品の製作を阻害する等、わが國の映画事業発展に大なる影響を及ぼすものである。ついては映画館並びに劇場入場料金の統制を撤廃されたいというのである。
○鈴木(里)委員 奈良縣の國宝並びに重要美術品の修理費及び維持費の財源として富くじを発行方の請願の要旨を説明いたします。御承知の通りこの請願の要旨は、奈良縣といたしまして、國庫にこの費用を要求しておるのでありまするけれども、ただいまの財政とにらみ合わせて、はなはだ微々たるものでありまするから、この際特にこの國宝並びに重要美術品の修理費及び維持費等の財源といたしまして、奈良縣に富くじを発行さしてくれという
○鈴木(里)委員 紹介請願者の山口君に代りまして、私からその要旨を申し上げたいと思います。本請願の要旨は、映画技術の一分野といたしまして、また観賞という技術面を最高度に発揮しなければならない映写技術者の資格審査が、從來のような單なるフイルム取扱のための防火のみの面の試驗方法では、とうて映画技術の向上は望めない。ついては官民合同の映写技術者認定試驗委員会を構成して、映画技術者免許制度を改革されたいというのであります
○鈴木(里)委員 まだ二、三請願が残つておるようでありますけれども、すでに本会議が始まつて三十分も経過しておりますから、本日はこの程度で散会されんことを望みます。
○鈴木(里)委員 文化勳章は單一級であるが、これを二級にわけ、段階ある制度にした方が妥当ではないですか。 また第五條には「賞金又は賞杯を授與することができる」とあるが、その賞金とはどのくらいの額か、またどのくらいの勳章に相当するのですか。 次に第五條第二項には、「授與すべき勳章を既に有するときは、賞杯を授與する」とあるが、賞杯の代りに位を一級ずつ上げてはいかがですか。
○鈴木(里)委員 ただいま佐藤委員のお話によりまして、あえて固執しないというお話でありますから、わが衆議院の文化委員会といたしましては「勤労」という字を削除していただきたいと思います。
○鈴木(里)委員 ただいま佐藤委員から御発言がございましたが、この勤労感謝の日であります。そもそも衆議院案といたしましては、勤労感謝の日という十一月二十三日は、新穀祭、新穀に対する感謝の日ということが原案であつたのであります。それが感謝の日になりまして、はからずも六月十五日の衆参合同打合会におきまして、私はおりませんでしたが、勤労という字を羽仁君の動議によつてつけたというお話であります。私といたしましては
○鈴木(里)委員 ただいま委員長からの、本祝祭日の点についての審議の経過並びに本日これを試案としてまとめたいということについては、わが党におきましても全然賛成であります。しかしながらこれにつきまして私どもといたしましては「國民の日」ということを、單に「祝日」と訂正いたしたいのであります。もう一つは名称におきまして「勤労感謝の日」の、「勤労」をとりまして、單に「感激の日」とする。この二つの箇所を訂正いたしまして
○鈴木(里)委員 文部大臣にもよくその実情を視察していただけば、十分御了解がいくのであり、右請願は早急に採択の上、その御処置を当局にお願いいたしたいと思います。
○鈴木(里)委員 再び取返すことのできない重要なものであるから、現実の問題として具体策をとつていただきたいのであります。
○鈴木(里)委員 私が紹介議員の中に名を連ねておりますから、簡単に御説明いたします。 本請願人は、東京中野區野方町二ノ一四〇九、美術團體懇談會代表田村一男君でありまして、その要旨とするところは、美術振興奨勵のためい、展覧會入場税の十割課税を廢止してもらいたいというのでありまして、決して営利を目的とするものでないことは明らかであります。文化国家建設を国是とする以上かような問題はぜひ取り上げていただきたいと
