1983-03-18 第98回国会 衆議院 環境委員会 第4号
○鈴木参考人 基本的には吉田先生と変わりないと思います。先ほど吉田先生が私を補助していただきましたので、今度は私は反対に吉田先生を支持する発言をいたします。 この十年間、大気汚染の研究は確かに進んだと思います。しかし、その進んだのは、研究というものを御存じの方ならすぐ御理解いただけますけれども、基礎的な面において研究が進みました。そして現在、四日市のときに非常に心配したときに行ったような、緊急時に
○鈴木参考人 基本的には吉田先生と変わりないと思います。先ほど吉田先生が私を補助していただきましたので、今度は私は反対に吉田先生を支持する発言をいたします。 この十年間、大気汚染の研究は確かに進んだと思います。しかし、その進んだのは、研究というものを御存じの方ならすぐ御理解いただけますけれども、基礎的な面において研究が進みました。そして現在、四日市のときに非常に心配したときに行ったような、緊急時に
○鈴木参考人 二種以上の物質が加わったときにどうなるか、これは非常に学問としては興味がございますので、非常に多くの報告が出されております。わが国におきましても、諸外国におきましても同じでございます。しかし、物質につきましては必ずしも多くはないのです。要するに、普通行政で注目している物質とお考えになっていいと思いますが、普通二つ以上の物質が加わりますと、影響が打ち消し合って、よくなってしまう。それからもう
○鈴木参考人 御指名いただきました鈴木武夫です。 私は、研究者として、大気汚染を通じて環境問題を勉強している者でございます。すでに御意見をお述べになりましたお三方とは違いまして、公害健康被害補償法の運営に直接関係したことはございません。しかし、この制度ができましたときに、関係委員会に参加する機会がありましたので、補償制度には当時も、また現在も関心を持っている者でございます。 補償法は大気汚染による
○参考人(鈴木武夫君) いま先生がおっしゃいましたとおりでございます。私たちの委員会といたしましては、判定条件と指針ということでございます。
○参考人(鈴木武夫君) いまの前田先生のお書きになったものは、一般論といたしましては私はそうありたいと思います。で、わが国を含めて、世界各国で、それまでの疫学調査というものは、現実には行うことは非常に困難でございまして、行っておりません。いまのお話のハーバードの問題は、フェリス教授といわれる方でございまして、私の友人でございます。二年前からその話は聞いております。 それで、結局、いまそこでお挙げになりました
○参考人(鈴木武夫君) 私、きょう二十分間で何をお話しするか、実は御指示がございませんでしたので、NO2の判定条件の委員会をお世話しました者としての立場から、とりあえず、その経過についてを主としてお話ししてよろしゅうございましょうか、最初は。御質問はまた後で承るといたしまして。――では、お許しありましたので、その立場で最初はお話しさしていただきたいと思います。 私たちが作業いたしました、二酸化窒素
○鈴木説明員 環境汚染による健康被害がないというふうに会社側がおっしゃったといたしますと、それは報告がなかっただけでございます。ですから、したがいまして、こういう事件が起き、現地を拝見いたしました限りにおいて、あれだけの量の物が、あれだけの厚さに捨てられているとなりますと、いま渡部先生がおっしゃった意味において、正しい意味の計画を持った調査が行われるべきである、すなわち有害であるという前提において調査
○鈴木説明員 惨めな立場に立たされましたが、先生のおっしゃること、私は個人的には賛成いたします。学問というものはそのためにあるはずです。日本で症例があろうとなかろうと、どこで症例が起きようと、学問というものは国際的な財産であると思われます。それが行政に移るときに、どういう姿勢をとっているかというのは国の問題でございましょう。それは行政の問題であると同時に、先生方の問題でもあると私は思われます。それでなかったならば
○鈴木説明員 がんの問題は大変むずかしゅうございまして、いま先生の御質問に明確にお答えすることは私はできないと思います。というのは、全住民がいまクロム工と同じ職場に働いておると考えられて、それでたばこの煙とクロムの影響との差をおっしゃっているのか。あるいは何しろ、がんを起こしますいろいろな物質は、私は数千種類あると思います。環境性因子といたしまして。そのうち何に注目して考えるのかというものの絡み合いでございますので
○鈴木参考人 では窒素酸化物と光化学オキシダントと硫黄酸化物の環境基準の専門委員会でどういうことが相談され、きめられたかを簡単に御説明いたします。 窒素酸化物は、いま伊東先生からお話しのありましたように、空気がある一定以上の高温度で熱せられますと出てまいりまして、その影響はいままで注目されておりました亜硫酸ガスその他のガスに比べますと激しいものがございます。と同時にいま御説明のありましたように窒素
○鈴木説明員 いまの北海道の調査は、数年前の調査なんですが、北大の公衆衛生学教室でやられまして、そういう肺ガンがふえるのはなぜかといういろいろの影響します要因を分析されておるわけであります。そしていろいろの要因が、みんな肺ガンがふえるのに関係がございます。都市というものに従いますいろいろの性質は、北海道の肺ガンの発生率と非常によく一致しております。その中の一つとしての大気汚染、ことに大気汚染の中の発
○鈴木説明員 先生の言われるように、自動車の排気ガスが私たちの耐えられない程度にふえてきたというのは、ごく最近でございますので、克山病、要するに先生のおっしゃるように循環器障害、それからさらに先生は脳軟化症のほうの御心配だろうと思いますけれども、そこまではまだ至っておらないようです。ですから私、個人的意見を言わしていただけば、交通巡査のような方は定期健康診断にそれを入れることによって、将来にわたる予防
○鈴木説明員 自動車の排気ガスは何と申しましてもすぐ目につきますので、だれでもおそらく何か事があるのではないだろうかということがわかるわけでございます。ところが、自動車の排気ガスと申しましても、実際は乗用車、二輪車、三輪車、四輪車、軽四輪車、それからトラック、みんな排気ガスの成分が違います。そしてその運行条件、あるいは走行条件と申しますか、それによりましてよごれものの量というのは非常に極端に変化いたします
○鈴木説明員 鈴木でございます。きょうは大気汚染の人間の健康に及ぼします影響を説明せよということでございますので、大至急プリントを用意してまいりまして、これを中心としてお話し申し上げたいと思います。 人間に対します影響というものは、どの範囲をもって人間に対する影響と考えるかということは、実は最初に申し上げなければならない非常に大きな問題であろうかと思いますが、その点につきましてのいろいろの討論が国会