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296件の議事録が該当しました。

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1947-08-20 第1回国会 参議院 司法委員会 第16号

國務大臣鈴木義男君) 只今上程されました裁判所予備金に関する法律案につきまして、提案理由を申上げます。  裁判所法におきましては、裁判所経費について規定を設けまして、これを独立して國の予算に計上いたし、その経費中には、予備金を設けるべき旨を定めておるのであります。從いまして、その予備金の管理につきまして定めをいたす必要があるのでありまして、ここにこの法律案を提出いたす次第であります。即ち國会

鈴木義男

1947-08-20 第1回国会 参議院 司法委員会 第16号

國務大臣鈴木義男君) 只今上程裁判官及びその他の裁判所職員の分限に関する法律案について提案理由を御説明いたします。  御承知通り日本國憲法においては、裁判官の身分の保障に関し、その第七十八條におい裁判官が心身の故障のために職務を執ることができない場合においても裁判によつてその認定がなされなければ罷免ができない旨及び裁判官懲戒処分は、行政機関がこれを行うことができない旨を規定しているのであります

鈴木義男

1947-08-20 第1回国会 参議院 司法委員会 第16号

國務大臣鈴木義男君) 只今齋委員の御質問は誠に適切な御質問でありまして、この二百三十條の二の第三項につきましては可なり愼重に審議いたしまして立案いたしたのでありまして、時間的にも非常に長い時間をかけたびたび会合して審議を凝らし、賛成、反対、あらゆる意見を拜聽いたしました結果、我が國を明朗な民主國にして行くためには、或る段階における若干の犠牲はこれを忍ばなければなるまいということで遂に最後にこういう

鈴木義男

1947-08-18 第1回国会 衆議院 司法委員会 第23号

鈴木國務大臣 氏という言葉に對して、加藤議員が指摘せられるような一つにおいと申しますか、傳統的なものがあつてちようどわれわれの名前を大臣と呼んでいるのが確かに封建的なにおいが強くておもしろくないという議論があるのはもつともだと思います。適當言葉を發見するまで、しばらく借用しているわけであります。夫または妻の氏を稱するということを姓を稱するといたしてもよろしいわけでありますが、この點については

鈴木義男

1947-08-18 第1回国会 衆議院 司法委員会 第23号

鈴木國務大臣 家族制度存廢と絡みまして、この扶養家族の問題は非常に重大な問題であります。大體におい加藤議員のお考えと同じような考えをもつておるのでありまするが、もちろん臨時法制調査會においても、このことが問題になりまして、いかにすべきかということが起りましたときに、扶養範圍等をきめることは、次の立法に讓りまして、いきなりこれを廢止してしまうというのも行き過ぎだから、少くとも道徳的な要求として

鈴木義男

1947-08-18 第1回国会 衆議院 司法委員会 第23号

鈴木國務大臣 ただいま非常に重大な御質問がありまして、その一部は提案の際お答えをいたしておいたつもりでありますが、問題が大切でありますから、重ねて申し上げることにいたしたいと思います。おそらく諸種法律改正のうちで、民法改正が最も重要な意味をもつておると申しても過言ではないと信ずるのであります。從いまして、民法改正の仕事は、非常に重大な關心をもちまして、できるだけ廣くあらゆる方面輿論をとり、殊

鈴木義男

1947-08-16 第1回国会 参議院 司法委員会小委員会 第2号

國務大臣鈴木義男君) 一般的と申したかどうかちよつと忘れましたが、客觀的にというつもりなのであります。私の氣持では、要するに問題となりました場合に、結局裁判によつて裁判官の御認定に俟つ外はないと思いますが、この程度の根據があれば、犯罪ありと疑われても止むを得ないという條件がありますれば、いわゆる根據ある場合、人違いとか、單なる流言に惑わされて檢擧に著手したというようなことは、客觀的根據ありと言

鈴木義男

1947-08-16 第1回国会 参議院 司法委員会小委員会 第2号

國務大臣鈴木義男君) 可なり鬼丸委員の御質問はデリケートな問題でありまして、私共はできるだけ國民權利侵害に對して、精神的に物質的に損害賠償するということを希望いたしておるのでありまして、さればこそこの種の法律提案いたしたのでありまするから、御質問のような場合も、いわゆる寃罪者賠償法刑事訴訟法改正いたしまする際に、詳密に研究をいたしまして規定をいたしたいと、こう存ずるのであります。

