2013-05-16 第183回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第5号
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 形式的なミスだと私の口から申し上げたことはないと思います。 私、今先生御指摘の、安全委員会の経験は、事故のことを考えればもともと意味がないといいますか、御指摘ございましたが、一つ申し上げたかったことは、原子力安全には実体的安全性と手続的安全性があるということを常日ごろから感じ、また指摘してきました。この事故は、その実体的安全性がまさに崩壊したわけでございます。
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 形式的なミスだと私の口から申し上げたことはないと思います。 私、今先生御指摘の、安全委員会の経験は、事故のことを考えればもともと意味がないといいますか、御指摘ございましたが、一つ申し上げたかったことは、原子力安全には実体的安全性と手続的安全性があるということを常日ごろから感じ、また指摘してきました。この事故は、その実体的安全性がまさに崩壊したわけでございます。
○鈴木参考人 安全文化の劣化といいますか、その不十分な点の御指摘、これは、実は私、機構の理事長に就任するまで、原子力安全委員会というところに九年間おりました。その中でも、「もんじゅ」についてはいろいろな事象が発生し、原子力安全委員会としては、安全文化の徹底、安全意識の醸成等、そういうことの必要性を数次にわたって指摘したことがございます。 したがいまして、私としては、理事長をお引き受けするに当たりまして
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 まず最初に、国を挙げて、福島第一事故以降、原子力安全に係る信頼回復に取り組んでいるところ、このような事態を招き、大変申しわけなく、深くおわび申し上げます。 先生御指摘の、昨日、原子力規制委員会において示されました評価結果及びその場での各委員の御意見につきましては、私ども機構としては、これを極めて深刻に受けとめ、猛省しているところでございます。 当機構におきましては
○参考人(鈴木篤之君) お答え申し上げます。 ただいま文科大臣から御答弁いただいた内容と重複いたしますが、まず、昨年の十二月の十二日、これ、制御棒には何種類かございまして、全部で十九本ございます。そのうちの六本は後備炉停止系と呼んでいまして、専ら原子炉を止めるために用意されている制御棒でございます。そのうちの一つが、理由は分からなかったんですが、動かなくなったと。これは点検中でございますので、私どもは
○参考人(鈴木篤之君) それで正しいと思います。 先生まだ御覧になっていらっしゃらないかもしれませんが、この建物は大変大きな建物でございまして、非常に大きな大きな部屋を、空調といいまして、その中の空気の濃度、空気を管理しなきゃいけないということもあり、そのために大変電力を使うという、そういう設備でございます。これは、もうこういう設備は使わないと、せっかく造った、建てたけれども、これを壊すというようなことがもし
○参考人(鈴木篤之君) お答え申し上げます。 先生御指摘のように、できるだけ早くその中断をし、八百三十億円もの建設費を浪費するというようなことがないようにすべきだったかも、今からいたしますとすることになるかもしれませんが、私が理解しているところでは、先生今お話がございましたように、平成五年にこのプロジェクトが正式に認められまして、それ以降、建設を開始することになって進めておりました。 このような
○参考人(鈴木篤之君) お答え申し上げます。 人件費につきましては、元々、法人全体の人件費を幾らにするかということでその予算を組ませていただいて、毎年、予算要求をさせていただき、そういう形で予算が組まれておりまして、事業プロジェクトごとにはその人件費というのを特定して算出しておりませんでした。また、今でもそうであります。 それから、固定資産税等を含む租税公課につきましては、これも予算上、全体の運営
○参考人(鈴木篤之君) 私、ハートランドは除染作業中には行っておりますが、その状態になってからはまだ行っておりません。ただ、そういうふうに除去したものを仮に置いてあるところについてはほかにもございまして、私自身、これをこのままの状態ではなく、もっと適切な形にできるだけ早くしていただけたら有り難いと、その方法は我々はあると、このように思っております。