○鈴木(里)委員 伊藤政府委員に、本委員會に陳情に参つておる一、二の點を簡單に伺いたいのでありますが、こういうことがあるのです。これはどうしたものでございましようか。實は昨年の十二月ごろに地方長官の映畫館建築の許可をとつてあつたが、本年の一月に政令が出たために中止になつた。こういう政令が出なければ、二月一ぱいに完成しておつた。ところが政令が出たために正直にそれを中止した。しかしいまさら本組から一切合財完備
○鈴木(里)委員 ちよつとお伺いしますが、戰時中各觀光地において、ホテルあるいはこれに類する比較的廣大な建物が、軍のために買収されて、今日そのまま放任されてゐるものが、私の知つておる限りにおいて、私の選擧區にもすでに二つございます。そこで當局に向つてこれを元へもとしてくれるように懇談をしておるのでありますが、今もつてそれが解決しないようであります。私の想像するところによれば、かような類のものが、全國
○鈴木(里)委員 ただいま文部大臣竝びに政府委員の方から、私に對する御答辯がありましたが、初め文部大臣のお聲が小さいために、ちよつと聽き取れない箇所がありまして、あるいは私が聽き違いかもしれませんが、第一の私の質問に對しまして、私と見解を異にしておるように承りました。と言うのは、天才ならば放つておいても伸びるんじやないかというような御意見のように承りましたが、それはその通りではございますけれども、實際問題
○鈴木(里)委員 私は文部大臣に美術專門教育の機關について、第一にお伺いしたいと思います。わが國における美術專門教育の機關といたしましては、東京美術學校、それから京都の美術工藝學校、絵畫專門學校等がおもなるものでありまして、そのほかにあるいは東京の芝浦の高等工藝學校等もありますが、これは專門的なものではないと私は考えております。そうして私立といたしましては、東京に帝國美術學校、あるいは日本美術學校のごときものがあり
○鈴木(里)委員 ただいま趣意書を聞きました、平和の金樓建立助成の請願に關する件でありますが、ただ朗讀だけでは、主意が奈邊にあるかに苦しむのでありますから、次會におきまして、紹介議員松谷天光光君の御出席を求めまして、よく質疑應答の結果、採否の態度をきめたいと思いますから、次會まで本案は留保されんことを切望いたします。
○鈴木(里)委員 古美術、國寶竝びに重要美術の海外流出防止の點につきまして、ただいま文部政務次官から、法律を改正するとかいうようなお話があつて、これも結構なことと存じますが、私はいかに法律を改正いたしましても、海外流出というようなことは、法律によつては防止できないと考えるのであります。手つとり早い話が、今日戰災あるいは凋落した所有者、あるいは財産税によつてこれを納めた品物というようなものを保護するためには
○鈴木(里)委員 觀光事業の最も大切な文化の紹介でありますが、この文化の中の美術の面であります。觀光者がまず第一につえをひきたいところは、博物館、美術館であります。わが國には、さいわいにして古美術の陳列をしておる、博物館は、國立博物館と奈良の博物館がございますけれども、近代美術館に至つては、悲しいかな、一つもないというような現状であります。世界の文化國と稱せられる國家で、近代美術館をもつておらない國
○鈴木(里)委員 私が前囘の委員會におきまして五項目にわたつて質問をいたしましたところ、前の四項目については關係各省の方々から御答辯ヲ得たのであります。そうして最後の國際一大歡樂場建設についての答辯は、厚生省の方がならなかつたために、次囘に讓るというような委員長のお話でございました。そこでただいま竹尾君が私に代わつて答辯を促したのでありますが、竹尾君の質問そのものも、私の質問の内容と違つておりますので
○鈴木(里)委員 先刻から各省係官からいろいろの説明を伺いましたが、概して抽象論に過ぎ、また机上プラン、まあ一口にいえば、夏期大學のような感じがすることは、はなはだ遺憾に思うのであります。私は實際問題として觀光問題について二、三質問申し上げたいのでありますが、今日の段階におきましては、觀光問題としましては、まず第一に主眼を外客誘致、第二義的に國内人というように重點を置かなければならないと考えます。すなわち