鈴木義男

1947-08-16 第1回国会 参議院 司法委員会小委員会 第2号

國務大臣鈴木義男君) 違法と申しますのは、加害行爲違法性を有しなければならないということを意味するのでありまして、その點は政府委員からしばしば御説明申上げました現行民法と同じ趣旨であると御了解を願いたいのであります。ただ民法權利侵害という言葉で表現しておりまするが、權利侵害というだけでは、特定な權利の侵害を伴わない加害行爲がありました場合に、被害者を救濟するのに十分でないという、從來學者の指摘

鈴木義男

1947-08-13 第1回国会 参議院 司法委員会 第13号

國務大臣鈴木義男君) 非常に重要な御質問でありまして、私はその点については、前に刑務行政上について、行刑のことについて從來下積みになつてつたという事実も率直に認め、できるだけ今度はこれを平行線まで持ち上げて來るということを努力するつもりであるということを誓いましたつもりでありまするが、今日重ねてそのことを繰り返して置きたいと思うのであります。お説の通り檢察裁判も大切でありまするが、これを実を

鈴木義男

1947-08-13 第1回国会 参議院 司法委員会 第13号

國務大臣鈴木義男君) 特に御答弁申上げる必要はなく、御希望は喜んで承つて置きます。尚立法行政とのデリケートな関係は、議論を始めると切りがなく展開すると思います。よく松村委員の仰せられることは私も承知いたしておるつもりでありまして、さればこそ、例えば民法、刑法、刑事、民事のような裁判をするために必要な法律は、やはりこれを行なつておる人に聞くことが一番正しい道であると考えまするが故に、裁判官から多数

鈴木義男

1947-08-13 第1回国会 参議院 司法委員会 第13号

國務大臣鈴木義男君) 只今鬼丸委員並松村委員から非常に熱心にして有益なる御質問がありまして、幾多の点において私といたしましては共鳴をし、敬意を表するのであります。  先ず第一に、今日司法官待遇が甚だ菲薄であるということは、鬼丸委員のお言葉通りでありまして、恐らく明治以來ずつと司法官が、……檢察官をも含めまして申すのでありますが、菲薄なる待遇を受けておつたということは否定できない事実であるのであります

鈴木義男

1947-08-12 第1回国会 衆議院 司法委員会 第19号

鈴木國務大臣 「神聖ニシテ侵スヘカラス」ということも、解釋がいろいろありますが、通常の解釋によれば、法律上無責任であるということに相なるのでありますが、進んでは、天皇は神である。私どもの學んだ憲法學説においてすら、天皇は神であるがゆえに、神聖にして侵すべからざるものであるというふうにすら説明されたことがあるのでありまして、そういうことは、いわゆる民主主義の原理に合わず、また新憲法精神に副わないというところから

鈴木義男

1947-08-12 第1回国会 衆議院 司法委員会 第19号

鈴木國務大臣 その問題は憲法改正の際にも繰返された問題でありますが、天皇象徴であられるということは、憲法上必要な範圍内においてでありまして、また自然人とせられましては、われわれと同じように國民の一人であらせられる。從つていろいろ私どもと同じような法律上のお地位にお立ちになることもあり得る、こういうふうに解しております。

鈴木義男

1947-08-12 第1回国会 衆議院 司法委員会 第19号

鈴木國務大臣 どういうふうにと抑せられると、質問の趣意がよくわかりませんが、國の象徴として、また國民統合象徴として考えておると申し上げるほかはないのであります。その意味はどういう意味でであるかといえば、人によつて見解を異にするかもしれませんが、私は主としてこれを道義的な意味における象徴、そう考えております。

鈴木義男

1947-07-30 第1回国会 参議院 司法委員会 第6号

國務大臣鈴木義男君) お答をいたします。どういうところから間違つて傳えられたのか存じませんが、司法省を改廃するというようなことが傳えらまして、大分いろいろな議論がそれから捲き起りまして、私ども十分申上げることを注意いたしておつたのでありますが、それでも一つ仮定論に立つて揣摩臆測を逞ましうするという人々が多かつたために、いろいろなことが傳えられまして甚だ遺憾に存じているのであります。司法省機構