○参考人(鈴木篤之君) この人件費と申しますのは、機構の職員の人件費ではございませんで、この委託事業を遂行するに当たって、特に現地等で協力してもらう外部からの協力者の人件費でございます。
○参考人(鈴木篤之君) お答え申し上げます。 実際、契約額は、当初、九月三十日契約時でございますが、総額は約百一億円でございます。再委託は、除染のモデル実証事業で約八十一億円、除染の技術実証事業で約七億円、除染計画策定のための無人ヘリや車両によるモニタリング等で約八億円、その差は約五億円でございます。五億円の内訳は、人件費で約二億円、旅費等で約二億円、一般管理費で約一億円でございます。
○参考人(鈴木篤之君) ありがとうございます。 私、先ほど久住現原子力安全委員のお話の中にもありましたが、昼食を食べながら意見交換をすると、保安院との間でという、そういう場が何回かあったことは私も記憶しておりますが、その二〇〇六年の五月の二十四日でしょうか、その会合の内容は、大変申し訳ないんですが、私、余り記憶しておりません、そのときにどういう内容の議論があったか。 ただ、一般的に、先生お尋ねの
○参考人(鈴木篤之君) 私どもは、これまでの経験等を通じて、環境省が新たに企画され、進められようとしている事業についてもできる限りの協力はさせていただくということで、実際、人を派遣したり、そういう形で協力させていただいております。 ありがとうございました。
○参考人(鈴木篤之君) どうもありがとうございます。お答え申し上げます。 お答え申し上げる前に一言ちょっと申し上げたいのは、私ども、当初、内閣府、現在は環境省からお仕事を私どもの方に委託して事業を進めさせていただいてきましたが、あるいは今でもやっておりますが、それを進めるに当たりましては、地元の自治体、住民の方々の御理解がどうしても必要だったわけでございます。そういう中で、大変地元の皆様方が御理解
○鈴木参考人 先生、ありがとうございます。 機構に対して大変いろいろな御期待をいただいているようでございますが、私ども、力不足でなかなかそれにおこたえできていないということを申しわけなく思っております。 第一点目の汚泥等の問題でございますが、これにつきましては、やはり、大きな、深刻な問題にできるだけならないうちに対策を打つことが大事だと思っております。 私どもとしては、汚泥に限りませんが、それなりに
○鈴木参考人 先生、どうも御質問ありがとうございました。 放射線に係る教育が取り入れられるようになったことについての考えはどうかというお尋ねでございました。 私も、放射線について学校教育の中でより積極的に取り入れられるようになっているということについて大変ありがたいと思っております。 と申しますのは、放射線といいますと、通常は、俗にアルファ線、ベータ線、ガンマ線という三つの放射線がよく言われるわけですが
○鈴木参考人 日本原子力研究開発機構の鈴木でございます。本日は、お招きいただきましてまことにありがとうございます。よろしくお願い申し上げます。 最初に、福島第一原子力発電所の事故によりまして、国民の多くの方々、特に、そのために避難を余儀なくされて大変な御心労、御迷惑をおかけしていることにつきまして、私自身、長年原子力に携わっておりました者の一人として、心からおわび申し上げますとともに、お見舞いを申
○参考人(鈴木篤之君) お答え申し上げます。 なぜ起きたかでございますが、これは炉内中継装置という、先生おっしゃるように、三・三トンもある重量物なんですが、これをつかみに行くその装置の方がちょっと曲がっていたということでありまして、そのために十分つかみ切れない状態で引き上げようとして、それで途中で落下してしまったということでございます。 そのような理由でございまして、その結果として炉内中継装置が
○参考人(鈴木篤之君) お答え申し上げます。 ただいま先生御指摘の点は、私も機構におりまして大変申し訳ないと思っております。やはり、もっとその事象が発生してから早くこれをしかるべき機関に連絡し、国民にお知らせするという、こういうことについて職員がもっと敏感に真剣に取り組んでもらわなきゃ困ると思っております。 先生お尋ねのなぜかということでございますが、これは私、機構に参りましてからその都度いろんな
○参考人(鈴木篤之君) お答え申し上げます。 先生が今おっしゃいました運転開始というのは、一九九四年の六月に臨界にしてからやるという、そういうことでございますと、私ども記録を見ますと、全部で原子炉をそういう意味で運転をしている時間は五千三百時間四十五分ということでございます。 ただ、先生御承知のように、「もんじゅ」は今運転段階にはございません。建設段階でございます。したがって、「もんじゅ」はいろいろ