鈴木義男

1947-07-30 第1回国会 参議院 司法委員会 第6号

國務大臣鈴木義男君) お答えをいたします。只今鬼丸委員から誠に適切なる御質問がありまして、誠に感銘をいたしたのであります。不良少年の激増ということは、隠れもない事実でありまして、お言葉通り、全くそれらの人々責任のない無謀なる戰爭のために、これら前途有爲の青少年が一つの自暴自棄に陷り、或いは適当なる指導者を失いましたために、日に日に不良化しつつあることは誠に痛心に堪えないのであります。我々の周囲

鈴木義男

1947-07-30 第1回国会 参議院 司法委員会 第6号

國務大臣鈴木義男君) 民法の一部を改正する法律案について、提案理由を御説明申上げます。  日本國憲法は、その第十三條及び第十四條で、すべて國民は、個人として尊重せられ、法の下に平等であつて、性別その他により経済的又は社会的関係において差別されないことを明らかにし、その第二十四條では、婚姻は両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない

鈴木義男

1947-07-30 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第3号

鈴木國務大臣 これは本件を調べますときに、檢事が一千トンははたして全糖連に引渡されたのであるかどうかということを取調べまして、全糖連靜岡縣廳等照會をした結果確かにそういうことがあつたといふ囘答を得て、その點は解決しておるわけであります。これから先き犯罪檢擧ならば司法省としていかようにもいたしますが、これは合法的に配給されたというのでありますから、靜岡縣廳、全糖連等について委員會から直接に資料を

鈴木義男

1947-07-30 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第3号

鈴木國務大臣 前囘この委員会におきまして本多委員から砂糖の行方について詳細な數字的説明を求められましたので、直ちに靜岡地方檢察廳檢事正井上馨に命じまして取寄せましたから、ここに御報告を申し上げます。この砂糖靜岡檢察廳において取調べましたところによりますと、戰時中東洋醸造株式會社原料砂糖會社の二號、三號、四號、河野、石藏の五つの倉庫を使用保管していたものでありまして、昭和二十年八月終戰の時に

鈴木義男

1947-07-28 第1回国会 衆議院 司法委員会 第6号

鈴木國務大臣 亡國罪という犯罪構成要件を論ずるのは非常にむずかしいと思ふのでありますが、御趣旨はよくわかるのでありまして、何らかの形でそういうふうな制裁をひとつ樹立してみたいという氣持はもつております。そこで今の東條大将がかりにあそこで釋放されるというお話は少し假定論がすぎると思いますが、もしそういうことがあつたといたしましても、直ちに亡國罪という今規定なき罪名をもつてやるわけにはまいりませんが

鈴木義男

1947-07-28 第1回国会 衆議院 司法委員会 第6号

鈴木國務大臣 憲法第十七條の公務員不法行為によつて損害を與えた場合には、國家損害賠償責任があるということは、御説のごとき場合に本來適用せらるべきものと考えます、但し實際故意または過失によつてわれわれが政治をやつて損害を与えたということが、はたして立證し得るかということになると非常にむずかしいのである。實際問題としてそういう適用をすることがまず非常に困難ではないか。しかし明らかに立證できる戰爭犯罪人

鈴木義男

1947-07-28 第1回国会 衆議院 司法委員会 第6号

鈴木国務大臣 ただいま非常に重要な、問題について御質問がありまして、深く感銘いたした次第であります。法律論道議論、いろいろまざつてつたように存ずるのでありまするが、従來も小黨は罰せられて大黨は罰せられず、國を滅ぼす者は罰せられないということが歴史上においてもあつたことは御同感でありまして、人類の知識が發達し、同時に法制が備わるに従つて、そういう者も嚴然たる處罰を受けなければならないということは

鈴木義男

1947-07-28 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第2号

鈴木國務大臣 從來の例によりますと、すでに公判にかかつた以上は發表して差支えないのであります。また重大であれば發表することを爵せないのでありますが、ほんの小物でありまして、また公判濟むまでは有罪無罪が決定しないのでありますから、なるたけは全貌を明らかにしない方が御本人のためであろうという老婆心から、申さなかつただけでありまして、皆さんの疑惑を深めるようでは遺憾でありますから、特にここで申し上げておきますが

鈴木義男

1947-07-28 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第2号

鈴木國務大臣 お答えいたします。先日司法委員會における花村委員の御質問は、七月十九日附かの讀賣新聞であつたかと記憶いたしますが、この新聞にこういうことが出ておる。すなわち西尾官房長官談として、私が西尾官房長官内閣の代理人として、世耕代議士を告訴することにいたしたというふうに出ておるが、その通り間違いないかというお尋ねであつたのであります。そこで私は、この新聞記事については、自分は西尾官房長官と相談

鈴木義男

1947-07-28 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第2号

鈴木國務大臣 石田君の御質問お答えいたします前に、政府として隱退藏物資、現内閣遊休物資という言葉を使うことにいたしておりますが、それに對する態度を一言いたしておきたいと思います。  今までは適法、不適法というようなことが問題にされておりまして、行つてみて物はあつたが、適法なものであるからそのままにしたということが多かつたのでありますが、政府適法、不適法を問わず、遊んでおる物資がありましたならば

鈴木義男

1947-07-26 第1回国会 衆議院 司法委員会 第5号

鈴木國務大臣 ごもつともの御意見でありまして、財政上の見地から節約し得るべきものはまず十分考えなければなりませんが、これはかりに多くを期待し得ないといたしましても、範を示す意味においてやらなければならぬということは考えております。しかしそれよりは國家機構の上において、眞に國家のためによい制度を樹立するということが、司法のごとき制度に関しては一番考えなければならぬことと存じております。そういう点においてはいわゆる

鈴木義男

1947-07-26 第1回国会 衆議院 司法委員会 第5号

鈴木國務大臣 ただいま花村君の御質問趣旨は非常に理由のある御質問でありまして、從來裁判権が完全に司法省から分離いたしました後は、司法省というものは必要がなくなるのではないかという議論も聞えておるのであります。また理論上からそういう議論が成立し得ることも十分考えられるのであります。ただ、ただいま実際問題として檢察廰というものを司法省からまた分離して、これを独立のものにすることがよいか、檢察についてもすでに

鈴木義男

1947-07-26 第1回国会 衆議院 司法委員会 第5号

鈴木國務大臣 お答えをいたします。実はこの健全財政の建前を堅持し、同時に進んでインフレの克服をいたしまするために、國家全体の行政面について整理の必要があるのではないかということは問題となつておるのであります。他の方面のことはしばらくおきまして、司法省の問題といたしますれば、もしこれに参加し得るならば、でき得るだけ精密に調査をして冗費を省き、できるだけ行政整理をしなければならないと考えておるのでありまするが

鈴木義男

1947-07-25 第1回国会 参議院 司法委員会 第3号

國務大臣鈴木義男君) 最高裁判所判事選挙につきましては、極めて明朗に且つ民主的にいたしたいという考を以ちまして、御承知のごとき方法で選挙を行つたわけであります。然るに最後段階におきまして、ある数名の判事が数名の判事を告訴するというような誠に不祥の事件が起りましたことは、司法部といたしまして深く遺憾に存ずるところであります。併し私の調査いたしました限りにおきましては、只今檢察当局が調べておりまして

鈴木義男

1947-07-25 第1回国会 参議院 司法委員会 第3号

國務大臣鈴木義男君) 御答をいたします。いずれもお言葉は御尤もと存じまして、私共はその御趣旨におい賛成であります。殊に今までの内閣隠退藏物資と申しまして、不適法に獲得せられたる物資だけに着眼して、これを摘発することに主力を注いだように見受けるのでありますが、只今政府適法と不適法とを問わず、すべて遊休物資とこれを名づけまして、存在する物資は摘発をいたしまして、正当のルートに上すことを決意いたしております