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 先生がおっしゃる中で、まず、全電源喪失に対します考え方は、先ほど申し上げましたように、自然冷却で炉心の冷却を確保するということでありまして、その場合には、いわゆる動的機器は必要としないということでございます。これは「もんじゅ」の一つの特徴でありまして、全電源喪失に対する安全確保は、「もんじゅ」の場合はそのような考え方が成り立つし、それでいいのではないかと私は思っております
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 先生おっしゃるように、基本的には、コンピューター解析等でそこを確かめているわけでございますが、ただ、今回の事象も踏まえまして、私としては、やはり実際、実機で確認する作業をこれから確実にやっていくということが大事だと考えておりまして、そのために必要な改造を、今現在、規制行政庁に提出し、そのような方向で検討させていただいております。
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 先生も御存じかと思いますが、「もんじゅ」の場合は、原子炉の炉心と、中間熱交換器及びその後の二次系の冷却、この装置の配置を工夫いたしまして、電源等が確保されない場合は自然冷却で炉心の冷却を確保するということが設計思想になっておりまして、そのようになっております。基本的には、そのような考え方がナトリウム冷却の高速炉の場合は非常に重要だ、そのように考えております。
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 私ども機構といたしましては、福島事故に係る状況認識につきましては、ただいま先生のおっしゃったとおりでございまして、原子力開発機構は我が国唯一の原子力にかかわる総合的な研究開発機関と位置づけられておりますので、私どもとしては、その置かれている立場をよく認識し、この事故の収束、及び、その事故によって周辺の皆様方に大変御迷惑、御心配をおかけしているわけでございますが、
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 先生おっしゃるように、このような事故が現実に発生した以上、過去のことが正しかったということはないんだと思います。ないんだと思いますが、考え方として、やはり多重性、多様性が一番重要であることは、これは変わりがないと思います。 私、先ほど申し上げましたように、それをどのように実際に設計であるとか実際のアクションにつなげるか。例えば、今回も、五号機、六号機においては
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 それは、私が原子力安全委員会の委員長を仰せつかっていたときのお話ではございますが、そのとおりお答えしたと思います。 現実にこのような事故が起きておりまして、私は、原子力に長年携わっております者として、国民の皆様方に大変な御心配、御心労、御迷惑をおかけしていることに対しまして大変申しわけないと思っておりますし、私自身、痛恨のきわみでございます。 今先生お尋ねの
○政府参考人(鈴木篤之君) 原子力安全委員会の鈴木でございます。ありがとうございます。 お答えを申し上げます。 「もんじゅ」につきましては、先生おっしゃいますように、この資料にもございます九五年にナトリウム漏えい事故というのがございまして、それ以後止まっておりますが、安全委員会といたしましては、当時専門家に集まっていただいて、このような事故が二度と起きないような再発防止策を十分に検討するよう点検項目
○鈴木参考人 原子力安全委員会の鈴木でございます。先生お尋ねの件につきましては、今、原子力安全委員会の方で耐震安全性の確認作業等を行っておりますので、お答え申し上げます。 新潟県中越沖地震が起きる前の年、平成十八年になりますが、原子力安全委員会では、耐震安全性に係る審査指針を改定いたしました。そして、その耐震安全性を新しい指針に基づいて確認してもらうと同時に、必要に応じて強化工事もしてもらうということを
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 原子力安全委員会においては、繰り返しますが、原子炉等規制法に基づく、災害の防止上支障がないという観点において審査を行いまして、その結果、事業者の申請内容は妥当である、こういう結論に至りました。 今委員がお尋ねの件は、まさに今後具体的な操業に入るに当たって実際のアクティブのホット試験をしている最中に、今そういう状況にあると理解しておりまして、これは今後の実際の操業
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 委員御指摘のように、いろいろなトラブル等がございますので、そういうことにつきましては、原子炉等規制法の定める災害の防止上支障がないことという観点から、原子力の安全については万全を期さなきゃいけないと安全委員会も思っております。 それで、最近いろいろ、今委員がおっしゃったようなことについては、安全委員会といたしましても、規制行政庁から報告を受け、特に「もんじゅ」
○政府参考人(鈴木篤之君) ありがとうございます。 私どもは現在、安全審査の専門性、中立性、透明性に係る今後取組をどのようにしたらいいかということにつきまして審議していただくために、原子力とは関係のない先生方にお集まりいただいて懇談会をつくり、その場で議論していただいております。 そこでの議論を通じて大体その案が固まりつつあるわけでございますが、やはり専門性は非常に重要だということで、かつ中立性
○政府参考人(鈴木篤之君) ありがとうございます。 安全委員会といたしましては、先生おっしゃるようにいろんな多様な意見については、予断を持つことなく、これを検討の俎上にのせて審議するというのが一番重要だと、こう思っております。現在、私どもはそのような考え方に基づいて審議しているつもりでございますが、先生がお尋ねの柏崎刈羽につきましては、新指針に基づくいわゆる耐震安全性の再確認、バックチェックですね
○政府参考人(鈴木篤之君) お答え申し上げます。 まず第一に、過去の安全審査についてでございますが、この入倉委員長の御発言については、私もこの会合に言わばオブザーバーとして陪席しておりましたので記憶しております。 私の理解は、それぞれの安全審査においては、それぞれのその安全審査の時点における科学的知見を十分に反映した上で審査するということになっておりまして、そういう意味でいえば、過去の安全審査においては
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 今先生がおっしゃる意味においては、耐震設計上想定すべき地震動という際に使っております想定ということでございまして、これは、そこにまず実際に活断層が存在するか否かに関する科学的知見、これを最大限に活用いたしまして、そこには、しかしながら、科学といえどもわからない点があろうかと思いますので、それを、先生が先ほどおっしゃいましたように、安全性を重視した形で評価し、その
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 安全側に評価するということは私ども非常に重要だと思っておりまして、今先生のお尋ねの件につきましては、F—B断層そのものの長さをより安全に、きちんと見込んで評価するということで、先生御承知のように、中越沖地震に関しまして地震本部が見解を示していますが、それによれば、私の記憶では、二十七キロと言われています。それを、申請者は、まず三十四キロと安全に評価し、これを保安院
○鈴木参考人 ありがとうございます。 その点について、耐震指針におけるくだりをちょっと読ませていただきますと、「耐震設計上考慮する活断層としては、後期更新世以降の活動が否定できないものとする。なお、その認定に際しては最終間氷期の地層又は地形面に断層による変位・変形が認められるか否かによることができる。」「活断層の位置・形状・活動性等を明らかにするため、敷地からの距離に応じて、地形学・地質学・地球物理学的手法等
○鈴木参考人 ありがとうございます。 まず、今回、一連のこういうトラブルが発生したことにつきましては安全委員会も深刻に受けとめておりまして、先ほど申し上げましたように、四月には、委員長見解ということで、「もんじゅ」ナトリウム事故以降、総点検をしてもらっていたんですが、もう一度総点検のやり直しをするぐらいの意気込みで安全については真剣に取り組んでほしいということを要請しているところでございます。
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 事故についての報告は、法令に基づく報告があったことについては安全委員会に対し保安院から報告を受けることになっておりまして、それが私どもにあったのがことしの四月の十日だったと記憶しております。 この報告を受けて、私どもとしても、今吉井先生が御指摘のように、このようなことが今後はないようにしてほしいということで、早速機構の人にも来てもらいまして、翌週、機構からその