鈴木義男

1947-07-25 第1回国会 参議院 司法委員会 第3号

國務大臣鈴木義男君) お答をいたします。世耕情報に関する問題というのは、世上多少人によつていろいろに取扱つておるようでありまするが、少くとも、衆議院議員であられまする世耕氏の御主張による、いわゆる隠匿物資、退藏物資の問題というものは、世耕氏の信念によれば、五百億円以上の物資が本國内に尚隠退藏されておる、故にそれを摘発すべきであるという御主張のように承つておるのであります。そういう物資がありまするならば

鈴木義男

1947-07-12 第1回国会 衆議院 司法委員会 第3号

鈴木国務大臣 御承知のように、大体政令できめたものを踏襲いたしたわけでありますが、政令できめますときには、警察署を標準にした行政区画に基いてつくつたのであります。従つて早急に下級裁判所を設置するとすれば、結局警察署を中心にした行政区画に著眼するほかなかつたという状況でありまして、合理的に人口、行政区域、都市と村落の関係等を勘案いたしまして、十分に納得のいくような管轄区域を定めまするのには、相当慎重

鈴木義男

1947-07-12 第1回国会 衆議院 司法委員会 第3号

鈴木国務大臣 ただいま鍛冶委員の御意見はごもつともでありまするが、この問題は憲法審議の際に問題となり、一応盡されておるように考えるのでありまして、また先日本会議におい綱島議員質問に対して、政府の公式の答弁といたしまして、片山総理大臣からお答えをいたしておるのであります。政府見解はそれで答弁されたものと解しておるのであります。簡単に要約して申し上げますれば、わが新憲法アメリカ式の純然たる三権分立

鈴木義男

1947-07-12 第1回国会 衆議院 本会議 第16号

國務大臣鈴木義男君)(続) 簡易裁判所の設置は、國民権利に重大な関係があることでありまするから、でき得るだけ現地の輿論要求等も取入れたいと存じまして、議会が開会になりました後も、できるだけ陳情等を受けつけるようにいたしておりましたために、印刷に著手することが多少遅れたのであります。しかし、印刷思つたよりもよけい日にちを要しまして、十余日を費して——非常に細かい表を必要とするものでありまするから

鈴木義男

1947-07-10 第1回国会 参議院 司法委員会 第2号

國務大臣鈴木義男君) お答えいたします。從來司法職員判檢事を入れまして、非常に待遇菲薄であつたことはお言葉通りであります。ところが幸にまあ給與審議会というようなものが、司法職員につきはしても、下級職員につきましては他の官署と同格に扱うようになつて参つたのであります。ところが司法職員に関しては、判檢事は勿論でありますが、同格に扱われても実は諸種の事情によつて十分でないのであります。司法職員

鈴木義男

1947-07-10 第1回国会 参議院 司法委員会 第2号

國務大臣鈴木義男君) 昭和二十二年法律第六十三号、下級裁判所設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案につきまして御説明申上げます。この法律は、裁判所法第二條第二項の規定に基き、先頃の第九十二回帝國議会に提出せられ、両院を通過成立して、去る五月三日新憲法と同時に施行せられたのでありますが、この法律制度の際は、簡易裁判所設立及び管轄区域につきましては、その数が多く、且つ直接社会の治安に

鈴木義男

1947-07-09 第1回国会 衆議院 司法委員会 第2号

鈴木國務大臣 ただいま上程國家賠償法案について提案理由を説明いたします。  日本國憲法は、その第十七條において、「何人も、公務員不法行為により、損害を受けたときは、法律の定めるところにより、國又は公共團体に、その賠償を求めることができる。」と規定しております。しかるに從來現行民法の解釈として、民法不法行為に関する規定は、國又は公共團体の公権力の行使による損害には適用がないものとされていましたので

鈴木義男

1947-07-05 第1回国会 参議院 本会議 第12号

國務大臣鈴木義男君) 羽仁君の御質問戰爭責任の問題は、総理大臣からお答えをいたすべき事項でありまするが、欠席いたしておりまするから、便宜私からお答えをいたします。戰爭責任を糺弾いたしまして、戰爭責任者を追放いたしますることは、我が國の精神的武装解除でありまして、平和会議に臨む絶対的前提條件であるのであります。このことは現内閣成立の当初におきまして、関係方面からも嚴粛な申入れがあつたのであります

鈴木義男