○政府参考人(鈴木篤之君) お答え申し上げます。 私が理解しておりますのは、まず電力会社なら電力会社が原子炉施設を設置する場合に、どこに原子炉の建物を具体的に建てたらいいかについては、これは地下の地盤等を精密に調査した結果、慎重に安全を最優先に決められているものだ、また決めるべきものだと、こういうふうに考えています。 そういう意味でいえば、そこの直下に、建物の直下に活断層があるような場合に、これは
○政府参考人(鈴木篤之君) ありがとうございます。 私どもは、原子炉施設の耐震安全性につきましては、活断層の調査をまずきちんとやってください、その調査結果に基づいて原子力発電所の設備に大きな影響を与えるかもしれない震源を特定し、それに基づく地震動を評価して、その地震動に対して原子炉施設が耐震健全性を保つようにという、この活断層の評価それから地震動の評価、それに基づく施設の健全性の評価という三つのステップ
○政府参考人(鈴木篤之君) お答えを申し上げます。 原子炉の立地審査指針にそういうことは明記してございません。したがいまして、原子力委員会が定めております指針類に関連してそのような表現が使われているというふうには私どもは理解しておりません。
○鈴木参考人 先生おっしゃるとおり、安全委員会としては、予断を持つことなく、審査、確認、検討してまいりたいと思います。 先ほど先生がおっしゃった敦賀の三、四号炉につきましては、新設の案件でございますので、これにつきましては、議論されている活断層の位置等を含めまして、これから建てる原子炉設備でございますので、先生の御意見等も十分参酌した上、安全性に十分配慮した審査あるいは許認可をしていくべきだ、こういうふうに
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 今回の中間報告等で明らかになった断層の存在につきましては、それを前提に、そこで大きな地震が発生した場合に、設置予定、あるいは既に設置されている原子炉に対してどのような影響を及ぼし得るかということについて厳密に精査した上、それが耐震安全上、問題があるのかないのかということを厳正に審査してまいりたいと思います。 ありがとうございました。
○鈴木参考人 お答え申し上げます。 いずれの原子力発電所におきましても、設置申請段階でわかっている科学的な知見に照らして、活断層の存在等につきましては十分に調査した上、当該原子炉施設に地震動として影響を及ぼす可能性のあるものについては漏れなく評価をし、審査をしているというふうに理解しております。 ただ、いろいろな活断層に関する調査等につきましては、学問も進歩いたしますし、調査技術、地震の計測計を
○鈴木参考人 その点につきましては、断層等がそこに建てる原子炉に深刻な影響を及ぼすかどうかを厳密に評価した上で判断させていただきたいと思っております。 定性的に言えば、直下に大きな断層があり、それが大きな震源となり得るような場合には、これは評価によって多分そのようなところに立地することは難しくなるというのが通常であろうと思います。
○鈴木参考人 ありがとうございます。お答え申し上げます。 安全委員会といたしましては、新設の原子炉の設置申請が出てまいりました段階で、その敷地における地質調査等について厳格に審査した上、その敷地において原子炉を建てた場合にその原子炉に影響を及ぼすであろうその震源となり得る断層等に関する調査、これを厳密に評価し、その中でそれに対して十分な耐震設計がなされるかどうかを評価した上で安全委員会としての安全審査
○鈴木参考人 どうもありがとうございます。お答えを申し上げます。 お尋ねの点につきましては、原子力安全委員会といたしましても大変深刻に受けとめております。 まず、地震と機器等の故障、トラブルが同時に発生した場合についてでございますが、先生御案内のように、原子力安全委員会としましては、まず、耐震安全性については安全審査の段階でこれを徹底的に審査すると同時に、高経年化につきましては、原子炉を運転開始
○鈴木参考人 調査の結果を踏まえまして、指針が現在の指針のままでいいのか、あるいは、それをさらに見直す必要があるのかにつきましては検討させていただきたい、そのように思っております。
○鈴木参考人 安全委員会の鈴木でございます。お答え申し上げます。 昨年の九月に改訂いたしました新しい指針は、いろいろな意味で旧指針に比べると厳しくなっておりまして、今先生お尋ねの断層等の調査の方法につきましても、最先端の技術、方法を駆使して行うことということになっておりまして、したがって、新しい指針というのは、そういう意味では、まず、現在考えられる一番進んだものになっているのではないかと思っております